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上手い話なんて転がってないー転生後(卒研後)は司書になります   作者: おがくず


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来世は家庭教師、副題堂山救済録

「大翔、何だ用事って??まさか喧嘩じゃないだろうな。」

「違うよww何言ってんのお前。つーかさお前他大行くんだって??」

「ああそうだけど。ごめんもう俺この生活に耐えられなくて」

「ああ来る日も来る日も魔法の図書見つけて冒険するってのいいだろ慣れっこだろ。」

舞台は大学の屋上だ。

「今日は小説「来世は家庭教師ー副題堂山救済録」をチョイスしてきましたーパチパチ、本を開くとあら不思議」

文章が一瞬のうちに脳に出力される。「こちら目白警察署前至急補導お願いします。午後12時ごろ路上を歩いていた男子高校生を補導。「年は??」「18です」「親御さん来るまで署で待機してろ」親御さんは来た。制服姿の男子高校生を連れて帰っていった。親御さんの見た目は35-40歳ごろシングルファザーのようだった。この後少年は大学へ進学しピンサロや風俗を経験して大人の階段を上る。でもこれは未来の話。大学入試当日」

「はいここまで」

「え、ヒントすくな」

「これをヒントに頑張ってください」

「!!急にあたりが暗くなったような...」

季節は冬である。大翔があの家めがけてピンポンしてこい。大学屋上から離れた家を指さし「ポッ」とその家だけ明かりがともった。屋上から階段ガンだで走る。走って光だけと地図を頼りにその家に到着「ピンポーン」

「はーい家庭教師の方ですか」

「はい!!」

「まあ堂山先生。息子の成績が振るわなくて見ていただきたいと思ってました。」

「わかりました。ではさっそく息子さんに」

実は大学の第一志望落ちちゃったそうだ。第二志望の私立京率大学を目指して勉強中らしい。

「ここの問題がわかりません。」

「ああ生物個体群の環境収容力ね。汚染による環境の悪化、食料の不足が密度効果として挙げられが正しい。」

彼は僕と同じ生物科学科志望

「本番は今までの積み重ね、難関大以外は知ってる問題が出る。知ってる問題の積み重ねで6割狙おう。」

と威勢よく言ったものの実は生物と化学、現代文と漢文しか教えられない。後は英語だがlisteningに難がありすぎる。

「ほかの先生にも見てもらってるの??」

「はい!!榊原恵先生と吉田詩織先生に」

ひょっとして僕堂山ではカバーしきれない性的な講義を展開してるのだろうか。

疑問は尽きないが

「OK,今日はここまで理科は追い込みが効くよ。最後は英語の英作文と理科の問題演習少なくとも僕はこれで京率大受かった。」

「今通ってる大学は??」

「岳人大」

「なんで行くのやめたの」

「だってあそこ神奈川だし岳人大は目黒キャンパスだし」

「あー立地で決めたんだ」

「そうですけどー??」

ほどなくして大翔がタクシーで迎えに来る。永遠のお別れだ。

「どうだった」

「偽善者ぽかった」

「あの子大学でも問題起こして精神病んで病院通うよ」

「だろうな」

「もちろん内面特に夢の問題なんだけど」

「何が言いたい」

「お父さんそっくり」

「ああ俺ねあの本読んだ。精神病院の閉鎖病棟が牢屋として機能してるやつだろ。行いの罪ってやつを咎めてそれで精神病院送りになるって話聞いた。お前の潜水艦の父親も似た状況だったかもな」スマホが鳴る「mission clear!!」

「今回のクリア条件は」

「家庭教師をやる。若者を救済する」

タクシーが家に泊まり僕はすごすごと帰宅する。現実に引き戻される。本当にタクシーで帰ってきたのだろうか。大翔は埼玉に住んでる。星がオリオン座をなぞって光っている。月に向かって犬がわんわんワンと吠えたてる。思えば不思議なもので犬は外に出される。雨の日も。ずぶ濡れの犬、雨に煙る街想像しただけで家で凍えそうだ。深海の嘆き、あれで出てきた養子縁組の子供いったいどうなったんだろう。後で調べてみるか。大翔は知ったかぶるが、僕も知ったかぶる。


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