プロローグ
初めてです。よろしくお願いします。
12月の・・・半ばくらいに大幅に改稿しました
「兄ちゃん」
「ん?もう寝るか?」
「うん。明日も学校だし。おやすみー」
「そうか、俺はまだワイファイ対戦してるから。おやすみー」
寝る前のお決まりの挨拶をして、俺の弟が俺の部屋から向かいにある自室へと帰っていった。
ぴろりろりん♪
勝者、神原翔・・・っと。今回もカウンターで余裕勝ちだったな。
普通の高校生二年生である俺こと神原さんちの翔君はゲーマーです。それはもうすごい。そのせいでいつも寝不足です。
・・・・・・
結局今日もオールしてしまった・・・この対戦相手の人、結構上手いんだよな。しかも抜けないでずっとタイマンやってくれてたし。
「さてと」
今は5時。今月は6月なのでまだそこそこ暗い。今の内に着替えて、ご飯も作ってしまおう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんの変哲も無いご飯が主食の朝ご飯をつくる。時間はまだ6時前。この時間だと起きててもカレンくらいか。冷めない内にみんなを起こそう。
台所からでて廊下、階段と続き、さっきの自室に繋がる廊下へとお戻る。
すぅ~っ
「み「「「「おはよう!(ございます)」」」」んな、おはよう」
・・・言わせてよ。
「おはようございます兄さん。朝の目覚めのファーストベロキスはまだですか?」
「おちつけカレン。翔が困っているぞ。大体朝の目覚めのファーストキスってなんだ」
「カレンちゃんだけずるい!私も愛してお兄ちゃん?」
「兄ちゃん兄ちゃん、知ってる?リアル妹って普通にキモいしこんなこと岩魚痛!痛いよレン姉!」
これが神原家の日常。朝おこしにいったら普通に起きてきて、騒ぐだけ騒いで学校に着くのはギリギリという具合だ。
「早くご飯食べちゃってよ。食器片付けたいし」
「「「「はーい」」」」
「あ、こうすけ、今日のご飯は岩魚じゃないぞ」
「そっちの岩魚じゃないよ!」
・・・さっき岩魚って言いかけてたけど、違うのか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぎこぎこぎこぎこ
今は家から自転車で10分くらいの高校に向かっている最中だ。他の兄弟は無視。俺達兄弟は皆朝に弱いのだ。
俺の容姿は、端的に言えばぽっちゃりだ。髪は黒く艶めかしい・・・わけでもなんでもない黒いだけの髪。体型はデブ。眼鏡はとった。本来はしてないとほとんど見えないんんだが・・・まあ現実から目を背ける場合には最適なので逆にしてない。そもそも眼鏡してるときの俺の顔ってキモいし。身長は・・・中くらい?
イチャイチャイチャイチャ
・・・にしても、最近リア充が多いな。天空×字拳をするインド人でも降って来ないかな。
自転車小屋には何だか人だまり(女子)ができていた。
イケメンきめぇなーと思いつつ・・・まぁ、無視して通り過ぎようとしたら
「ちょっとまtt」キャーキャー
・・・
「ちょっとまったぁ!」キャーキャー
・・・
「ちょっ」キャーキャー
スタスタ
「おい」キャーキャー
スタスタ
「まて」キャーキャー
スタスタ
「翔!」
名前をよばれた気がしたが、きっときのせいだろう。
さっきまで騒いでた女子が静まり返った。
「まてよ翔!友達を見捨てる気か!?」
ピタッ・・・
俺が友達を見捨てる時は俺に彼女が出来たときだ(つまり絶対に無い)。
スタスタ
「ア、ジテンシャノカギカケワスレテタカモ。カケテコナクチャ」
・・・
「おいお前まじか!」
振り向いてみると、そこにはイケメンが・・・
「頑張って!」
俺はそれだけ言うと歩きだす。
キャーキャー
後ろがうるさいが無視だ。一時的に静かにしててくれた女子にわるいからな。
生徒玄関から、中に入る。靴箱を開け、靴を履き替える。あい変わらず無駄にでかい靴箱だ。
ちなみにさっきのは、幼なじみの伊藤疾風くんだ。親の陰謀によりかっこいいから、とゆう理由で付けられた可愛そうなイケメンだ。
名前負けしててくれるとありがたいが、才色兼備、容姿端麗、疾風迅雷の人気者だ。最後のは男子達の嫉妬による、皮肉をこめた二つ名だ。
あいつは剣道部の部長で、なんかあの足をバンってやったときの音に驚いた女子が
「きゃあ!雷!」と言ったことと、それを見ていた男子の一人が
剣道部の三年生から
「この学校には二つ名(笑)って言うニックネームを
もつひと達がいるよ!ww」
って聞いていたことをおもいだし、咄嗟につけた名前が
皆に定着したそうだ。
皆、わざわざ長いのに
「おーい!疾風迅雷(笑)」
「疾風迅雷(笑)、それとってー」
と、二つ名で呼んでいる。
俺は流石に可哀相(女子からは名前なの)に思い
「二つ名長いし呼びにくいだけだから!
べつに可哀相に思ったわけじゃないから!」
と、需要がないのにツンデレしてあげたりした。ちなみそのとき「雷!」と言ってしまった女子は今現在疾風のストーカーです。
思ったんだが、普通二つ名って~の何々って言うんじゃ無かったっけか。疾風迅雷の疾風、みたいな。疾風迅雷だけだと違う希ガス。
疾風のビジュアルは、髪は茶髪で肩にちょっとかかってるかんじだ。身長180超えのスリム体型で、所謂細マッチョだ。
ちなみにこの学校にはさっき言った通り二つ名とゆうニックネームを持った人達がいる。大体は名前と部活、容姿で決められてたりする。
てか、容姿のレベルが高い。この学校。勉強のレベルは普通のくせに。登校拒否してた俺でも入れるくらいだからな。
そろそろ教室につくかな。
今日は昨日に比べて騒がしいな・・・まさか・・・いや、まだのはずだ。
いつも通り気配を消して教室に入る。気配を消すのは中学校のころイジメっ子から逃げる為に身につけたものだ。所謂、あれ!○○くんいつのまにそこに!?的なやつだ。気配を消してるつもりでけしてない、ってことはないはずだ。
入ると・・・
アイツガイタ。
・・・
めんどくさいなぁ・・・
キャーキャー、キャーキャー
「カンバラ君、これ私にくれるの?」
「うん、もちろんだよ!」
「君にはこれが似合うよ」
「本当!?ありがとう~♪」
あいつ・・・なんでいるんだ!?
今日はまだ水曜のはずだ。そう思い、なんか授業の内容とかが書いてある名称不明の小さい黒板をみる。
6月○○日 木曜日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!、!
ゲームのしすぎによる寝不足で日にち忘れてた!!!
ヤバいヤバい、ヤバい、ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!!!
「ん?」
あいつがこっちに気付いた気づいた。
「久しぶりだね♪翔君♪」
・・・・・・・・・
こいつの名前は菅原章
・・・容姿端麗、才色兼備、皇子、支配者の二つ名をもつ、俺の従兄弟だ。
正直皇子とか支配者とかイタいだけなんだが言わないでおく。
「で・・・いつ帰って来た。章」
・・・こいつは、菅原章。すがわらだと語呂が悪いとゆうことで、俺と同じく、カンバラと呼ばれている。俺からしたらいい迷惑だ。てゆうか、章も翔も『しょう』って読めるから、そこらへんの女子に「カンバラ しょうくーん!」とでも呼ばれようものなら、ややこし過ぎて、発狂するくらいだ。まぁ?俺見たいな奴に話しかける女子とかいないし?うん。今はもう「カンバラ君」と呼ばれたら、章が呼ばれている。と、割り切って、無視している。てか中いい友達からの呼び方きまってるし?うん。疾風だと、「しょう」だしね。
「やだなぁ。わかっている事を聞くのは馬鹿のすることだぜ翔」
おっと、自分から話しかけといてなんだけど、こいつのこと忘れてた。
「うん。今おもいだしたわ、うん。え?ほんとにちゃんとおぼえてるのかって?うん、おぼえてるって。あ、そういえば(ゲームのし過ぎで)しゅくだいやってなかったなぁ~、うん。じゃあ俺は宿題するから!」
ふう・・・少し挙動不審すぎたか?いや、これで問題ないはず・・・なぜなら私の様子が進化する前のポケ○ンと同じくらいおかしいことは周知の事実だから。
・・・・・・・・・
「まってよ、翔にもプレゼント!ほら!」
・・・うん。いつも通りだったよ・・・
『昼休み、体育館裏にきてね♪』
「はぁ・・・」
この内容の手紙を女子から貰えたらどんなに嬉しいことか・・・こんなんだからカレンにホモ疑惑かけられるんだよ・・・あれ?思ったんだが、カレンいたら女子からこの告白じみた手紙貰えないんじゃ・・・まあいい。
俺はため息をはきながら、宿題を広げる。今日は理科か・・・
長いので、脳のスイッチをきりかえ、無心モードに突入する。
章は、二つ名からわかる通りのイケメンで、俺の髪とは違った、黒く艶めかしいサラサラの髪。ムキムキの腹筋(見たこと無いのでたぶんだが)。この学校の理事長の孫、陸上部の部長にして、世界的に有名な、あの『Suger』の御曹子。そして、俺の従兄弟。・・・どんなステータスだよ!ちなみに、『Suger』とは、この学校の設立から、医療関係、機器製造業や、食品関係の仕事。家電店の運営や外国との貿易、全国にチェーン店があるファミリーレストランの経営、不動産、アニメ製作、映画製作、ゲーム製作、ゲイム製作、弁護士、探偵、印刷業、テレビ番組のスポンサー、超人気アイドルグループを大量に抱えているなどなど・・・などなど、などなどなど。などの多さが表す通り、数えあげれば切りが無いくらい日本に関わっている。おそらく『Suger』に関わってない日本人は、なかなか見つからないだろう。てか、いないだろう。山篭もりしてるやつとかも服とかで関わっている・・・はず。たぶん。きっと。
お、宿題終わったか。
・・・暇なんで寝るふりでもしよう。もとい、再び回想に入ろう。そう思ったところで
ガラララっ
ドア(スライド式)が開く音がした。先生が入って来たようだ。
・・・ドア開いてたはずなのに、どうやってドア開けたんだ?先生怖い。
おっと、HRが始まる。ハンターランクじゃなくてホームルームだよ?
章が先生にお土産、もといプレゼントを大量にあげている。
先生に突っぱねられている。・・・
章ざまぁwww
~昼休み~
俺はお昼ご飯を食べずに、いつも通りの場所で待機していた。見つかったらカレンに追いつかれることは確定なので授業終了と同時に教室出ないと駄目だったからお昼ご飯は食べれてない。章とはクラスが同じなのにまだ来てないところを見ると、いつも通りに取り巻きを呼びに行っているようだ。まあ俺が来るのが早すぎるってのもあると思うけども。
3分くらいぽけ~っとしていると、徐々に足音が3つくらい聞こえてきた。
いつも通りにあいつらもご飯を食べずに来たんだろう。
・・・・・・「だよなぁ」「ああ、7日ぶりだな!」
あいつらの声がきこえる。
はぁ・・・ついに来たか・・・俺は心して待ち受ける。
いまのは確かにあいつらの声だ。
徐々に声が近づいてくる。怖い。
これから起こることを考えると、ブヨブヨのふとももが、生まれたての小鹿みたいにふるえる。・・・程でもないか。正直強弱モード機能付きの扇風機をすごいって騒いでるクラスの堂前君と同じくらいどうでもいい。中学のころに比べれば陰湿で小規模だし。
あいつらが、遂に角を曲がってこっちを捉えた。
「おお、久しぶりだな。ハラショー。」
「顔見るだけでやっぱむかつくゼ」
・・・来たか。
ちなみに、今のハラショーは、俺がこいつらに呼ばれているニックネームだ。
神原 翔 をカタカナにすると
カンバラ ショウ(かける)
になる。カンバラショウ。
カン、バラショウ
カン バラショー
カン ハラショー
といった、謎の進化を遂げた結果こうなったそうだ。すごいつぶらな瞳の三世代御三家の水のやつが進化したら一瞬で目が死ぬのと同じくらい謎な進化だ。この名前が決まったとき、めちゃくちゃ爆笑してたな、こいつら。ちなみに俺の顔見るだけでむかついたこいつの名前は、
塩谷 響
柔道部の期待を担う、柔道部副部長だ。
二つ名は『お尻○じり虫』
相手を投げるとき、しっかりと腰を密着させる事から、こう呼ばれている。お尻とお尻をごっつんこってな。
顔は二つ名がついているだけあり、かなりのイケメンだ。
脱色して金髪に染めた髪に、着崩した制服。
『Suger』運営のアイドルグループに所属しているくらいだ。
もっとも、イケメンかどうかは普通の学校を基準にした場合だ。
この学校には美男美女ばっかりなので、中の上と言えよう。
2人目のやつは
山西 輝成
塩谷と同じアイドルグループに所属していて、身長は160くらいでちっちゃくて、顔も小顔。
二つ名は『男の娘』
俺にハラショーのニックネームを付けたほんにんだ。
こいつは、このハラショーとゆうニックネームを気にいっており、俺を名前で呼ばない。あと顔の割に腹黒。
3人目は章だ。
3人とも無駄に見栄えがよく人気も高い。それでいて人前ではいい子ちゃんぶっていて、俺とも仲良くしていると思われている。何よりリーダー格の章が無駄に知恵を回して来るのがうざい。
・・・それにしてもコイツら、ハラショーハラショー連呼しやがって・・・
本当に意味わかってんのかな?
お、俺をほめたってなにもでないんだからね!
それはさておき、俺、さっきから靴を脱いで蹴られまくってます・・・
・・・べ、別にマゾじゃないんだからね!
・・・・・・・・・
はい、正直ほかの事考えていてきを紛らわせていたけど
馬鹿見たいに痛いです。
ムカつかれたあと、すぐに塩谷による旧式一本背負い地面に組み伏せられた俺は、
何回も投げられ続けたおかげで完璧に習得した受け身で、すぐに立ち上がろうとする。が、腹を蹴られる。痛い。一瞬息がつまる。ご飯を食べずに来てよかった。
吐瀉物が出そうになるが、蹴られたことで息がつまる。等といったことがおこらないからな。
そこからは現実逃避してて覚えてない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ありがとう~♪サンドバッグ君♪」
そういってあいつらは去っていった。
俺を蹴ったあとに食べるご飯はそれなりに美味しいらしい。
さてと。俺もご飯食おうかな・・・
今日も俺の手作りだ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~放課後~
午後の授業は眠いから寝た。
終礼をすませ、はやく帰ってゲームしてえなぁー。と、思いつつ、ドアに手をかける。
???
ガタッガタッ・・・
開かない?
気付いた時には時すでにおそし。
なんか床光ってるなー、と思った瞬間!俺達の視界は光に包まれた。卒業写真撮るとき以上の光だ。失目したらどうしてくれる。
次回に続きます
忠告、現在改稿中なので「なにこれ?」「名前おかしくね?」と言ったやつがあとらへんででてきます