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06 公園


 ゴンザの店を出て、家までの道をとぼとば歩く。


 アニーニが抱え込んでしまった厄介ごとについて考えていたら、すごく喉が渇いた。


 公園に新しい屋台が出ていたのを思い出す。



 屋台で温かいお茶を買って、近くのベンチへ。


 座ろうとしたら、お尻に違和感がって、



 あっ、マジックバッグ持ってるの私だった。



 どうしよう、これ。


 なんか、手が吸い寄せられるように動いて、


 あの短刀を、手に持ってる。



 目が離せない。



 どんだけきれいなお姉さんだか知らないけど、私のニィニになんてことしてくれてんのさ。


 ちっちゃい頃におじさんが亡くなってからおばさんとニィニがどんだけ苦労してきたのか、


 幼なじみの私は誰よりもよく知っている。



 ゴンザは関わるなって言ってたけど、


 絶対にお姉さんにこれを突き返してやる。



 バッグに短刀を戻してお茶を飲もうとしたら、屋台のお兄さんと目が合った。



 なに見てんのよ。




 辺りに誰もいないことに気付いて、



 首元がヒヤッとして、



 気を失った。



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