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01 マリオネ

『リヴァイス 04.5B くのいちと旅の事情』の続きです。


 お楽しみいただければ幸いです。




 私の名前はマリオネ。



 一応冒険者だけど、成り立てなんでまだ大した冒険はできてないです。


 幼なじみのアニーニとふたり、パーティー組んでがんばってます。


 組んでるんだけど、なんか最近あいつの様子がおかしいのです。


 で、まことに不本意ながらあやしい行動をとっているあいつを尾行しているわけで。




 街の門を出てすぐの森、あいつめ、森の中に入りもしないでうろうろしてるよ。


 あやしい。


 なんか、一本の木の周りをきょろきょろ見まわしてますね。


 マジックバッグから何か取り出してって、あれは短刀?


 しげしげと……ながめて……


 ため息ついて、しまっちゃいました。


 何なんだろ、ホント。



 困ったな。


 最近、依頼を受けても身が入ってないっていうか、上の空っていうか。


 冒険者始めたばかりの頃は、やる気全開で見ているこっちが恥ずかしくなるくらいだったのに。



 ホント困る。


 他の子たちからのお誘いを断ってまでパーティー組んだ私の気持ちを少しは考えろっての。


 おばさんにだって、よろしくねって頼まれてるんだからね。



 あ、そうだ。


 おばさんだったらなにか知ってるかも。


 そうと決まれば、あんな不審者なんか放っといておばさんちへ行きますか。



 まだうろうろしてるよ、ホントまったく。



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