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2.まほうのせかい(3)

 今回も短いです。

 区切り方下手すぎ。

 というわけで、本日も2話連続投稿・1話目です。

 しばらくして。

 私は結局、アルトさんとアリアさんに、ナイトと会った時のこと、そして私の決意について説明した。

 というか、笑顔のアリアさんに押されて、説明させられた。

 ここまで説明するのもどうかとは思ったんだけど、押し切られたんだよ......。

 アルトさんは既にナイトから聞いていたようでほとんど表情に変化は無かったが、アリアさんはひどく真剣な表情だった。

 そして私が話し終わると、真っ直ぐな目で、私を見た。


 「あなたの決意は、凄いと思うわ。

  だけど、現実的に言って、難しいと思うの」


 この世界のルール。

 『砦』の許可がない、必要以上の二世界間の移動はしてはならない。


 「私はね、アルトがいいと言うなら、こちらでのあなたの身元保証人になってもいいと思っているわ。

  だけど、あなたには、覚悟はある?

  ここの王様と『砦』を説得してここに残って友人を救出して、向こうに帰るための、ね」


 私も、真っ直ぐにアリアさんを見ていった。


 「はい。

  私は、『砦』にも出来ないことが出来るから、ここに残りたいです」


 例えば、「帰りたくない」なんて言われた場合の説得とか、ね。

 アリアさんは、「そう」、とだけ言って、私に笑いかけた。


 「話してくれて、ありがとう。

  じゃあ、今から、行きましょうか」


 と、ドアの方を示した。


 「はい?」


 「あなたの決意、『砦』の方にもちゃんと話してね」


 「え、えええ~!」


 こ、心の準備をさせて!

 きょうだい揃って無茶ぶりしないで?!

 こうして、私たちは、話し合いの場である王様の執務室まで向かうことになったのだった。

 ああ、『ドナドナ』が遠くから聴こえてくる。

 この周辺の話の進め方、本当に、どうすればより自然になるか、と悩んでいたパートでした。

 何度かあった書き直しで、この第2話・第3話は特にがらっと変わり、これが最終形態となった、という裏話。

 納得していない部分もあるので、いずれこっそり手直ししている、かもしれません。

 それでは、紺海碧でした。次は、同時投稿している、はずの、第3話へと続きます。それでは、どうぞ!

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