白花ヒガンバナの花を君に
ああ、ここは?…
俺はその場から周りを見渡すが真っ暗だ
何もない…ここは何処なんだ?
その一つの疑問が俺の頭の中でグルグルまわっている。
『死』
この言葉が頭の中によぎる
だとすれば説明もつくと納得できる
実態はないが意識だけ残されているみたいな感覚だ
まるで幽霊にでもなったかのような感覚だ
…です…
(何か聞こえた)俺はその言葉を耳を澄まし聴く
幸せです…
(女の子の声?誰だ?分からない)
待ってるよ
(待ってるよ?誰だ)分からないが何か懐かしいような悲しいようなそしてどこか嬉しいような感情がわいた
何とも言えない感覚だ
でも、何故か俺は涙を零していた…
後悔もしてない、とても悲しいわけでもない
でも、何故か…何か、足りないのだ
何かを忘れているからなのか、大事な事を忘れているからか分からない。
でも、一つ分かっていることがあった
まだ死んでいないことだ
この小説は実は友達から貰った絵から連想して作ったものだ
元々小説を読むのが好きな私だったがそれをきっかけにこの小説を書くことにした
私はこの世界の理を自分なりに理解しているがそれを伝える手段を知っていた
それが小説というものだった
自分の考えを共有しあえるのが小説だと思う
もし自分なりに伝えたいことがあるならば小説を書くのを私からオススメしよう
きっと自分という人間が見えてくるだろう…