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意味が分かると怖い(かもしれない)話

七夕飾りに【200文字小説】

作者: 千嶋桂華


七夕飾りに願いを書いたはずなのに

やってきた貴方はいったいだあれ?




男と女が空の上

愛を確かめ合うこの日

彼らは気まぐれに願いを叶える



少女は家族が嫌いだった

自分と似てない弟が

どこか他所他所しい両親が

混血児のような顔が

大嫌いだった


だから少女は願った

幸せなカップルに願った


星は言った

「その願いなら叶えてあげよう」


少女は夢見た

幸せな家族を夢見た

家族皆で仲良く眠る夢を




数日後、少女は無残に死んだ

車にひき潰された彼女は

教会の裏の墓に入れられた


少女の家族は今日も見舞う

両親の親友の墓を




願いは叶えられた。



そこの貴方は、答えが分かりましたか?

星は願いをきちんと叶えています。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  少女の両親と弟は本物の両親ではない。  少女の本当の家族はすでに死んでいたので、家族みんなで仲良く眠るという夢は少女の死によって叶った、ということですね。 [気になる点]  願いを叶えて…
[良い点] 情景がすぐに浮かんできました。いい作品だと思います。 [気になる点] まあ、小説ではないなと。詩という表現の方があっている気がします。 [一言] 個人的に好きな作品ですね。 読ませていただ…
2011/08/02 19:56 退会済み
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