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魔法陣の起動は焦らずに


 「いろいろ言いたいことがあるが、なんでモーニングスターなんだ?」

 「ふっふっふ……それの破壊力を魔法陣に変えて攻撃するんだよー」


 当然の疑問だろうそれにあーちゃんは謎の笑いをしながら答えた。

てかうぜぇ……答えになってねぇし……

まぁ含み笑いのうざさなら俺に負けてるけどな!ふっふっふっ……!!


 「今なぜか妙ないらつきがするけど変なこと考えてない―?」

 「モチのロンだ。考えてるにきまってるだろ」

 「…………」

 「冗談だからおこるなよ……それで?結局どういうことだよ?」

 「どういうことってー?」

 「なんで武器がモーニングスターなんでってこと。理由があるなら使うけどさ……」

 「えっとねー、理由はモーニングスターの衝撃でできる亀裂で魔法陣をかけるスキルがあるからだよー」


 つまりモーニングスターの一撃で亀裂を生んで魔法陣が?……なるほどわからん。まぁ実際にやってみればいいか!


 「じゃあ少し試させてくれないか?」

 「OK!それじゃあチュートリアルに入りながら練習でいいかな?」

 「あぁ、かまわないぞ」


********


 俺がそういうと部屋が変化して辺り一帯が一面緑になった。どうやら草原になったらしい。手前のほうは大きなスペースがあって動けそうだが奥のほうには翼の生えた大きな牛のような生き物が走っている。


 「すげぇな!なんかファンタジーしてる感がすごい!」

 「?よくわからないけど満足してるみたいでよかったよー。これからチュートリアルその1、【スキルを使ってみよー】を始めるよー」

 「っとその前に、あの牛?襲ってこないよな?」

 「だいじょーぶだよー。襲ってこない設定になってるから―」

 「よかった。それじゃあまずはどのスキルからチェックすればいいんだ?」

 「好きなのを試していいよー。心の中で使いたいと思えば使えるからねー」


 心で思うだけでいいのか。少し暴発が怖いが……まぁいい。

まず気になるのがまず【魔法陣】だが、使いたいと思って使えるものなのか?実際にやってみるとするか!【魔法陣】!!

すると、手のひらから数cm離れたところに直径20cmくらいの黄色の魔法陣が現れた。なるほど、本当に思っただけで魔法陣を出せるとは。


 「で、この後どうしたら魔法を出せるんだ?」

 「それなら魔法陣の出てる手をあの岩に向けてから、【起動】って言ってみなー?」

 「了解!岩をターゲットにして……【起動】!!」


 すると体力を少し持ってかれた感覚がした後、手のひらから雷がまっすぐ向こうに飛んで行って岩を半分破壊した。HPが減ってないか不安になり、あわててステータスを確認したが、減っていたのはMPだった。


 「これが魔法……」

 「魔法陣の効果は魔力消費軽減と魔法規模上昇の2つだよー」

 「魔力消費軽減はなんとなくわかるけど魔法規模上昇って?」

 「魔法陣を大きくするように思ってからさっきみたいに使ってみな?」

 「ふむ、じゃあさっきの3倍くらいでやってみるか、3倍【魔法陣】、そして【起動】!!」


 今度は体力がごっそり持ってかれた後、手のひらより大きな金色の魔法陣がって……


 「うぉぅわっ!!手が痛いしめちゃくちゃ暴れるんだが!?」

 「あちゃー……まだ覚えてすぐなのに大きくしすぎだねー……ほいっ!」


 唐突に手のひらで暴れていた魔法が消失した……あーちゃんすごいっ!!

失敗の原因は魔法のコントロールができてないことらしい、ならそれを覚えることができれば今の魔法も使える?

……まぁいいや、次は魔法陣作成か。

次は失敗しないようにスキルの効果を調べるか。


 「あーちゃん、今覚えてるスキルの効果を教えてほしいんだが……」

 「それならステータスの画面で調べたいスキルを押せば確認できるよー」

 「OK!」


 それじゃあ魔法陣作成とついでにさっきの魔法陣も確認するか。

 ___________________________

 

  魔法陣作成


 パーツを組み合わせてオリジナルの魔法を作成、魔法陣に登録できる

 【整備】細かいパーツを解禁する、パーツ位置の細かい調整を可能にする

 デバフ・魔法陣なしでの魔法の発動ができなくなる【魔法】【クラフト】

 リキャスト・5秒

 消費MP・50

 ___________________________ 

 ___________________________


  魔法陣


 魔法陣を生成して、次に発動する魔法の消費魔力を軽減し、

 規模の拡大と縮小ができる【魔法】

 リキャスト・0秒

 消費MP・可変

 ___________________________


 デバフか。厄介だな……

この後のスキル次第じゃあ気にしなくても問題ない可能性はあるが……

そして【整備】か。これはどういうことだ?


 「なぁ、魔法陣作成の整備って欄はなんだ?」

 「あぁーそれはクラススキルの影響かなー?詳しい効果は整備スキルに載ってると思うよー」

 「なるほどな」


 そりゃ【整備】がアクティブかパッシブかは見ればわかるか。

んじゃ、【整備】の効果はっと。

 ___________________________

 

  整備

 

 他のさまざまなスキルを強化する【パッシブ】【クラス】

 ___________________________


 パッシブでしたか。それを踏まえてさっきのスキルだと……

あれ?すごく整備と魔法陣作成がかみ合っている?

これは……とりあえず使ってみよう。

魔法陣作成もさっき見たく心の中で思えばいいのか?

それじゃあ、【魔法陣作成】!!

んー……なるほど。丸や三角、竜のようなものや羽のようなもの、といった複数のパーツを組み合わせて魔法陣を作ると。小さいパーツはもしかしなくても【整備】の効果?

ただパーツごとの意味はあるけれど組み合わせて何ができるかはわからないみたいだな。のめりこみすぎないようにしないとレベル上げすらやれなくなってしまいそうだ。

次は亀裂槌か。まずは確認から。

___________________________


  亀裂槌


 槌系武器で殴る範囲に亀裂を入れる

 衝撃の大きさによって亀裂の範囲が変わる

 【整備】好きな形に亀裂を入れられる【武器】

 リキャスト・20秒

 消費MP・10

 ___________________________


 なるほどね、これを使って遠くに魔法陣を描けってことか。しかもまた整備の影響があるらしいし。

ただ、直観だとこのスキルだけじゃ、魔法陣は描けても起動はできなさそうだが……


 「まぁ習うより慣れろか。【亀裂槌】!!」


 モーニングスターを10mくらい遠くにたたきつけ、スキルを起動する。結構衝撃が来るな……というかさらっと鎖伸びたんだが……まぁいいか。

さて、亀裂はできているのか?

……できてはいるな。若干歪んでるけど。


 「はぁ、一応やってみるか。【起動】!!」


 ……………何もなさそうだな。

これは歪んでるからダメなのか、それとも他のスキルも同時に使わないといけないのか?ほかのスキルっていうと【魔力纏い】と【フォールメテオ】だがどっちだ?

もうブクマが付いている……だと!?

ありがとうございます!(≧▽≦)


次は明日を予定しています

続きをお楽しみに!

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