おっちゃんの子、サイサイ・・・って誰だあああ
遅れてすいませぬ。カ○イとベヨ○ッタの修行してました。
「落ち着いたか?」
「ああ」
辺りには大量の宝箱が。やったのはアキラだ。あのあと何故かハイテンションになって喚きちらしだしたアキラ氏。その声に寄せられてモンスターが寄ってきたのだ。そして意外や意外。モンスター四匹をわずか12秒でほふるアキラ氏。真の勇者は伊達じゃないな。
「本物のカケルなんだな?」
「餅だ」
しつこいやつだな…あっ、違う。鬱陶しいやつだな…黙らせてやるよ!このネタ分かる人、たぶん17の数字が好きなんだろうな。
「あとカケルのために言っておくが、K・Kってカレンちゃんにも当てはまるからその自己紹介はやめといた方がいい」
「なん…だと」
気付かなかった。
「で、今度はこっちが質問するぞい。我が愛しの…いや、そこまで愛しくはないが、妹たるエミはどないなされた」
「どっかの方言混ざってるよカケル。エミさんは178階層に置いてきた。もちろん生きてる…はずだ。あ、別に迫り来るモンスターの大群から逃げる囮にしたってわけじゃあないぞ?」
「拠点でも作ったのか?そこにおいてきぼり?あいつ寂しいと死ぬぞ」
にしても、妙に馴れ馴れしいなこいつ。俺のこと偽者扱いしてくるけど、お前こそ偽者なんじゃないのか?
「なんていうかなぁ…モンスターの大群の囮にはしてないというかなんというか…まあそこまで深刻な問題ではないし放置でいいだろう」
「おい、人の妹をどうでもいい扱いすんなよ。お前の従姉妹だぞ?」
「だからこうしてカケルを助けに来たんじゃないか。そもそも俺は改心したんだ。人をおいてきぼりにするとかありえない」
ん?改心?回診?会心?会心の一撃でもくらって頭でもおかしくなったか?いや、ミクに言おうとして言えなかったから今八つ当たりで言うけど、元々頭おかしいなこいつ。行動原理が謎。
「俺はな、カケル。絶対にこの世界の人達を救う…そう決めたんだ。ヒビキも、コウセイだって、この考えに同意してくれた。お前のおかげで目が覚めたよ。ありがとうなカケル」
フフっ、とイケメンスマイルで微笑んで来る…えー、名前なんだっけ。そう、アキラ。そういうのは女子にやれ女子に。
んで、つまりあれか。俺が死んだと思ったのを切っ掛けに命の尊さがうんたらかんたらということを学んで改心したってわけか。…って、ナカノさんはどうしたナカノさんは。俺の死とか完全無視か。よろしいならば戦争だ。巨乳だからって俺に勝てると思うなよ。あ、おッパイの話しで思い出したんだが
「あのツルペターズはなんなんだ?お前の彼女かなんかか?」
「いやいや、さすがにそこまで外道じゃないよ。それと、それを本人たちの前で言ったら殺されるから気をつけろ。あと、身長が高くてムネナイ星人の成人した聖人、ルルナはエルフだ。胸がなくて当然だ。ナカノさんには少し劣る火力だけど魔法の適性が高くてほとんどの属性の魔法が使えるから連れてきた。エルフの族長の娘だ。金髪ツインテールの子はコウセイの彼女で名前はユカイリ。種族はドワーフで、あれでもう成人だ。適性属性はみてのとおり電気系統。だんだん強くなって来るモンスターに対抗するため武器や防具等をその場で強化してくれる頼もしい仲間だ。最後に黒髪長髪幽霊風のアオカちゃんだね。種族は霊人。斥候っていう偵察ってかんじの職業だ。隠密に長けててすごく俺達の役にたってくれてるんだよ。で、カケル。そろそろ本題に入りたいんだけど」
うわ、話題のかえかたが強引。お前なんでそんなんでモテるんだよ。やっぱ顔か。世の中金と知恵か。
「あんだよ」
「なんでお前は生きてるんだ?」
「…は?」
「それに、髪で適性が分かるってのはこの世界の常識だ。だが、お前はこっちにきたばかりで、その常識を知らないはずだ。お前、やっぱりカケルじゃないんじゃないか?」
え、え、ええええええ?
…あ、ほんとだ。たしかに。言われてみれば。よかったよ従兄弟が優秀なやつで。駄目男で俺に金借りに来るようなやつじゃなくて、本当によかった。そして我が友うっちー、ご愁傷様。
「最下層まで来たSSSだっけか?まあランクの高い冒険者さん達に手取り足取り教えてもらったよ」
「SSSランク冒険者…?もしかしてそれ華麗なる戦乙女達…えーと、5人くらいいなかったか?種族は全員ムネナイ星人だったはず」
「…俺の(悪い意味での)ぶっ壊れ記憶能力によるとそのはずだ。種族はムネナイ星人ではなかったが、胸はえぐれてた」
「馬鹿かK・K。ムネナイ星人は比喩だ」
二人してあはは、うふふ、といった感じで笑い会う。なんであんなことされてこんなに仲良くできるのかって?
…あんなことってどんなことだー!記憶にないんだよ!酷いことされたなーってのは覚えてるよ。でも、具体的になにされたかとか覚えてないんだよ…向こうも仲良くしようと心掛けてくれてるようだしわざわざ突っ掛かることないじゃんか、ほら。あれだよ。だって、俺は寛大だし。
「にしても、こういう風に仲良くできるのって懐かしいよな。小学3年以来か?」
「いやいや、記憶捏造すんなよ。少なくとも俺の記憶にはねーぞ?」
「え?」
「え?」
アキラが一瞬何を言ってるか分からない、といった様子で首を傾げる。首岡茂。そして少ししたあと、なんだか悲しいような感じの表情をした顔になる。なんでだ。俺の記憶には…いや、知識にはアキラ氏は残虐非道なパーフェクト超人だったって認識しかないぞ。
「…ゃ」
「今なんかいったか?アキラ」
「え?カケルこそなんか喋らなかったか?」
なんだ今のゃって。ざけてんのか。
「…めろ」
?
「なんだ?メロって。人の名前か?」
「そっちこそヤメってなんだよ。八女?八女市か?」
は?なんだよヤメって。頭沸いてんのか?
「やーめーろー!」
そして、制止の言葉が俺達にかけられた。
叫んだのは男の娘コウセイ。意識しているわけではないのだろうがちょっと女の子っぽい口調だ。いや、でもこいつたしか俺いたぶってたときくっそ口悪かったような気がするんだが。
「おい、まじでやめろよお前ら!うるさいんだよびゅんびゅんびゅんびゅん」
びゅんびゅんびゅんびゅんってどんな表現の仕方だよ頭沸いて(ry。
「だって敵多いんだし仕方ないだろ!」
「ああ!?何言ってるか聴こえねえよ!」
「聞こえてんじゃねえか!」
「お前らが跳び回るせいでうっさくてこっちは3人に説明もできないんだよ!」
「じゃあ説明しなきゃいいじゃねえか!」
「ああ!あんだって!?」
老人かよこいつ。くそう、その気になればこいつら全員瞬殺できるんだぞ私は。そうだ。女体化しよう。あとで。
「そしてヒビキはなんで何も言わないんだ!」
「いやー、だって今動くと巻き添えになりそうだし」
「口動かすだけじゃん!」
「あー、じゃああれだ。カケル髪めっちゃ長いけど前見えてんのか?」
「僕が知るわけないじゃん!なんで僕に聞くのさ!」
「髪硬くて切れないんすよ」
なんか俺の話しが聞こえたので話しかけに来てみた。
「うぉう!びびった…いきなりこないでよ」
髪硬いんだよなぁ(物理)…しかも細いうえになびくから切りにくいことこの上ない。
「あ、あのドロップアイテム貰ってくぞ?」
「ア、ハイ」
近くのエルフさんに声をかけて、言質はとったと言わんばかりに宝箱を開けて中を回収していく。大雑把に確認するかぎり、大量の肉が見える。あと宝箱に入りそうもないくらい大きいやつとかもある。
………
……
…
よし。んなもんかな。あとはアキラにあげよう。私は寛大だからな。
・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・という事があってだな」
「ご、ごくり」
ごくりとか言うやつエミ以外で始めて見たわ。
今はこいつらに『ぼくがかんがえたかんぺきなねつぞうものがたり』を語っているところだ。あのSSSランク?SSランク?まあどっちか忘れたけど、今の俺のステータスの12分の7くらいのステータスもってた淑女達のパーティーとの事を話している。半分くらい捏造だけども。「このダンジョンのマスターと伝説のモンスターらしい方々に世話してもらってました」なんて言えないだろ?俺は姉妹ズで培った言い訳力があるからこのくらいおちゃのこさいさいだ。あれ?おちゃのこさいさいってどんな意味だっけ?おちゃのこさいさいおちゃのこさいさいおちゃのこさいさい…やべえゲシュタルト崩壊してきたぜ。ついアキラ達への事情説明(嘘)にも「ここでおちゃのこさいさいが」と言ってしもうた。
「…じゃなくて、おっちゃんの子、サイサイが…って誰だそれ!ああ、ごめん、あ!それよりさ、お前らこれからどうするんだ?」
一人乗りツッコミと唐突な話題転換で話しを逸らす。
「どうする、とは?」
ドワーフさんが聞いてくる。よし。完璧におちゃのこさいさいの事は忘却の彼方へ誘われたみたいだな。
「俺はこれから地上を目指すけど、お前達は下に潜るのか?ってことだ」
「あ…ど、どうする?皆。てか、カケルはついてきてくれないのか?ステータス見せてもらってないけど相当強いんだろ?限界突破した俺より強いように見えたぞ?」
「お前あれ限界突破使ってたのか。道理で強いわけだ。しかし、そのままだとたぶん死ぬぞ。一回地上まで戻った方がいい」
ついていく、とは言わない。一人は心細過ぎて死にそうなレベルだが、なんかリア充がいる中に入りたくないのだ。
「…ん?カケル、お前…下…下階層から来たのか?」
「おうふ」
あれ?これごまかしたほうがよかった系か?
「最下層まで行ったりした?」
…おうふ。これどうすっかな。行った事を言ってホデンさん達の恐ろしさを語るべきか、俺の保身のために200階のボス部屋前で訓練してたとかなんとか言うべきか否か。
・・・・・・
・・・
うーん…中学校で「将来なりたい職業書いてねー。先生の旦那さんとか先生の旦那さんとか!先生の夫とか先生と結婚したいとか!」と言われた時に将来の職業考えた時と同じくらい決められないぞ。くそう。やはり念話のスキルを習得しておくべきだったか。ミク!おいミク!なんか良い案だしてくれ!
『あんたMなんだしこんな状況大好物なんじゃないの?』
え、ちょ、なんだよその変な固定観念は。俺はMじゃないぞ。たしかにさっきから後ろ向いて一人でなんか変な事してるっていう風にあいつらに思われて変な物を見るような目でこっち見られてちょっとゾクゾクするけど、俺はMじゃない。で、良い案はないか?
『あんな風に言うなら茄子ね』
茄子かぁ…そうかぁ…よし!
「実は私は………」
・・・・・・・・・・・・・・・
「ここが178階?」
「んのはずだ」
結局俺ははぐらかす事にした。そもそもSSSランクとかいうなんかすごそうな冒険者さん達も地上に何回も出てるんだし、それで何も情報が伝わってないってんだから隠してるんだろう。師匠達の事を。
それにアキラが俺一人じゃ大変だろうから、という事で案内役をつけるとか言い出したからな。このパーティーだとどっちにしろ一人欠けたらパーティー全員死んでたし、いっそ全員で地上に戻ろう、という事になったのだ。
エミも回収して。
「階段きついねー」
「…」
…にしても、女子ズが全員俺と口きいてくれないのがきつい。俺結構イケメンになったと思うんだけどなあ。職業の補正的に考えても好感くらいはもって貰えると思ったのに。俺の職業『皆のマスコット』。最初はks過ぎてこの世界生きてけるかわかんなかったレベルで酷いと思ってたんだけど、超解析のスキルレベルが上がったおかげでそこそこ当たりな職業だということが分かった。皆のマスコットは『周囲の人物や動物に対して、自分に好感を抱かせる。好感度は上がるが=恋愛に発展するわけではないので注意。むしろ恋愛に発展しにくくなる。同性に対しては特に効果を発揮する。ホモ嫌い。効果の強度は世界に存在している時間に依存する』という神効果がある。たしかにモンスターも警戒しなければいけないだろうが、人間だって注意しなければいけない。疑心暗鬼に陥りそうな教訓だけど、実際そうだ。盗賊とか奴隷商とかいるしね。で、この職業補正の効果で基本人と仲良くなれるはずなんだが…うん。見ての通り無視だ。酷い。
「カケル、前見ないと危ないぞ?」
「ん?ああ」
階段の気配があるから眼をつぶってても大丈夫なんだけどね。
「ん…ぁあ…」
ん?そろそろ178階につくからだろうか声が聞こえる。
「ああ!そこ!イイ!」
「え?」
思わず声を上げてしまった俺は悪くないと思う。だって目の前で
「はいはい、女子達は見ちゃだめー」
「はーい」
「分かったー」
「おう。眼隠すぞ」
「分かったわヒビキ」
「んん…ん?え?あ、あ、アキラさ、ひゃああああ!!」
数ヶ月ぶりに会う妹がなんか一人で卑猥なことしてたんだもん。もちろん後ろ向きで。こっち向いてたら兄として、恥ずかしさのあまり死ぬわ。髪が長くてよかったな妹よ。
「なあアキラ。俺帰っていいか?」
「ああ、いいぞ。もちろん俺としては異論はない。ただし帰るときは皆一緒だ。エミさんもな」
いろいろと卑猥…じゃなくて酷い。
改めて、周囲を見渡してみる。周りは、あれ?
「この階層、狭いんだな」
「ああ。なんか埋め立てたらしいぞ。ここにいた種族達が」
埋め立てた?ますm…師匠とダンジョン本体の能力で無くなるんじゃないのか?それと所々にある木とか家とか川はなんなんだろうか。
「それより早く…ん?アキラさん、そのイケメン誰ですか?」
長い髪のおかげでいろいろと隠れてるエミが聞いてくる。手をとめようぜ手を。それと俺の髪は頑張って切ってもらった。ドワーフさん…ユカイリさんが散髪用のハサミ的なやつを作ってくれたので、それでアキラが切ってくれた。これだから皇子は……なんでもできるイケメンとかまじで死ねよ。センスの塊じゃねえか。
「え、妹よ。義理とはいえ兄貴を忘れるとは酷いと思うぞ。記憶力がうんこな俺でもクラスの人とかお前らのことは憶えてたんだからな」
「…………?………………ぇ、あ、えええええ!?お、おおおおおおいちゃん!?」
「おちつけ。お兄ちゃんはまだおじさんじゃない」
「え、え、でもなんか痩せてない!?ねえねえ、痩せてない!?なんでそんなに痩せてるの!?」
「おちつけ。服着ろ。ほら、これやるから」
今にも隠してる手を振りほどいて俺に襲い掛かろうとする妹君に異次元から取り出した、俺の髪で作った服を投げつける。俺の髪、そうとう伸びてたらしく、計ってみると2メートルほどあった。俺の髪だっただけあって、防御力がそうとう高い服ができた。俺はどっかの誰かと違って髪は多いのでね。服にするくらい容易だ。それと、通常髪質が少しあれなせいでゴワゴワするはずが、服にしたとたんアイテム化?とかいうことが起こってなんかすごい普通のTシャツになった。ビビった。そうとういかれてるらしいな。何がとは言わないけど。そうとう。双頭のサンダードラゴンつおいよね。あ、服を作ったのは俺だよ。裁縫とかの家事は父上に仕込まれてるからね。てか、普通の人の髪の毛ってアルミくらいかたいらしいよ。
「顔を真っ赤にした妹君が服を着る。下は履いてないけどまあ大丈夫だろう」
「何状況解説してるんだカケル。いくらショックだったからってキチるのはまだ早いぞ。ヒッキーしてたお前にはわからんだろうが、この世界はもうちょいカオスだ。日本のころの倫理観は捨てた方がいいぞ。ついでに童貞も捨てた方がいいぞ」
「ん?今の声にでてたか?…じゃなくて、あれだ。女子ズにもう眼を開けていいよって報告をしたんだよ」
DTのことはスルーする。スルーする。大事な事なので二回言いました。まる。
「にしても…見えん」
「何がだ?」
「いや、なんかエミのエロい部分が見えそうだったんだが」
「え…お兄ちゃん?」
「俺の視力が悪いせいで見えねーやーくそー、くやしーなー(棒)」
まあ女性の身体なんて見てももうあんまり嬉しくないんだけどね。一応こういう反応しとかないとエミがなんか後で突っ掛かってきそうだし。競う。
『起草』
なぬ、起草、奇想天外。
『天外、天涯孤独ね。私の勝ちよ』
くそ、そう来たか。負けたわ。てかなんのゲームだこれ。
にしても、修行でも俺の視力は治らなかったんだよな。眼鏡は俺に似合わないらしいので却下。
「で、なにしてたんだ?って言うのは流石にデリカシーが無いよな。カンバラさんちのお子さんはデリカシーの塊だってよく近所のお姉さんに言われてたから今の発言は無しってことで。で、なんでここにいるんだ?なあアキラ、拠点ってここか?」
エミはなんか顔赤くして俯いたままなのでアキラに聞く事にした。
「ここはサキュバスの集団が住み着く階層なんだよ。この階層にいるだけで精神が毒されてって、やばくなるんだよ。ほら、あそこに家とかあるだろ?あえて家を作ることで野外プレイの意識を持つんだって言ってた。あとお前の知り合いがもう一人いるから楽しみにしとけ」
「ちょ、質問に対する答えになってないぞお前」
そういえば前もこんなことあった気がする。異次元操作について議論してるときだっけかな。憶えてねえや。
「あ、じゃあ俺は報告に行ってくっから」
「僕も行く」
「私も」
「同じく」
「兄妹、感動の再会?なんか泣けてこないんだけど」
『おなじく』
最後な変なのいたけど気にしないでおこう。
『お香』
お、お香?…いやいや、その手にはのらないぞ。
「って、どこ行くんだ?」
「この階層はサキュバス達が占拠しててな。サキュバスの王女的な人に報告しなきゃいけないんだよ。じゃ、探して来るわ」
「あ、俺も行くぞヒビキ。じゃあなカケル」
「ヒビキとアキラは元気だな。…さて、エミよ。最後に言い残す事はあるか?」
…
「いやなんで殺すみたいになってんだよって自分でツッコミいれるとか寂しいぞ」
…
「冗談だって。で、エミ。…ん?おーい、聞いてっか?」
エミの目の前で手を振る。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
…
「返事が無い。ただの屍のようdっっおおおお、危ない。何するんだよ」
エミが急にこっちに拳圧を飛ばしてきた。危ないよ。お前絶対攻撃と力上げまくっただろ。
「それはこっちの台詞だよ!」
「え?は?いやいや俺屍じゃねえし!」
「こっちはお兄ちゃんが死んだと思ってた凄く心配したんだよ!お姉ちゃんはなんか旅にでちゃうしカレンちゃんはなんか国築いちゃうしコウスケ君はなんかハーレム作っちゃうし!カレンちゃんが教えてくれなかったら私も地面に頭減り込ませてたよ!アウチさんがお兄ちゃんと一緒に転移しなかったって聞いて、本当に心配したんだからぁ…」
ヒック、ヒックと泣き出すエミ。
…そうか。俺は一応行方不明になってたんだよな。220日って何ヶ月だ。まあそれはさておき、聞き捨てならない言葉が聞こえたぞ。
「カレンの建国ってどういうことだあああああああ」
Twitterを始めたと言ったな・・・あれは嘘だ!いや、嘘では無いんですが、なんか親に規制されました。3月か4月あたりに規制といてもらえるっぽいのでそのときはよろしくオナシャス。
皆さんは学生時代、一人静かに読書してるだけなのにクラスの女子からくま○ンの人形を投げつけられたことはありますか?作者はあります。皆さんは歩いてたらクラスの女子に急に足ばらいされて追撃の踵落としくらって保健室行きになったことはありますか?作者はあります。皆さんもそういうことには気をつけましょうね。
精神破壊の転生勇者の方でキャラの名前募集してるんで、よかったら教えてください。次回は来月です




