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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

マリアナの女神と補給兵――硝煙の魔法と起源の魔人――

作者:月立淳水
最新エピソード掲載日:2026/02/01
荒廃した惑星マリアナ。

戦乱の続く地表で、補給兵アルフレッドの前に現れたのは、見たこともない白い制服に身を包んだ少女。

神経拡張兵「ウィザード」の一人である彼女の脱走を助け硝煙の匂い漂う逃亡の旅に出た彼らを、幾度となく襲う悲劇。

そして彼女はやがて女神として目覚める――


知能機械と全知の力『オラクル』をめぐる壮大な三部作の第二章。

★★★★★

☑️前作「魔法と魔人と王女様」
 全六編、各7章構成
✅️本作、全3編、各七章構成
知能機械のルーツに隠された悲劇に迫る、前作から800年前の起源譚
☑️第三作、全2編、全人類を見守る魔人の誕生に寄り添う、円環を閉じる400年前の"つなぐ"完結編

★★★★★


 それは、人知を超えた、新たなる力の産声。
 あるいは、硝煙と血にまみれた、希望の孵化。

『やめ――!』

 補給兵の悲痛な叫び声に、二発の銃声が重なる。
 倒れる二つの影を一瞥もせず、その瞳に冷たい光をたたえた魔法使いは次の目標に銃口を向ける。
 身を盾にしてでも――そう思う補給兵の体は、恐怖と絶望に、動かない。

 それが、希望の誕生の瞬間だった。

 しかし――。
 彼女にあったのは、ありふれた物語だった。
 どこにでもある悲劇だった。
 奪われた空の下で地を這いずり、ただ生きるためだけに泥をすする者たち。
 生きる意味を求め、死を思う、からっぽな生き物。

 血にまみれながら、魔法使いは、道を拓いた。
 人々の希望と絶望を虹色のカーテンに見ながら、未来の虚像へ向けて、そっと弾丸を乗せる。
 彼女はそれだけで、自らの未来を切り開く。
 いつか、全人類の未来を切り開く日に向けて。

 それは、時を経て人類を導く神々がそこに宿り――神々自身が消去した記録。
 だから私は、心に落とすことにした。歴史の証拠としてではなく、二人の心あるヒトの物語として。

 ……では語ろうか。まずは、彼らを地上に縫い付けている、空から見下ろす者たちの物語から――
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