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青とクラス

朝からチカの叫び声を聞いて登校した、教室に入ると全員いた

「おはようカイ!」

「おはよダイチ」

「ってか、チカと一緒!?」

そういえば言ってなかったな、めんどくさいし気付かれるまで、言わないでおこ

「別に良いだろ、カイと一緒に登校するくらい」

「いやでも!」

「ダイチ、うるさい」

ユメちゃんか、みんなそう呼んでるから俺もそう呼んでる、昨日も間の休みに人形作ってたな

「ユメ、馬鹿どもは気にしない方が良いよ」

ユメのお守り役のサエ、いつも勉強してるらしい、ちなみにサエが委員長

「サエは何してるの?」

「カイには分からないよ」

何だこんなものか

「ちょっと貸して」

「はい」

案外簡単だったから、ササッと解けた

「あってるだろ?」

「すごい、何で解るの?」

「さぁね」

そういって席に座った、そういえばさっきから窓際で一人で外を眺めながら紅茶を飲んでる奴が

「ミッチー、おはよ」

ミッチーは雰囲気が及川光●に似てるし、ミノルだからミッチー

「あぁカイ君、おはよう。今日も綺麗な顔をしてるね、流石、僕が目を付けた男性だ」

コイツはホモです。

そんな事をしてる間に、いつの間にか先生が入って来てた

「あ、あの〜、座ってください…」

「フウちゃんおはよう!」

ダイチが挨拶をした、フウちゃんとはダイチが最初にかましたミスからできたあだ名、みんなフウちゃんって呼んでる

「おはよう、でも座ってほしいな…」

まとまりが無い、何となくこうなるとは思ってたけど

「ダイチ、終わってから騒げ。チカ、早く座れ。ミッチー、お茶は後にしろ」

『はい』

ってか転入生が何でクラスを仕切ってんだよ、普通委員長のサエがするべきだろ、サエはユメちゃんと話てるし

「ありがとう、カイ君」

生徒を下の名前で呼ぶ先生も珍しいよな。


朝のHRが終わって授業が始まった、授業はフルスロットルで寝る派だから、転入して最初の授業から爆睡

「シシキ起きろ!」

“ゴツ!”

「痛ぁ!!」

歴史の本の角で思いっきり叩かれた、あの痛さは尋常じゃない、ってかサエ以外は大爆笑だし

「カイ、大丈夫か?」

「チカのパンチよりはマシだよ」

「なっ、アタシがせっかく心配してやってるのに」

俺達の会話にみんなクエスチョンマークが浮かんでる、サエは授業中断するなと目で訴えてきたし

「シシキ、鉄砲は何処の国の人によって、日本に伝来された?」

そんな問題かよ、常識中の常識だろ

「ポルトガルだろ」

「せ、正解だ」

何ビックリしてるんだよ、俺が鉄砲伝来を知ってちゃいけないのかよ。


十分休みの時だった、急にユメちゃんが大声ん出した

「あぁ!」

『何!?』

ダイチとチカは黙ってるし、ミッチーはお茶を被ってる、サエはシャー芯が折れてる、俺は椅子で飛び跳ねた、ユメちゃんはいつも声が小さいから、こんな声を出すことはないと思う

「チカ、カイ、手を繋いでるの、見た」

『えぇ!?』

何だユメちゃんに見られてたんだ、別に良いんだけど

「ユメ、ホントか?」

「ユメ、嘘、言わない」

「どういう事だ!二人共説明しろ!」

ダイチが頭を抱えて変な動きをし始めた、この動きだけでM1に優勝できそうだな

「だって、チカ」

「何て言えば良いんだよ」

「まぁ普通に」

チカの隣行って、肩を抱き寄せた

「それは、俺達付き合ってるから、な」

「まぁね、でも人前でこれはやめろ」

チカが離れて行った

「嘘だ!チカに彼氏が!しかもこんなイケメンの!」

「ダイチ、少し落ち着け」

「カイ君、僕という存在がありながら」

「ミッチー、誤解されるような事言うな」

「勉強に集中できない」

「サエには迷惑かけないし」

「不潔、考えられない」

「ユメちゃん、子供にはまだ分からないな」

みんなの驚きと、冷ややかな目が注がれてるし、まぁ関係ないし、誰が何と言おうがチカを好きな事は変わらないし

「あの〜、もう授業が始まってるんだけど…」

「フウちゃん!国語の先生なんだ、よろしくね!」

いつの間にかフウちゃんがいた、それにしても陰が薄いな、もう少し堂々と出来ないのかね

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