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私の殺してほしい人を直ぐに始末してください!

作者: 七瀬
掲載日:2020/08/23






___私の人生は、何の為にあったのか?

今は、毎日のようにそう思う。



___私の人生は、25歳までは全て順風満帆にいっていた。

大好きなパパママの元で育てられ、ずっと欲しかった妹もできたし。



私が欲しいモノは、何でも手に入った。

中学2年生の時に、初めて付き合った彼は? 私より1つ上の先輩。

凄く優しくて、サッカー部のキャプテンもしていたほど。

皆の憧れというか? 私の女友達も、クラスの女子もこの先輩の

事がみんな好きだった。



___そんなカッコイイ!

サッカー部の先輩と私は付き合えたわ。

皆の視線は、私に向けられる。


【どうして? こんな女と先輩は付き合う事ができたのか?】

【もっと、先輩に相応しい女性ひとがいたはず!】

【わたしの方が、先輩に相応しいわ!】

【あんな子より、可愛い女の子はたくさんいるのに、、、! 

何故? あの子を先輩は選んだんだろう?】




・・・そんな風に、言われてるみたいだった。

だけど? 先輩といる時はとても幸せを感じられたわ。

先輩は、ちゃんと私だけを見ててくれたからよ。




 *



___高校の時は、クラスの男子と両想いで。

お互いの気持ちが分かると? 直ぐに体の関係になってしまった。

愛し合うってステキだって! あの時、初めて私は思ったの。



___凄く見た目は、普通の彼氏だったのだけど?

優しい男性ひとだったわ。




 *



___大学に入ってからも、社会人になってからも。

それなりに、恋愛はしてきた。

片想いの時もあれば、両想いの時もあったし!

いつでも、私の隣には彼が居たわ!





・・・でも?

25歳の時に知り合った彼は?

初めは、凄く優しい男性ひとだったのに。



半年も経てば? まるで別人のように変わっていったの。

彼とは? 付き合った時から“同棲”を始めたから。

変わっていく様が、あまりにも目で見て直ぐに分かった。

仕事をしても、直ぐに辞めてしまうし! 長続きしない!

だからなのだろうか! 今思えば? 彼は転がり込むよう

に私の一人暮らしの家に住み始めたというか? 私も彼が

好きだったし! 毎日、彼と一緒に居れる事が私は嬉しかった。






・・・だけど、そのうち。

彼は、私に暴力を振るうようになって、お金を無心するように

もなったわ! 私がお金がないと言うと! また暴力を振るう。

そんな感じで彼との間に、子供を身ごもったのに彼が子供は要

らないと言って私のお腹を集中的に蹴るようになって。

私は、お腹の子を流産してしまった。

愛情のないこの男と私は一緒に居て、本当に幸せなのか?




___それに、

私の知らないところで別の女と会ってるみいだで!

彼の服に、その女の香水の匂いが染みついていた。

私が、彼にその事を問いただすと? 彼は逆ギレをして

私に暴力を振るう。私は、ぼろぼろになりながら立ち上がると。

彼が私に、こう言うの。


『・・・ご、ごめんよ! 痛かったよね? もう、こんな事は

絶対にしないから! 本当に、ごめんね。』



___そう言って。

彼は、私を殴った後、、、。

私を優しく抱きしめるわ! 私は彼の優しさに負けてしまう。

殴られた痛みより、彼に抱きしめられた優しさで許してしまう。





・・・結局、

何も変わる事無く、月日だけが過ぎていってしまった。

私は、未だに! 彼と別れられない!!!




 *


___そんな時、

私の携帯に、見知らぬ番号で電話が鳴ったの。

私は、その知らない番号でかかってきた電話を取ったわ。


『・・・もしもし?』

『___新山 あきなさんですか?』

『・・・あぁ、はい! どなたですか?』

『旦那さんからの暴力で、今? お困りじゃないですか?』

『・・・えぇ!? どうしてそれを、』

『貴女の親友の前田乃愛さんから、お話を聞きまして!

良かったら? 詳しくお話をお聞かせしてくれませんか?』

『・・・乃愛が? あぁ、はい!』

『では、また日にちと時間と待ち合わせ場所はこちらからご連絡

しますので、少しだけ待っててくれますか? それと! 旦那さん

には、絶対に内緒にしてください!』

『・・・・・・ははい。』





___後日。

私は、電話がかかってきた人と会う事になったの。


場所は?

古びた私の家から一駅離れた、喫茶店で待ち合わせをした。


『___奥さん! こっちです!』

『・・・あぁ、はい!』




・・・私と会った男性ひとは?

まさかの!? 【殺し屋だった!】




その殺し屋の話を、詳しく聞くと? 別れさせ屋とか他にもいろいろ

方法はあるのだけど? どうせ! 刑務所に入っても直ぐに出てきて

元の状態になる事が多いという。


同じ過ちを繰り返したくないのなら? 

旦那を殺すしかないと言われた!



___殺すと言っても、

私に、警察の手が及ぶことはない!

全く! 心配はいらないとも言われたわ。



殺すのは? 私と縁もゆかりもない人だから。

私が、まさか!? 旦那の死に関係しているとは?

警察も思わないだろうと、、、。





・・・それなら?

私は、【旦那を殺してほしい!】と頼んだの!

それに、殺してもらう為のお金は? 旦那の生命保険でいいと。

5000万円。それで! 交渉成立になったわ。






・・・やっと、彼から解放される!

私は、やっと! 自由になるのよ!




 *



___数日後。

私の旦那は? 予定された通り、殺し屋に殺された。

保険金も、5000万円ちゃんと私の手元に入ってきて。

殺し屋は、4500万円でいいと言って、余った500万円を

私に渡してくれた。


『これは! 奥さんが今まで我慢してきた金だ! 受け取ってくれ!』

『・・・あぁ、はい。』



旦那の死体は? 生きたままコンクリート詰めにされて、何処かの海に

投げ捨てられたと聞いている。




___今頃。

半年経って、誰にもまだ見つけられていない。

私の出口のない人生は、やっとこれで終わったのよ!





最後までお読みいただきありがとうございます。

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