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いるかいないかわからない人を見つける方法と旅の準備

 では旅に出てどうやって夢に出てきた女の子を探すかというと、旅先で出会った転生者全員に前世の名前を言って回る。とても単純でわかりやすい方法だ。



 この世界で転生者かそうでない人かを見分ける方法もある。それはこの世界の転生者は必ず両腕のどちらかに紋章があるから希望が全くないというわけではない。

 


 最初旅に出る目的とこの方法を両親に話したところ母さんには「何言ってるの?」と言われて父親には「バカじゃないのかお前」と散々な言われようだった。まぁ普通に考えたらそうなると思う。夢で出てきたいるかいないかもわからない人を当ても無くさがす旅に出たいなどと言ったら誰だって止めるし正気を疑うと思う。



 でも、それでもあの約束が気になる。あの女の子が気になる。あの約束や女の子のことを知らないでいる事は間違っていると心が魂が言っているような気がした。だから無理を押し通して旅に出ることにした。



 部屋で旅の支度をしていると母さんが部屋に入ってきて喋りかけてきた。



「本当に旅に出るの?」



 母さんのその問いかけに俺は「本当に旅に出るよ。」と答えた。



 すると母さんは続けて心配そうにこう言ってきた。



「レイ、あなたの旅はいい結果で終わらない可能性の方が高いし他の転生者がお前に対して友好的とも限らない。最悪その場で争いになって殺されるかもしれない。それでも本当に旅に出るの?」



 母さんがここまで心配するのにもちゃんとした理由がある。この世界の転生者には強弱や使い勝手の良さや悪さはあるが例外なく全員が特別な能力を持っていからである。そのことを考えると母親が心配するのも当たり前である。


「それでも旅に出て見つけてみせる。約束を果たしてみせる。」



 と母さんの目を見ながら答えた。



 母さんはその答えを聞くと心配そうな顔をしながらも「今日は旅の前日だから美味しい料理たくさん作ってあるわよ‼︎早く食べましょう」と言ってきた。


 それに対して「ならたくさん食べないとね!!」と言い母さんと一緒にリビングへ向かった。

 

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