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珍獣最強 《チンジュウサイツヨ》~クソ強伝説~  作者: あそあいやあ
第一章 爆誕
1/5

プロローグ


はぁぁぁーーっ....疲れたぁ。


仕事終わりのクソだるい体を無理矢理動かし、俺は目的地へ急いで向かった。えーと...そう、昨日決意した目標のために。一瞬忘れかけたけど。


そして俺はすぐにその目的地である居酒屋にたどり着いたとたん、酒を大量に頼んだ。


隣の客が声をかける。

「おい、あんちゃん大丈夫かい?そんな一気に飲んで、危ないよ」

気遣ってくれたのだろうか。だとしたらそれは感謝すべきなのだろう。だが.....俺は本当に面倒臭いヤツだな。非難されてるように感じてしまうんだ。

....一応返事はしておくべきだよな。


「アッ、アッッアァァ...」

「...ん?」

「アッッッ!!!!」

「え?」

「アッ、ソノ...すみません」

「い、いや別に謝ることじゃねえよ」


これが俺、ぼっちを拗らせすぎた結果、自分の主義主張どころか会話すらままならなくなったクソ野郎だ。だがそれも今日で終わる。


飲み終わってお店を出る。今日は作戦の決行日。

その名も、『狂行!?自暴大作戦!』。内容は単純明快、町中でヤバい行動をする、ただそれだけ。

別に人に危害を加える訳じゃない。目立つように奇行を繰り返すってだけ。


もう...もう俺にはこれしか方法がないんだああぁぁぁぁぁ----!!!!!

うわぁぁぁぁ------ん!!!!!!

いまさらぁ!今更人と関わりにいこうったってどうすりゃいいかわかんねぇしぃぃぃ!!そんな勇気もねぇしぃぃぃ!!もういっそYout〇berにでもネタにしてもらって自己主張するしかねぇんだよぉぉぉ!!!


ア“ア“ァァァ!いい感じに酔いが回ってきたぜぇぇぇぇぇぇぇ!!!町に繰り出すぞぉぉオラァァァ!!!





着いた、ここなら人通りも多くてちょうどいい。

い、いよいよだ...正直怖い、だって人からキチガイを見る目で見つめられることになるわけだろ...?


普通なら無理だ、だが今の俺ならやれる。

やってやる......やってやるぞ......!!


「ペロペロペロペロペロペロペロペロアヒヒィ!!ペロペロペロペロアヒヒィペロペロアヒィ!!」


「へ、変態だぁ!」


「なんだって!?うわっ本当だ、キモ!!」


「これTwi〇terに上げたらバズるかなぁ?」


「You〇uberです!撮影をするので道を開けて下さい!本日18時頃に『路上で奇行を繰り返す変態を見つけたんだがw』というタイトルの動画を上げます!!チャンネル登録、高評価を忘れずにお願いします!!!」




えっ、なんだこの自己顕示欲の強いYou〇uber...

まぁいいか。これでよかったんだ、これで。





......あ?




なんか向かい側のトラック、めっちゃスピード出してないか?



そう感じた瞬間、俺はすぐに走り出した。交差点を渡るご老人目掛けて。



そして俺はその人を比較的優しく突き飛ばした。

トラックはやっぱりスピードを緩めなかった。





あっ、向こうの寿司屋...俺が前に行こうとしてた所じゃん。なんか、すごい値段高そうだったから本当に疲れてて旨いもんが食いたくてしょうがないときに来ようと思ってたヤツ。





こんなことする前に行っときゃ良かったなぁ.....







グシャッ

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