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プロローグ3「モノホンのバットマンになりました」

遅くなってすいません・・・

読んでいただいてる方には、申し訳ないのですが

平日は学校もあるので、遅くなるかもしれません。

日をまたがぬよう努力させていただきます。

ガブッ。


「あ、!」

「やっぱり間に合わなかったのね・・・」

「・・・仕方ない、ありったけの魔力をつかえば逃げるくらい・・・!」


「勝手に人を殺すなー!!」


「へ・・・?」


「まーったく、人がちょっと頭囓りつかれたくらいで殺すなんてどういう了見ですか?」

「ごめん、ちょっとなに言ってるか聞こえないんだけど・・・?」

頭口ん中じゃ、くぐもって聞こえないのか~。啖呵切った分、ちょっと恥ずかしい。


「カルシファー!俺死んじゃう!!」

「叫ばなくても聞こえるっての・・・」

「いや、死んでないけど痛いから!牙が皮膚にグイグイ来てるから!!」

「ケヒヒッ!良いざまじゃねぇか~?」



「ねぇ・・・楽しそうなとこ悪いけど、ちょっと聞いていいかしら?」

「あ?なんだよ?俺にようか~?ケヒヒ・・・は?」

ん?どうかしたのか?


「なんで悪魔が実体持って出て来てるのよ!?」

「おいおい!?どういうことだ~!?おい吉谷!てめぇ、なにしやがった!?」

「ごももみむご!(俺が知るか!)ごごもごも!(見えてないし!!)」


「「いい加減、離しなさい(離せ)!!」」


ギャオォオ!


「・・・ダブルアッパーってすげぇな」

どういう鍛え方してんだ?4mの巨体が吹っ飛んだぜ?


「どうでもいいから答えろ!なんで俺様が実体化してんだ!?」

「お前、語尾とれてんぞ?」

「んなぁこた、どうでもいいんんだよ!」

「そうよ!悪魔そのものを現実に魂現(こんげん)させるなんて歴史上、成し遂げた人なんて二人しかいないのよ!?」

「知るか!さっきまで一般人だったんだぞ!?」

なんで悪魔とかの常識を知ってる前提なんだ。非常識にとって非常識は常識ってか?冗談じゃない。


「そ、そういえばそうだったわね・・・なら、今から説明・・・してる余裕はなさそうね・・・」


ダブルアッパーによりドクターストップだった赤コーナー、リザードマン(仮)が望まぬ復帰を遂げたようだ。


「ケッ、この件に関しては保留にしといてやる、とりあえず片付けるぞ?ケヒヒッ!」

「片付けるって・・・どうにかできるのか?」

「できると思ったから契約したんだろ?」

「藁にも縋る思いだったもんで」

「俺様をバカにしすぎだぜ~?やろうと思えば、あんなの一撃だけどよぉ、ここはいっちょ派手に行くかぁ!!」

「派手に?」


「ケヒヒッ!決まってんだろ?合体だ!!」


悪魔も熱血好きだと知りました。


「合体・・・?」

こっちは全く知らんらしい。

=俺には知るすべなどないということ。

そして、こういう時は大概いいことではないんだ。


「それじゃ行くか~吉谷!俺に続いて謳え!ソウルフルにだぜぇ!ケヒヒッ!!」

「わ、わかった!」

嘘です、わかりません。


「『人魔合体!デビルマン!!』」

「じ、『人魔合体!デビルマン!!』」

恥ずかし!!




「ま、掛け声なんていらないんだけどね~」

「あいつよりお前殺すッ!!!」

「まぁ、そうカッカなさんな~?それじゃ本番いくぜ~?」

「は!?ちょい待て!」

「待ちませ~ん!ケヒヒッ!」


カルシファーが俺へタックル!

は!?標的違うから!!




「ッ!!・・・あれ?カルシファーは?」

タックルされたはずじゃ?



「・・・ちょ、ちょちょちょ!!あ、あんた背中!背中!!」


背中?

背中・・・背中・・・!?


バサッ


「なんじゃこりゃー!?」




モノホンのバットマンになりました。

「じゃねーよ!!なにこれ!?こわ!なんか筋肉に違和感がー!!」


「あ、そっか。人体に羽を動かす骨も筋肉もないものね」


冷静に分析してる場合じゃねぇでしょう!?


「楽しそうなとこ悪いがよけたほうがいいぜ?ケヒヒッ!」

「か、カルシファー!?どういうことだよ!?よける・・・?」

後ろを振り向くと、


ギャオオオ!


リザードマンって舌、割れてるのね。


「ヒィイイイイイイイ!?」


バサバサッ


飛んだ!というか跳んだ!


「あぶねぇ!!死ぬ!・・・いや、でもさっき死ななかったし~、大丈夫じゃ~ん」

「あいにく、あれは一回きりだぜ?ケヒヒッ!」

「やっぱ死ぬー!!」

「まぁまぁ~、焦るなって。深呼吸~吸って~吐いて~」

すー、はー。

「吸って~吸って~吸って~、止めて!」

すーすーすー、どばぁふ!!

「殺す気か!」

「ケヒヒッ!ま、冗談はここまでだ。さっそく片づけるぜ?」

もしや、必殺技!?

「その、もしやで~す。ケヒヒッ!」

「マインドリーディング!?」

「合体してんだ、それくらい筒抜けだぜ~?ケヒヒッ!」

「プライバシーはどこいった!?」

「言ったろ?『悪魔に法?』って。ケヒヒッ!」

神も仏もいないのか・・・

「悪魔ならいるぜ~?」

「で、必殺技ってなんだよ」

「ありゃ~?スルーかよ~つまんね~。ま、いいか。んじゃ、手をあいつに向けて~」

「こうか?」

「あい。それじゃ、行きま~す『メガフレア!』」

必殺技っぽい!!


「ま、セリフなんていらないんだけどね~、ケヒヒッ!」

「ロマン壊すんじゃねぇよ!」


そいて、俺の手から炎が。


「いや、熱っ!?めっちゃ熱い!!なにこれ!?まじ無理!!」

普通、自分は熱くないんじゃないのか!?

「それはご都合主義だろ~?現実見ろよ~、ケヒヒッ!」

いちばん非現実的な奴に言われた・・・


この間、約10秒。

(MPが切れたわけじゃなくて、俺の手の皮膚が限界)

俺の手から出た炎に焼かれたリザードマンは跡形もありませんでした。

今回、コメディ要素を入れようと思ったら残念な結果に・・・

効果音とか一人称でどう入れればいいのやら・・・

説明文をできるだけ抜こうと思ったのですが

そもそも、一人称に説明文が使えませんでした。

何もしらない主人公にバトルをさせると何もしない主人公になりますね(笑)

以上、言い訳でした。

誤字脱字、読みにくいや文章が読みづらいなど

あったらお申し付けください。最後の一つは改善していきたいと思います。

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