私の殺してほしい人を直ぐに始末してください!
___私の人生は、何の為にあったのか?
今は、毎日のようにそう思う。
___私の人生は、25歳までは全て順風満帆にいっていた。
大好きなパパママの元で育てられ、ずっと欲しかった妹もできたし。
私が欲しいモノは、何でも手に入った。
中学2年生の時に、初めて付き合った彼は? 私より1つ上の先輩。
凄く優しくて、サッカー部のキャプテンもしていたほど。
皆の憧れというか? 私の女友達も、クラスの女子もこの先輩の
事がみんな好きだった。
___そんなカッコイイ!
サッカー部の先輩と私は付き合えたわ。
皆の視線は、私に向けられる。
【どうして? こんな女と先輩は付き合う事ができたのか?】
【もっと、先輩に相応しい女性がいたはず!】
【わたしの方が、先輩に相応しいわ!】
【あんな子より、可愛い女の子はたくさんいるのに、、、!
何故? あの子を先輩は選んだんだろう?】
・・・そんな風に、言われてるみたいだった。
だけど? 先輩といる時はとても幸せを感じられたわ。
先輩は、ちゃんと私だけを見ててくれたからよ。
*
___高校の時は、クラスの男子と両想いで。
お互いの気持ちが分かると? 直ぐに体の関係になってしまった。
愛し合うってステキだって! あの時、初めて私は思ったの。
___凄く見た目は、普通の彼氏だったのだけど?
優しい男性だったわ。
*
___大学に入ってからも、社会人になってからも。
それなりに、恋愛はしてきた。
片想いの時もあれば、両想いの時もあったし!
いつでも、私の隣には彼が居たわ!
・・・でも?
25歳の時に知り合った彼は?
初めは、凄く優しい男性だったのに。
半年も経てば? まるで別人のように変わっていったの。
彼とは? 付き合った時から“同棲”を始めたから。
変わっていく様が、あまりにも目で見て直ぐに分かった。
仕事をしても、直ぐに辞めてしまうし! 長続きしない!
だからなのだろうか! 今思えば? 彼は転がり込むよう
に私の一人暮らしの家に住み始めたというか? 私も彼が
好きだったし! 毎日、彼と一緒に居れる事が私は嬉しかった。
・・・だけど、そのうち。
彼は、私に暴力を振るうようになって、お金を無心するように
もなったわ! 私がお金がないと言うと! また暴力を振るう。
そんな感じで彼との間に、子供を身ごもったのに彼が子供は要
らないと言って私のお腹を集中的に蹴るようになって。
私は、お腹の子を流産してしまった。
愛情のないこの男と私は一緒に居て、本当に幸せなのか?
___それに、
私の知らないところで別の女と会ってるみいだで!
彼の服に、その女の香水の匂いが染みついていた。
私が、彼にその事を問いただすと? 彼は逆ギレをして
私に暴力を振るう。私は、ぼろぼろになりながら立ち上がると。
彼が私に、こう言うの。
『・・・ご、ごめんよ! 痛かったよね? もう、こんな事は
絶対にしないから! 本当に、ごめんね。』
___そう言って。
彼は、私を殴った後、、、。
私を優しく抱きしめるわ! 私は彼の優しさに負けてしまう。
殴られた痛みより、彼に抱きしめられた優しさで許してしまう。
・・・結局、
何も変わる事無く、月日だけが過ぎていってしまった。
私は、未だに! 彼と別れられない!!!
*
___そんな時、
私の携帯に、見知らぬ番号で電話が鳴ったの。
私は、その知らない番号でかかってきた電話を取ったわ。
『・・・もしもし?』
『___新山 あきなさんですか?』
『・・・あぁ、はい! どなたですか?』
『旦那さんからの暴力で、今? お困りじゃないですか?』
『・・・えぇ!? どうしてそれを、』
『貴女の親友の前田乃愛さんから、お話を聞きまして!
良かったら? 詳しくお話をお聞かせしてくれませんか?』
『・・・乃愛が? あぁ、はい!』
『では、また日にちと時間と待ち合わせ場所はこちらからご連絡
しますので、少しだけ待っててくれますか? それと! 旦那さん
には、絶対に内緒にしてください!』
『・・・・・・ははい。』
___後日。
私は、電話がかかってきた人と会う事になったの。
場所は?
古びた私の家から一駅離れた、喫茶店で待ち合わせをした。
『___奥さん! こっちです!』
『・・・あぁ、はい!』
・・・私と会った男性は?
まさかの!? 【殺し屋だった!】
その殺し屋の話を、詳しく聞くと? 別れさせ屋とか他にもいろいろ
方法はあるのだけど? どうせ! 刑務所に入っても直ぐに出てきて
元の状態になる事が多いという。
同じ過ちを繰り返したくないのなら?
旦那を殺すしかないと言われた!
___殺すと言っても、
私に、警察の手が及ぶことはない!
全く! 心配はいらないとも言われたわ。
殺すのは? 私と縁もゆかりもない人だから。
私が、まさか!? 旦那の死に関係しているとは?
警察も思わないだろうと、、、。
・・・それなら?
私は、【旦那を殺してほしい!】と頼んだの!
それに、殺してもらう為のお金は? 旦那の生命保険でいいと。
5000万円。それで! 交渉成立になったわ。
・・・やっと、彼から解放される!
私は、やっと! 自由になるのよ!
*
___数日後。
私の旦那は? 予定された通り、殺し屋に殺された。
保険金も、5000万円ちゃんと私の手元に入ってきて。
殺し屋は、4500万円でいいと言って、余った500万円を
私に渡してくれた。
『これは! 奥さんが今まで我慢してきた金だ! 受け取ってくれ!』
『・・・あぁ、はい。』
旦那の死体は? 生きたままコンクリート詰めにされて、何処かの海に
投げ捨てられたと聞いている。
___今頃。
半年経って、誰にもまだ見つけられていない。
私の出口のない人生は、やっとこれで終わったのよ!
最後までお読みいただきありがとうございます。




