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武器屋のおっちゃんが優しくて


 「赤い屋根に大きな鉄の樽……ここだな」 


 到着した店は少し奥まったところにある武器屋【グレイス工房】だった。

少し灰でくすんでるし隠れた名店ぽさが分かる気がする。


 「それじゃあ入ろうか」

 「了解!レッツゴー!」


 中に入ると目に入る武器の数々。すごいな、ハルバードに連節剣まであるぞ。

直剣だけ見ても10種類以上あるぞ……これは期待が持てそうだ。


 「ねぇお兄ちゃん!これ見てよ!」

 「ん?赤い剣?えっと何々……」


 その武器の説明に書いてあったのは【炎を生み出す魔法剣。15000G】の文字。炎を生み出す、か……剣を素材に魔導具化させたってことか?


 「魔道具なのか?」

 「私の魔導具作成が反応してるから間違いないよ!多分……」

 「そこは確信を持ってほしかったな……ところでお店の人がいないけど留守なのかな?」

 「お兄ちゃん?留守なら店は開けないと思うけど?」

 「確かにそうか……それならば、すみませーん!!どなたかいらっしゃいますかー!」


 俺は大きな声で奥に聞こえるように叫んだ。これで誰もいなかったら大恥なんだが……


 「おう!!今行くから待ってろ!!」


 よかった。お店の人がいるみたいだ。どんな人が出てくるやら。さっきの声は低かったし強面のおっさんかな?


 「すまねぇ、武器打ってたら気が付かんかった」

 「大丈夫ですよ。それで、俺たちの武器を作ってほしいんですけど、おいくらぐらいするでしょうか……」


 思った2倍以上強面のドワーフのおっさんが来た。ちょっと怖い……

そして……俺たちは武器を作ってもらいに来たのにお金を用意するのを忘れていた……完全にやらかした……一応初期資金の500Gはあるが、それで足りると思わないほうがいいだろう。一応換金できる素材なら腐るほどあるんだけどね……


 「ふむ、大体直剣1本で安くて400、まともなのなら2000くらいは必要だな」


 あれ?思ったより良心的?


 「いいんですか?正直もっとすると思ってました」

 「ぐわっはっは、本当に正直に言いやがったな小僧。だが本当にその値段で十分なんだよ。オレは別に金儲けのために武器を打ってるわけじゃねえからな、それで?まだ聞きたい顔してるがなんか言ってみろ?」

 「えっとそれじゃあ……じつはお金を換金してくるのを忘れたので後払いじゃダメ……ですよね?」

 「あー……それならいま払えるだけ払ってもらえば後払いを許そうか?」

 「いいんですか!?」

 「そりゃあできれば前払いがいいが……おめぇみてぇなピーキーな武器使いをみすみす逃すわけにゃいかんのよ」

 「な……なるほど。あ、あともう一ついいですか?」

 「なんだ?言ってみろ」

 「俺じゃなくてこっちのが」

 「はい!私、【魔導具作成】持ってるんです。それで武器の槍を魔導具にできないかなぁって思ってて」

 「なるほどな。それなら問題ねえ。魔導具化させられるよう改造しとくぞ」

 「お願いします!」


 何とか交渉成立かな!よかった。一時はどうなることかと思ったよ。


 「それで?一応聞くけどお前さんたちどんな武器がいいんだ?今持ってる武器でいいんだよな?」

 「えっと、俺はモーニングスターを2本お願いします」

 「私は今と同じく槍で!」

 「了解した。それじゃあ明日取りに来な」

 「はい!あ、武器代の前金です!」

 「同じく前金です」

 「うけとったぞ。それじゃあ明日ちゃんと来いよ!」

 「もちろんです。それじゃあまた明日」

 「また明日!」


 無事に武器を注文できてよかった。とりあえず換金だけしてこよっか。

クエストの報告もしてなかったし……

今回は短いですがどうだったでしょう……(-_-;)

なかなかイベントまでいかない……orz


次は27日の夕方を予定しています

次回をお楽しみに!

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