2話:これからの事を考える。
「取り合えず変装するためにサングラスを買うか。」
今後の事を考え、サングラスを購入することにした。
また、猥褻罪で逮捕されないためにも、普段はEランク冒険者として生活し、
ソロの時はこの魔法を使用することを考えた。
まあ、長期にわたる荷物持ちのおかげで、筋肉は付いているしな。
「おーい、ゴキブリが居るぜ。」
サングラスを購入し、冒険者ギルドに行くと、代わる代わる罵倒される俺。
「ゴキブリ、今日も俺と一緒だぜ。」
ジョンに引っ張られ今日も新米冒険者とダンジョンに行くことにした。
そこには5人ぐらいの冒険者がおり、女冒険者も混じっている。
「これから、ダンジョンに入るぞ。いいか、冒険は危険が多くある。
必ず生き残るためにも周囲は確認し、連携を取れるようにな。
こいつみたいになるんじゃないぞ。」
そういうと、俺を差し。
「こいつは、スキルは何もなく、荷物持ちだ。
だけど、死なないからゴキブリってあだ名がついてる。
良いか、こんな奴になるんじゃないぞっていう見本で連れてきた。」
内心泣きそうになったが、いつもの事で堪えた。
新米冒険者は俺の事をみて笑っている。
「それじゃあ、ついてこい。」
そういうと冒険者たちを先導するジョン。すると、魔物が現れ。
「おい、行け。」
いつものようにそう言うと、俺は先陣を切るが、いつものように撃退できず
逃げ回っていた。
「こんな奴みたいになるんじゃないぞ。」
そう言って、魔物を一刀両断するジョン。歓声が上がるジョンと対比して
俺には嘲笑の嵐だ。
そんなこんなで、色々ジョンが教えていると。一体魔物が出た。
「ブラックオーガだ!やばい逃げろ。」
腰を抜かしている冒険者もいる中、そういうジョン。
「リック時間を稼げ。」
そういうと、俺を生贄に差し出すジョン。しかし、いつものことながら
何もできないので瞬殺される。他のやつらは逃げて俺だけ置いて行かれた形だ。
ブラックオーガは、俺が死んだと察し他の冒険者を追いかけている。
死体を啄もうと、鳥の魔物が襲ってくるのでボロボロの服を脱ぎ、
「ヘルフレイム」
そう言うと、魔物は骨を残し蒸発した。
「今までの恨みを晴らしてやる。」
そう言い、フラッシュボールで股間を照らし、相手から見えなくしてから
「エクスリザレクション。」
自身の傷を全て癒し、辺り一面の魔物を消滅させた。
ジョンにも復讐をするようにサングラスをかけ、追いかけることにした。