第1話「あれだな、もういつでも嫁に行けるな」
更新遅れてしまい申し訳ありません・・・。
後でプロットを書くことにします。
「汚ったないわねー?ちゃんと掃除してんの?」
「一人暮らしだと、ついサボっちまうんだよ」
見る人が居ないと別にいいかなー、って思うよな。
「はー・・・とりあえず、見られたらまずいモノがあるなら隠すか持ち出してくれるかしら?」
「あ、あぁ」
理解があるのはありがたいが、人に言われると恥ずいな・・・
「それじゃ10分くらい出てるから、その間にやっておいてよね」
そう言い残して香坂は出て行った。
「嫁さんかなんかかよ・・・」
・・・とりあえず、隠すか。
いつの間にか、部屋に上げてた。
いや、上がられたというべきか。
なんでだ?
片付けしながら思い出してみるかな・・・
「なんでお前がいんだよ!?」
「うるさいわね、近所迷惑考えなさいよ」
「お、おぉ」
「どきなさいよ、軒先で騒ぐなんてイヤだし」
「え?あぁ?」
「この時点で入られた訳だ・・・」
ま、まぁ近所迷惑を考慮してだしな、うん。仕方なかった。
追い出すチャンスは・・・
「お、おい!なんでお前がウチに?」
「それにしても、なんでアンタこんな時間に帰って来た訳?こっちはそのせいで、随分待たされただけど?」
「わ、わるい?」
「まぁ大方、昨日言ってた先輩と飲んだくれてたんでしょ?」
「め、面目ない・・・」
「いいから飲み物くらい出してもらえないかしら?」
「あ、あぁ」
「一切聞いちゃいねぇ・・・ついでに、俺が謝ってるし」
俺は元々口がうまい方じゃないしな!そうそう!だからこれも仕方ない!!
次行ってみよう!
「で、お前はなにしに来たんだよ?」
「だから、『契魔学会』から派遣されてきたって言ったじゃない」
「そもそもそのCDS?っつーのが何か知らないんだけど?」
「あ~、そうだったわね・・・」
そんなバカを見るような目で見られても・・・普通知らないだろ。
「いいわ、後でまとめて話すから。それよりも!」
「?」
で、冒頭に戻る訳か。
「あいつ、隙がねぇ!!」
どうすりゃよかったんだ・・・
それは、さておき。
一通り、隠しおわったか?
「隠しおわったかしら?」
「お、おう」
なんつータイミングの良さ・・・!
「それで、話しってのはなんなんだよ?」
「それはそうだけどもうお昼ね」
「そうだな」
というか、もう2時だけどな。
「その前に、ご飯にしましょう」
「いや材料無いし」
自炊なんてほとんどしないからなー。
「それはさっき買ってきたわよ」
準備いいな。
「それじゃ台所借りるから」
そういって俺はまだ了承してないのに使いだした。
「えらく手際がいいな」
お世辞でもなんでもなく、手慣れてるというか。
「昔から自分で作ってたからね。いやでも馴れたわよ」
む?これも地雷っぽい?
その後俺はテレビを見て時間をつぶすこと、20分。
「できたわよ。簡単なものだけどインスタント食品よりはマシだと思うわ」
ごもっともです。
机に並んだのは、たまご焼きに味噌汁とごはん。昼食というか朝食だ。
「そんじゃ、いただきまーす」
「召し上がれ」
そんじゃ、まずたまご焼きを・・・
「・・・母さん・・・グスッ・・・」
「ちょ、どうしたのよ!?」
「母さんの味に似てるから・・・思い出しちゃって・・・」
「お母さんは・・・」
「健在です。今年で46です」
「健在なの!?それで泣くって・・・」
「最後に食ったのもう6年も前だぞ?懐かしくもなるさ」
故郷の味だぜ。
「ご馳走さまでした」
「お粗末さまでした」
ふぅー食った食った。久しぶりにまともなモン食った気がする。
「お前料理うまいな」
「お褒めの言葉としてそのまま受け取っておくわ」
そういいながら、食器を片づけ始め洗い物まで始める。
「あれだな、もういつでも嫁に行けるな」
「よっ!?・・・他意はないんでしょうけど、女の子にいきなりそういう事いうのはよくないと思うわ・・・」
「?」
素直にほめてただけなのに・・・
洗い物を終えた香坂が戻ってきたのでそろそろ本題に入る。
「それで?話ってのについてだろ?」
いろいろと聞くべきことがあるよな。
結局話し進んでませんね(笑)
香坂さんのスルースキルと家庭力が炸裂した回になりました。
細かい設定もいつかまとめたのを出したいですね。
誤字脱字や読みにくい、いい加減話すすめろ。などありましたら言ってください。できるだけ頑張ります。
あと感想をもらえると、通常の3倍で指が進みます(笑)




