【間話2年B組金ちく先生】第4話 裏校舎の掟
【間話:2年B組金ちく先生】第4話 〜裏校舎の掟と、プロの仕事術〜
腐ったみかんの問題がはひと段落したがうちのクラスにはもう1人 問題児がいるスケバンのケメ子だ。
ある日の放課後。金ちく先生は、裏校舎から聞こえてくる不穏な声を聞きつけた。
「……おい、あんた。その財布、ちょっと重そうじゃない? 肩凝るでしょ、私が軽くしてあげるわよ」
金ちくが角を曲がると、そこではケメ子が子分たちを引き連れ、下級生の生徒を囲んでいた。まさにカツアゲの真っ最中だ。子分の一人が、焦って獲物の女子生徒を突き飛ばそうとしたその時、ケメ子が鋭い声を飛ばした。
「ちょっと、あんたたち! 何やってんのよ。いい、やるなら跡が残らないようにボディにしな顔はやばいよ!」
そのあまりに的確すぎる「暴力の指導」に、隠れて見ていた金ちくも思わず感心しそうになった。「なるほど、ボディか……」いや、感心してる場合じゃない。
「待てーい! ケメ子、お前は何をしてるんだ!」
金ちくが飛び出すと、ケメ子はペッとガムを吐き捨てて睨んできた。
「何よ、金ちく。今、後輩の『実技実習』の最中なの。邪魔しないでくれる?」
「カツアゲを実習にするな! しかも何だ、その『顔はやばいよ』って。
「まずお前はその パーマ 頭を直してきなさい!」すると後ろから着いてきた、きよぴこが
「ケメ子は天然なんだ、そのせいで上級生によく絡まれてて…その結果 の 今なんだ。」
きよぴこの後ろから佐久が顔を出して言った「サクサク!」
「きよぴこ今なんて言ったんだ!?」
「佐久は僕は幼稚園の頃からケメ子さんを知っているけど小さい頃からずっとあの髪型だよって言ってる!」
今4文字しか入ってないのになんでこんな長文なんだよと思うが スルーする。
「うるさいわね! 私はね、親からは無視されて、学校じゃ腫れ物扱いされてるのよ。せめてこの裏校舎でだけは、完璧なリーダーでいたいわけ。……跡がつかないように殴る。これが私なりの、社会への復讐であり、美学なのよ!」
ケメ子は鼻を真っ赤にして、捨て台詞のように叫んだ。
「どうせ私なんて、中身が腐ってるどころか、もう『乾燥みかん』みたいにパサパサなんだから!」
金ちくは、彼女の腕を掴んで叫んだ。
「お前は パサパサ じゃない モレモレだ!そうやっていつも怒って頭から蒸気を出すから 不良のような髪型になるんだ」
「……え、今その話!?」
お前が狙うべきは他人のボディじゃない、自分の幸せな未来だ! ……よし、今日の宿題は、誰も殴らずに家へ帰ることだ。いいな!」
金ちくの強引すぎる説得に、ケメ子は呆れ果てて「……バカじゃないの、この長髪」と呟きながらも、財布を獲物に突き返して帰っていった。
一人残された金ちくは、誰もいない裏校舎で「サクサク?サクサク!違うな…サクサク、俺にはわからん。




