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1イニングのエース  作者: 冬野俊
布石
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奈良原の変貌③

「でも、監督、そんなライターの記事なら信用できないんじゃないんですか?こちらも会見を開くなりして否定すれば良いじゃないですか?」


相沢の意見はもっともだったが、森国は奈良原という人物を良く知っている。


「いや、たとえ落ちぶれたとはいえ、あいつは嘘を書くような記者じゃない。ある程度裏が取れているはずだ」



「それじゃ…」



「ああ、おそらく五十嵐は八百長と野球賭博に、関わっている可能性が高い」



今シーズンは優勝を目指そうとチームの立て直しを図り、ここまでやってきた。序盤の立ち上がりは今一つだったが、それでも少しずつチームがまとまりつつある。そのタイミングでこのスキャンダルだ。レッドスターズにとっては大きな打撃となるだろう。



「監督、どうするんです?このまま記事が出るのを指をくわえて見てるしかなないんですか?」


しばらく考え込んだ森国だったが一つの考えを打ち明ける。



「上手くいくかは分からんが、直接話してくる」



「直接って…」



「ああ、奈良原に会ってくるんだ」


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