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一章 1. (1)クジラとりの巣
私たちは、道具を使うが、果たして、道具とは、一体なんだろうと、目の前のあなたは、思われるだろうか。
……実は、私は、ぶっとい鉄骨を電気溶接機で組み立て、電動ノコギリで、分厚い板や分厚い角材をメジャーと万能定規で引いた線通りに切り、電動ドリルでビスを止め、普通に家一軒を作らされる作業を(仕事ではない)させられるが……石膏ボードも普通にそれ専用の歯で切断し、釘で打ったりしているが……
それらの作業も道具があるから出来ることだ。
逆に言えば、道具が無ければ、私では到底不可能だろう。
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