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旅に出るの日の朝

 夜が明けてとてもよく晴れた朝が来た。日の光が心地よく暖かい朝が来た。窓から注ぐ朝日で目を覚ました。時計を見ると朝の7時前、予定通り起きれて満足していると


「朝ごはんできてるわよー!!いつまで寝ているの!!」


 母親が大きな声で読んでいるのが聞こえた。部屋から出てリビングに行くと


「あんた今何時だと思ってるの?もう8時よ!!」


 と母親が起こった様子でご飯の用意をしていた。


「はぁ!?7時前だろ?部屋の時計は確かに7時前だったよ‼︎」


 急いで部屋に戻り時計を確認すると7時前である。しかし、よく見ると時計が止まっている。


「ええ、今日に限って壊れるのかよー」


 なぜこんな日に限って壊れるのかと凹みながらリビングに戻ると親父が朝ごはんを食べ始めていた。椅子に座り時計が壊れていたことを両親に話すと苦笑いされた。


「今日に限って壊れるとは、お前も運がないなー」


「こんな事もあるわよ」


 両親に励まされているが、旅に出る前に出鼻を挫かれてしまうとは本当についてないかもしれない。でも旅に出る前から嘆いていてもしょうがない。逆に不幸が去ったと考えてポジティブにいこう!!


「そうだね。旅に出る前から凹んでいてもしょうがないよね‼︎」


 そう言って目の前のパンを勢いよく口に入れる。予定より少し遅れてしまったがそれくらいならカバーできる。


「ご馳走さまー。じゃあ準備してくるね。」


 そう伝えて顔を洗い歯を磨いた後、部屋に戻り着替えを済ませ持ち物の最終チェックを済ませた。その後に部屋をぐるっと見回すと当分戻ってこれないのかと思うと少し寂しい感じがした。前世では旅に出た事はもちろんないし修学旅行以外でそこまで遠くに行ったことがない。なので住み慣れたところを長期間離れた事が転生前を含めてない。そんなことを思ってると少し怖くなって来た。


「でも確かめないとあの約束は確かめないといけない気がする。」


 そう呟いてドアを開けて部屋を出た。




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