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青の新生活

今日は何時になく早起きをした、今日は樹々下家一日目という事で、朝飯ビックリ作戦実行中、俺を受け入れてくれた感謝の意味を込めて、朝飯作ってる、って言ってもいつも通りの朝飯だけど

「おはよぉ、おか…、じゃなくてカイ?」

最初に起きて来たのユキだった

「おはよ」

「何でカイが?」

「良いじゃん別に」

何か恥ずかしくて

「感謝してます」

とは言えないよな。

その後、おとぉとおかぁが起きてきた、ってかこの呼び方慣れないな

「カイじゃねぇか!朝飯作るとは気が利くな!」

朝からこのボリュームはキツイな、頭がガンガンする

「これからはカイに3食頼もうかしら」

「いや、たまにで…」

「たまにでも有り難い」

朝から威圧感があるな

「早く食べようよぉ」

「じゃあ食うか!」

「おいしいじゃない」

『早!』

おかぁはマイペース過ぎる、すぐにみんな食べ始めた

「うめぇじゃねぇか!」

「料理上手だなぁ」

「料理は慣れてるから」

料理を誉められて嬉しかった、コックさんになろうかな

「美味し過ぎて悔しいわね」

目がまた怖い、あれは獲物を狙う目だ

「ごちそうさまぁ!」

「ユキ早!」

あっという間に食べ終ってる、その後ユキが食器が洗いだした

「偉いなユキ」

「うちじゃ当たり前だよぉ」

「おかぁちゃんが怖いからな!」

おかぁがおとぉを睨んでる、おとぉが小さく見える、この家の男は尻に敷かれるタイプらしい(今日の教訓)


俺も食べ終って部屋に行った、ユキの部屋にいさしてもらってるんだけど

「カイ、ホントに料理上手いなぁ」

「いつでも作ってやるよ」

「マジでぇ!?あれがいつでも食えるなら最高だよぉ」

「かなり過大評価されてるな」

いつもこれしか食ってないから分からないけど、俺って案外才能あったりして

「ユキ!カイ!」

この声は…、下を見るとチカとマミ姉がいた、相変わらず非常識な奴

「うるさい」

「いいから早く海に行くぞ!」

何か今日はテンション高いな

「用意して行くかぁ」

「ゴメン、少し待ってて」

チカとマミ姉を待たして、着替えた、こうやってユキと暮らしてるとホントに兄弟みたいだな……、いや、兄弟なんだよな


「お待たせ」

「この調子だと、ユキんちに居候させて貰ってるんだな」

チカの安堵の表情を見ると、俺まで安心する

「居候じゃないよ」

「カイはもう家族だよぉ」

「ジョニーらしいな」

「そうそれだよ!何でみんな黙ってたんだよ?」

みんながクスクス笑ってる、何でだろ

『何となく』

全員でハモらなくてもいいじゃん、しかも自信満々で

「もういいや、海に行こ」

俺は一人で海に行こうとしたけど、チカが後ろから走ってきた

「逃げるなよ」

「逃げてないし、テンション高くない?」

「グフフフ……」

変な笑いかたしてるし、何がそんなにおかしいのか

「キモイ」

「うるさい」

“ボフッ!”

痛っ、チカ裏拳が腹に入った、久々に食らうと更に痛い

「痛いし」

「カイが変な事言うからだろ」

「で、何でテンション高いの?」

朝飯が出てきそう、チカは格闘の道で生きた方が良いんじゃないの

「だってこれからずっと、カイとサーフィン出来ると思うと、嬉しいだろ」

サーフィンか、俺は会えるだけで嬉しい、何て普通に言えたら良いんだけどな

「じゃあ、サーフィン漬けになるか!」

「おう!」

こうやって俺の新生活が始まった、焼けないように頑張ろ

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