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寂しさを抱いて  作者: 橘皐月
24/24

第四章 寂寞 (終)

***


 あの日両親から画塾に行くことを許可してもらってから、週5日、放課後に画塾に通っていた。もちろん一般科目もやらなければならないので、授業中や家では必死に受験勉強をした。忙しすぎて本当にぶっ倒れてしまうのではないかという時もあったが、そんな時は親友の蒼衣や、今でも仲良くしている彼方と三人で気分転換にいつものソフトクリームを食べて気を紛らわせた。

 模試の結果を見て心が折れそうになった時もあったけれど、先生や家族に励ましてもらいながら私はなんとか受験を終えた。

 そして今日は私たちの高校、浜辺高校の卒業式。クラスの皆が集まるのは今日で最後だ。だから朝、教室に着いた後私はどことなく緊張していた。今日で最後なんだと思うと、周りの皆に対してどんな顔をすればいいか分からなかったから。

「おはよう、美桜」

 私が席に着いたところで不意に後ろから声をかけられた。もう何度彼女の「おはよう」を聞いただろうか。その声を聞くだけで、私はいつもの日常だと感じることができてほっとした。

「蒼衣、おはよう」

 私がそう言うと彼女は私の目を見てにっこり笑った。

「高ちゃん、やっちゃん、おはよう!あたしを忘れるんじゃないぞ~」

 憎まれ口をたたきながら3年2組の教室に入ってきたのは私たちのムードメーカー、彼方だった。

「おはようカナちゃん」

「あ、ごめんごめん。つい忘れたよ、おはよう」

「もー、高ちゃんってSなのぉー?」

 以前より長く伸びたポニーテールを揺らす彼女はやっぱり明るくて、私たちの最高の友達。高校生活を蒼衣や彼方と送れたことに私はとても感謝している。

「はいはい皆席着けー。他クラスのやつは自分の教室に戻れよ。もうすぐ卒業式が始まるから、廊下に並んで準備するように」

 担任の田中先生がそう言うと、彼方が「バイバイ」と手を振って2組の教室を後にした。

 先生は新調したスーツをピシッと着て、でもどこかそわそわしている様子が伝わってきて、私は思わず失笑した。

「先生緊張してる~」

「な…、まあそうだな。実は手汗がひどくてな、ハンカチを3枚も持ってきてしまった」

 私と同じように感じていた生徒の一人がツッコミを入れるとクラスがわっと笑いに包まれた。

 楽しい。

 今まで受験勉強に必死で忘れかけていたけれど、皆で送る学校生活は本当に楽しかった。それが終わってしまうのが寂しくて、きっと皆嘘でも明るい雰囲気に盛り上げたいと思っている。

「さあ、皆早く整列しろよ。他のクラスはとっくに並んでるぞ」

 先生の一声で私たちは急にきりっとした表情になって廊下に整列した。

 そして、浜辺高校の卒業式が始まった。

 校長先生や来賓の方からたくさんの祝辞をもらって、私たちはこの学校を巣立つ。定番の「仰げば尊し」を歌っている最中に周りで静かにすすり泣く声が聞こえた。私は涙は出なかったけれど、今まであったことを思い出して胸がいっぱいになっていた。

 浜辺高校では私にとって幸せな経験も苦い経験もすべてを学べた。そのことに精一杯の感謝を込めて。

 さようなら、私の大好きな場所。


「美桜、私合格したわ!」

 卒業式から5日後、私は携帯電話を握りしめた手を震わせてそんな親友の歓喜の声を聞いた。

「ほんと⁉おめでとう蒼衣!」

「うん、ありがとう美桜。美桜はどうだった?」

「待ってね、今探してるとこ…」

 そう、私はたった今第一志望のA県の美大で人ごみにのまれながら必死に掲示板に張り出された番号を目で追っていた。そんな私の周りでは合格して喜びに満ちた声を発する人や、不合格ですすり泣く人がごちゃごちゃになっていて。できることなら早くこの場から逃げ出したい気持ちに駆られながらも、私は掲示板とにらめっこしていた。

「111、115、116、……120、あ、あった…!」

 私は掲示板にしっかりと記された「120」という数字と、受験票に書かれた数字を照らし合わせて、心臓が飛び跳ねるのを感じた。

「あった、番号あったよ蒼衣‼私、合格だ!」

 感極まって携帯越しに私の結果を待っていた彼女にすぐに報告した。

「おめでとう美桜。本当に本当におめでとう……!」

 電話の向こうで蒼衣が嬉し涙を流している様子がありありと伝わって来て、私も気が付くと涙が止まらなかった。

「うぅっ…ありがとう蒼衣…私、頑張って良かった」

 夢を見つけるまで、自分が何のために勉強しているのか分からなかったけれど。両親に希望を打ち明けて反対された時、目の前が真っ暗になって逃げ出したくもなったけれど。

 彼女が私に道を示してくれたおかげで、私は最後まで頑張ることができた。

 ありがとう、蒼衣。

 何度でも言うよ。私の手を引いてくれて、本当にありがとう。


 家に帰って結果を両親に報告すると、二人ともとても喜んでくれた。母は泣きながら私の頭を撫で、父は相変わらず不愛想だったが一言「良かったな」と言ってくれた。私は二人に塾代を出してくれたことを感謝しながら、照れ臭かったが「ありがとう」と言った。

 そしてA県に行く前日、私は最後に思い出の場所を見て回ろうと一人で家を出た。雲雀駅まで歩いて、いつものように電車に乗る。浜辺駅で下車した私が改札を抜けた、その時だった。

「美桜ちゃん!」

 懐かしい声がして私は振り返る。

「ひ、陽詩…!」

 そこに立っていたのは自然な茶髪がふわりとしたオーラを漂わせる、私のもう一人の親友、西野陽詩だった。

「久しぶりだね、美桜ちゃん」

「ほんと、すっごい久しぶり」

 そらから私たちは二人でゆっくり話したいと思い、最寄りの浜辺第一公園に移動した。

「3年になって全然会えなくなったから、どうしてたか気になってたんだ。会えて嬉しい」

「そうだね。私も陽詩のこと時々思い出してたよ。陽詩は進学先決まった?」

「うん、おかげさまで第一志望に合格しました」

「そっか、よかった。おめでとう」

「ありがとう。美桜ちゃんは?」

「私はA県の美大に行くことになったんだ。実は明日この町を出ようと思ってるの」

「え、美桜ちゃん美大に行くの?」

「うん。色々あって絵を学びたいなって思ってね。受験は大変だったけどなんとか合格してほっとしたよ」

「そっかぁ…。じゃあ、もうあんまり会えなくなるんだね……」

 陽詩は少し寂しそうに空を見上げた。そうだ、明日ここを発つということは皆とお別れするということ。そんなこととっくに分かってはいたが、いざ目の前で寂しそうな顔をされると私は胸をきゅっと掴まれたような気がした。

「会えなくなる…けど、会えなくても私は陽詩と友達でいたい」

 気が付けば素直な気持ちが口から漏れて、私は少し恥ずかしくなってはっと口をつぐんだ。

「そんなの、当たり前じゃん。あたしは今も昔もこれからも、美桜ちゃんの友達だよ。だから遠くに行っても元気で頑張って」

「ありがとう、私頑張るよ。陽詩も大学生活楽しんでね」

 私たちはそこで手を振って別れた。陽詩とは次いつ会えるか分からないけれど、でも次合った時は笑顔であいさつしようと心に誓った。

「さて、次は…」

 どこに行こう、と考えながら選択肢は一つしかないなと、私は浜辺高校に向かって歩き出した。

 卒業式の日に最後に来てから2週間が経過したが、浜辺高校は2週間前から何も変わっていない。そりゃそうだ。2週間で何かが変わる方がおかしい。

 でも…校舎の中に足を踏み入れた私はどこか違和感を覚える。違和感というか、何だろう。このどこかよそよそしい感じは。廊下からふとグラウンドを見ると春休みにもかかわらず野球部やサッカー部の生徒が練習に励んでいた。

 ここは自分の母校なのに、私を包む空気が私を疎外しているような…そんな寂しい気分に襲われながらも私はある教室の前でふと足を止めた。その教室の中に人影があったからだ。そこは私が1年生の時に過ごした1年3組の教室だった。

「失礼します…」

 恐る恐る、といった感じで私が教室の扉を開けると、中にいたのは意外な人物だった。

「え」

 私が驚いて声を上げたので窓際で外を見ていたその人は私に気づいて振り返った。

「……高木」

 凛とした声で私の名を呼んだのは、私のかつての恋人、矢野だった。

 明日この町から離れようという私にとって何の因果だろうか。確かに彼には多少未練もあるが、最近は彼のことさえほとんど忘れていたというのに。

「どうして、ここに…」

 戸惑いを隠せない私はしどろもどろになりながら彼に訊いた。

「いや、別に特に用はないんどけどさ…。何となくもう一度学校に来てみたくなったんだ」

 彼も少し気まずそうにそう答えた。

「そっか…私も、そんな感じ」

 私は彼と何か話すべきか悩んでだが、今度は彼の方から質問してきた。

「高木、大学はどうなった?」

「あ、えっと…A県の美大に。だから明日A県に引っ越すんだ」

 そう言うと彼は驚いて目を丸くした。それから自然と優しい表情になって言う。

「そうか、おめでとう。夢が見つかったんだな」

「う、うん。ありがとう…」

 そういえば1年生の時、彼に進路のことで相談をしたのを思い出す。あの時の私は何をするにも矢野といられれば幸せで、その先の運命も知らず楽しんでいたな。でもそれも、今となってはいい思い出だ。

「矢野は…大学合格した?」

「いや、俺は不合格だった。だからあと1年頑張ろうと思う」

「そうなんだ。大変だと思うけど、私応援してるよ」

 そんなありきたりな言葉を交わしてから、私は「じゃあ、そろそろ行くね」と言って矢野に背を向けた。けれどその時、

「た、高木!」

 矢野が今まで聞いたことのないような大きな声で私を呼んだ。

 私はその声にびくっとして立ち止まったが、あえて振り返りはしなかった。

「どうしたの」

「俺、高木に酷いことしたのに謝ってなくて、ずっと言いたかったんだ。あの時は本当にごめん!高木のことは本気で好きだった。でも、その、魔が差したっていうか…。とにかく俺が悪かった。本当に申し訳ない。だからどうか…これからたくさん幸せになってほしい」

 彼の言葉を聞いた時、私の心の中で何かが動いた。

 確かに彼に辛い思いをさせられたけれど、でも今この瞬間私に向けられた彼の言葉は、きっと本物だ。

「俺は、お前に会えて本当に良かった」

 サーっと、開いた窓から心地よい春風が教室の中に吹き込み、私の背後でカーテンが風邪に揺られているのが分かった。そして、気が付くと私の頬に一筋の涙が零れていた。

「私も…矢野に会えて幸せだったよ。ありがとう」

 彼は私の言葉を聞いて、どう思っただろうか。

 どんなふうに思ってくれてもいい。でも背後で私の背中を目にしている彼が、笑ってくれてるといい。


 浜辺高校を一通り回った後、私は小学校や中学校にも訪れた。知っている先生が数人いたので挨拶をしてそれぞれの学校をあとにした。家の近くの青鳥川の橋に着く頃にはもう日が暮れていて私は少し迷ったけれど、やっぱり橋を渡って彼女の家に向かった。これでもう最後だと思うと無性に寂しかった。

「こんばんは、蒼衣」

 玄関から出てきた蒼衣の姿を見るなり、私はぎょっとした。彼女の目が充血していて、瞼も赤く腫れているのに気づいたからだ。

「美桜…こんばんは」

 蒼衣は泣き虫なんかじゃないはずなのに、私を想って泣いてくれたのだろうか。

「橋に行こう」

 私が蒼衣との場所に選んだのはやっぱりあの橋の上だった。私たちが何度も話して心を通い合わせた場所だ。

「もう、準備はできてるの?」

「うん、バッチリだよ」

「美桜のことだから向こうに着いた後で忘れ物に気づいたりして」

「私、そんなにおっちょこちょいじゃないって!」

「ふふっ、そうね」

 蒼衣は眉を下げて寂し気に笑った。そういえば出会った頃の彼女も、いつもこんなふうに不完全な笑顔を浮かべていたんだっけ…。

「そうそう、カナちゃんも合格したんだってね」

「そっか、そうなんだ。気になってたんだけど何か聞きづらくてさ。でも合格したんなら良かった」

「私たち皆頑張ったもんね」

 私も蒼衣も彼方も、本当によく頑張ったと思う。これだけは自信を持って断言できる。

「美桜…本当に明日行っちゃうんだね…」

 不意に蒼衣が悲しそうにそう呟いたので、私もいよいよ別れの時を実感せずにはいられなかった。

「蒼衣、そんな顔しないでよ」

「分かってるわ。でも、今日だけは許して」

 そこで彼女は突然ぶわっと涙を流して泣き出した。声を上げて、嗚咽を漏らしながらわんわん泣いた。私は彼女がこんなふうに周りも気にせず思い切り泣くのを見たことがなくて、正直焦ってどうしたらいいか分からなくなった。

 けれど、何もしなくていいのだと、何となくそう思って私はそっとしておいた。泣きたいときに泣かないと、後で苦しくなることだけは知っていたから。

 そんな私の気持ちを知ってか、彼女は泣くだけ泣いた。しばらく泣いて、もう流す涙もなくなって顔を上げた時、蒼衣の目がさっきよりもっと赤く腫れていて。

「蒼衣、ひどい顔っ」

 思わず私はそう言った。

「な、なにそれひどいわ美桜…。私はこんなに悲しいのに」

 そう言いながらも私たちは何だか可笑しくなって、今度はバカみたいに声を出して笑った。

「ふふっ」

「あはは!」

 二人して年甲斐もなく大笑いして、私は笑いで眼尻から涙がそっと零れてきた。

「こんなに笑ったの、久しぶりね。こんなに泣いたのも、こんなに悲しくて楽しくてごちゃごちゃなのも久しぶり」

「そうだね、昔は私たちもこんな風に笑ったり泣いたりしてたんだろうなぁ」

 多分人っていつからか純粋に大泣きしたり大笑いしたりできなくなるようにできているのだろう。久しぶりの感覚に、私たちは懐かしさが込み上げてきた。

「美桜、私の友達になってくれてありがとう」

 不意に、彼女がそう言って私を見て笑った。相変わらず大きくて綺麗な瞳をしていた。

「ううん、私の方こそ蒼衣にありがとうをいっぱい言わなくちゃいけない。私が辛い時、挫けて立ち止まってる時、一人ぼっちで膝を抱えていた時、いつも助けてくれてありがとう。手を引いてくれてありがとう。私の側にいてくれて、本当にありがとう。私ね…」

 最後に息をいっぱい吸って、ずっと続く青鳥川に向かって叫んだ。

「蒼衣のことが大好きですーー!」

「み、美桜…!」

「だからっ…だから…私は蒼衣を忘れません!

 また会おうねー!…バイバイっ」

 私は思いっきり叫んだ。きっと近所の人はびっくりしているだろう。隣を見ると、蒼衣は顔を真っ赤にして俯いていた。それから自分も大きく息を吸って恥ずかしそうに顔を上げて叫んだ。

「私も美桜が大好き!さようならっ‼」

 

 ***


 家を出る時、ふと玄関先の桜の木に目をやった。

 ここに引っ越してきた時からずっと、春になると桃色の花が咲き乱れていた桜の木。

 結局、一年ではたいして成長してくれず、私の門出をその美しい花で祝ってはくれなかった。

 まあ、当たり前か。

「美桜、荷物持った?財布と切符も!」

「ちゃんと全部持ったから大丈夫だって、お母さんは心配性だなぁ」

「だってあんた、いつもどこか抜けてるじゃない」

「抜けてるのはお母さんの方だってー」

 駅まで見送りに来てくれた母はいつもより口うるさくてちょっと可笑しい。父はいつもと同じで難しい顔をして私と母のやり取りを見ていた。

「それじゃあ、気を付けてね」

「うん」

「ちゃんとご飯食べるのよ」

「うん」

「何か困ったことがあったらいつでも電話してね」

「分かってるって」

 母は心配で仕方がないというふうに事細かく私に注意してきた。まあこれも母なりの愛情表現なんだろう。

 それからすぐに構内アナウンスで私が乗る予定の電車が来たことが告げられて、私は改札をくぐった。

「お父さんお母さん、今までありがとう。いってきます、元気でね」

「いってらっしゃい。帰ってくるの待ってるわ」

「…気をつけるんだぞ」

 二人は私が見えなくなるまで改札の前に立っていてくれていた。私は振り返らずに階段を上り、駅のホームに降り立つ。

 さて、これで本当にお別れだ。

 この生まれ育った町をいつか出て行く日が来るなんて、昔は考えもしなかったけれど。

だけどきっと、どんな人にもこうやって大好きな場所や大好きな人と別れなければならない時がやってくるのだろう。

 でも、大丈夫。私の胸には、幸福な思い出がたくさん詰まっている。

 だから、今はただ前を向いて進もう。

 胸にいっぱいの、寂しさを抱いて。


【終】

                       

あらすじ


小学生の高木美桜は隣の席の少女、山里蒼衣がクラスメイトにいじめられているのを知ってしまう。けれど蒼衣は一言も抵抗せず、ただただ寂し気に微笑むだけだった。そんな蒼衣を見た美桜は、蒼衣の味方になることを決意する。

主人公美桜は、中学生、高校生へと成長する中で、大切な人との別れ、再会を繰り返し、喜びや痛みを知ってゆく。 大人になる前に、ちょっと立ち止まって、楽しいだけじゃない青春時代を思い出して欲しい、そんな物語です。

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