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マヒロ VS アストン&バップ (2) ―厄災の王―

爆発の衝撃がおさまる。


バップは立ち上がり空中を覆う爆炎を見ながら言った。

「や、やったぞアストン!命中した!流石の疫病神も最新の科学兵器には叶うはずがない!

所詮は古の獣だ」

「あ、ああ」


しばらくして覆っていた煙が晴れる。


2人の視界に、透明なガラス状の結界に覆われた無傷のマヒロとイチカが浮かんでいた。


「な、なんだ、今の防護魔術か?並の魔術じゃ防げないはずだぞ」

「魔術ではない。結界術だ」

マヒロはそう言うと、さらに高度を上げていく。


「団長、結界術まで使えるんですか?」

「…3年前、疫病神を封印するための保険として、国の魔術師たちに『死後の結界術』をかけられた。俺の心臓停止を代償に発動する、最高級の結界だ。

皮肉なことに、疫病神の能力のおかげで、細胞が術式を記憶していてな。

今では自由に使えるようになってしまった」

「…無敵ですね」

「だが、さすがにさっきの兵器は強力だった。

俺が居ない間に、軍も随分非人道的になったのだな」


マヒロは右手を空中に掲げる。

手のひらに黒い邪気が収束、巨大化し、歪な隕石のように形を変えた。


「俺はお前らのように非人道に堕ちる気はない。だから人道的に忠告する。

避けろ、死ぬぞ」


黒死邪気(くろしじゃく)(がん)


マヒロが右手を降ろすと、巨大な黒い彗星の如き球体が地面に向かって降り注ぐ。

アストンとバップの悲鳴をかき消す程の轟音とともに大地を黒い球体が直撃し、監視棟の建物すべてを跡形もなく消し飛ばした。

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