心を覗かないで下さい
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
日本人って、自己肯定感低いじゃないですか。
だから、ここまで乱暴にしないと、きっと本当に救われたい人は救えないのだと思います。
人の心の声を聞く道具を持っていた。男なら右耳、女なら左耳にその耳飾りを付けると、意中の相手の心の声が聞こえる。
だから僕は右耳に耳飾りを付けて、彼女の事を見た。彼女は僕の事に気が付いて居ないようで、無表情に街中を歩いている。そうして聞こえるのは、自己嫌悪の言葉だった。
――私は居てもいなくても同じ存在で、なんなら居ない方が良い人間で、だから生まれ変わるなんて事はせずに、来世は自然現象にでもなりたいな。
しかし、次の途端僕に気が付いた様で、ずんずんと大股で此方に向かって歩いて来た。それから僕の手首を掴んで、静かに耳を指さした。
「プライバシーの侵害。今すぐ外しなさい、その道具」
彼女は険しい顔でそう言った。
「知ってるんだ。この道具」
「まぁ、家にあって、一回だけ使って、その後は物置行きだった」
彼女の顔は心情を映した悲しげな顔でもなく、僕を咎めた厳しい顔でもなく、至って平常時の穏やかな顔をしていた。
耳飾りはは彼女に言われて外したので、心の声を聞くことは叶わない。今、何を思い、何を考えているのだろう。また自虐的な言葉を並べているのだろうか。
「誰かから言われた訳でもないのに、自虐するのは良くないと思うよ」
そう言うと、彼女は僅かに顔を赤らめて、静かに俯いた。それから大きく一度深呼吸をして、目を合わせる。
「普段は隠しているんだ。あんまり言いたくない。だって言ってしまったら、メンヘラだってバレるし、構ってちゃんと変わらないから。これ以上、誰かの足を引っ張る様な真似はしないよ」
彼女は特段悲しんでは居ないようだった。さも世間話でもする様に、淡々とした口調で返す。とても湿気った言葉を吐くような人間には思えない。
でも皆きっとそうなのかも知れない。バレないように気を使って、一人静かに苦しんでいるのかも知れない。
「だから隠すの。全力で。その努力を無碍にする様な、そんな道具は嫌い。勝手に入ってきて、勝手に文句を言う人間は、私、嫌い」
「……」
彼女の顔は何時になく真剣だった。さっき僕を止めた時よりも、遥かに。
その後は何事も無かったかのように、別れた。翌日会った彼女は相変わらず淡々とした顔で仕事をこなしていた。まるで多くの人間がする様に。
なんでも許せる方向けです。
弱音を書くことに慣れてしまって、話すことが出来なくなりました。
超絶面倒くさい人間である事は百も承知な読者様は、Σ(゜д゜;)って反応なさると思います。
が、書くことの方が好きなので、言うのは苦手なんですよ。
それでも書けるだけ、私はまだマシな方ですね。
そんな人の心が読める、聞ける人が居たら、太刀打ち出来ないなぁと思います。
隠す事は得意なので、天敵になります。
本日は少し、疲れてしまいました。お許し下さい。
頭の中で梅香の君が
『あまり汚い、率直に貶す言葉を吐かないこと。どんどん知能が下がるよ』
と、私の中では比較的人間らしいお言葉をずっと仰ってます。




