グリアートの逆転物語始まる
俺の名はグリアート、奴隷の家に生まれた。この世界は完全な身分制だ、
上から順に
サント (主に聖職 聖騎士、国王など)
ドシオ (貴族、商人など)
アウメド (農民)
クリメン (罪人)
エスクラボ (奴隷)
サントの子はサント。エスクラボの子供は相当な力を持っていないと奴隷のままだ。
13歳になるとスキルテストが行われ階級が振り分けられる、って言ってもほとんどのやつが親の階級を引き継ぐ、ばかみてぇな世襲制度だ。身分制なんてくそくらえ。
で今日はスキルテストの日だ。
「おいグリアート 今日のメシマズまずかった、俺に逆らいてぇのか あん?」
こいつは雇い主バルクス 階級は上から二番目ドシオだ
「ちょっとあなたやめてこの子をいじめないで」
この人はめっちゃいい人だ 奴隷に給料なんか払う必要なんてないのに僕を使用人扱い、家族の一員扱いしてくれ、給料までくれる。いつも”グリアートあなたは立派な立派な優しい大人になるのよ”と僕に言う。
「あなたグリアートはスキルテストの日よ、グリアートさぁ行って」
「はい行ってきます」
「頑張ってね」
「はーーい、スキルテストの会場はこちらです!」
「身分別に並んでくださーい」
ここでも身分、身分、身分もういやだ。
「あ、君も受けに来たの?」
「うん」
こいつは僕の親友ミアだ、男勝りだけどめっちゃ可愛い。正直 好きだ 。
「絶対聖騎士になろうね」
そう、最下級の身分を抜け出すための方法は一つ、ものすごい成績をスキルテストで納め聖騎士へ推薦され、聖騎士学園へ入学することだ。
「うん!」
「次のやつこい」
僕の番が来たようだ
スキルテストの内容は一つ 魂力だ
「おし、屑野郎、早く魂力だせ」
こいつまで身分制で人を決めあがって
身分身分身分身分 うるせーーーーーーーーーーーーーーーーーっ
バーーーーーン 大きな音が鳴った どうやら魂力測定器が壊れたようだ
「え?」
測定値はこうだった
”99999≧ error 測定不能”
どのくらいの魂力があれば、聖騎士になれるのかわからなかった僕は自分の魂力の異常さに気づかなかった。
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