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サキュバスの家庭教師?

「俺が、サキュバスの家庭教師を……?」


 日葵さんの力になりたいのは間違いない。


 でも、これから俺の教え子になるのは俺の最も嫌いな人種であるビッチで、それもその最上級に位置するようなサキュバスだ。


 男を下に見て遊んでいるような女だぞ? そんな奴の指導なんて本当に俺にできるのだろうか?


「身勝手なお願いだということは十分理解しているよ。でも、もう大地くん以外に頼れる人がいないの。どうか私に……私たち姉妹に、大地くんの力を貸してくれないかな?」


「でも、俺が魅了魔法に耐えられるからと言って、月麦が俺の言うことを聞くとは思えないんですが……」


 これが一番の問題だ。あいつが素直に俺に従って勉強している姿がまるで想像できない。


「あ、それは大丈夫だよ。私、あの子と契約を結んでいるから」


「契約?」


「サキュバスの力を使った契約で、お互いの決めごとを守ると約束するの。もし破ったら、契約を結んだ相手の奴隷どれいになっちゃうらしいよ?」


 おいいい!? 正気か日葵さん!? まさか性奴隷の契約とかじゃないだろうな?


「大丈夫なんですか、そんな危ないもの結んで!?」


「大丈夫だよ。私があの子との約束を守ればいいだけだもん」


「それで、その約束の内容はどんなものなんですか?」


「私が魅了魔法の効かない家庭教師を連れてきたら勉強をするって約束だよ。あの子は私が絶対にそんな人を見つけられる訳がないと思って高をくくっていたみたいだけど残念だったね、お姉ちゃんの愛の力は偉大なのです!」


 日葵さんはえっへんとその立派すぎる胸を張った。


「でも、もし私がそんな人を見つけられなかったら、そのときは私が月麦のいうことを何でもひとつ聞いてあげるってことになってるよ」


 あのワガママビッチのことだ、そのとき日葵さんにどんなお願い事をするかなんてわかったもんじゃない。


 もしかしたら、一生自分のことを養ってくれなんてクズのようなお願いごとをする可能性も大いにある。


 だから、このとき俺は決意した。俺のような不幸な人間を一人でも減らす為にも、そして、日葵さんを月麦の魔の手から救うためにも、俺は奴に勉強を教えてまともな女の子に戻してやる必要があるのだ。


 たとえそれがビッチなサキュバスだろうと関係ない。それが過去にあんなつらいことを経験した俺の使命だ!


「俺に家庭教師をやらせてください日葵さん! あいつを自分一人の力で生きていけるように指導して、うちの大学に入れるくらいの学力を絶対に身につけさせてやりますよ!」


「本当にいいの!? ありがとう大地くん! 大地くんは私たちの救世主だよ!」


 日葵さんは感激して俺の胸に飛び込んでぎゅっと抱き着いてきた。


(うほおおおお!? やっわらけえええぇぇぇ何だこれはぁ!?)


 その立派すぎる双丘が日葵さんと俺の間で押しつぶされ、ぷにぷにとした柔らかい感触が伝わってくる。


 甘い匂いが髪の毛からほんのりと漂ってきて、俺は幸せに包まれた。

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