おまけ 柴の日緊急企画 和留津の毛柄を考える
白狐 「どうも、白狐です。今日は柴の日、柴犬可愛い。黒柴和留津を愛でるのだ!」
和留津 「わふっ」
白狐 「はい。というわけで、本日は柴の日緊急企画。和留津の毛柄について考えます」
ヒイロ 「これまた急にどうした?」
白狐 「今まで何度か和留津の絵を描いてきたわけですが、実は描くたびに毛柄が変わっているという摩訶不思議な事象が発生していまして…」
ヒイロ 「うん。知ってた」
白狐 「さすがに『作者の画力の問題です』では誤魔化せないんじゃないかと…」
ヒイロ 「何も考えてなかっただけだからね」
白狐 「……か、考えてたもん」 (目逸らし)
ヒイロ 「嘘吐け!」
白狐 「それはともかく、いつまでもこのままじゃいけない、ということで、和留津の毛柄を確定させるべく、ちょっと描いてみました」
ヒイロ 「………? 毛柄はいいとして、しれっと首輪(?)まで追加してるな?」
白狐 「いや、だってさ、やっぱり何か他の黒柴と区別できる特徴がほしいじゃない? ミーアの赤いスカーフみたいな」
ヒイロ 「ふーん。でも、俺は首輪をあげた覚えはないしウィルがあげたってこと?」
白狐 「いいえ、違います。ヒイロと出会った時には既に身に着けていました」
ヒイロ 「ちょっと待って? そうなると、俺は明らかに首輪っぽいものを身に着けた仔犬を、特に飼い主を探そうとすることもなく連れまわしていたことになるんだが?」
白狐 「え? ヒイロってそういう奴でしょ?」 (何の疑いも持たない瞳)
ヒイロ 「俺を何だと思ってんの?」
白狐 「まあ、後出しだし、しゃーない」
ヒイロ 「……何か不満が残るけど、まあ、いいや。それじゃあ、行方不明になる前にウィルから貰ったってことでいい?」
白狐 「いいえ。確かにウィルも和留津が行方不明になる前に首輪をあげたようですが、彼があげたのはごくごく普通の首輪です」
ヒイロ 「行方不明になってた間に和留津に何があった!?」
白狐 「………」 (目逸らし)
………
ヒイロ 「それにしても、何だか独特な首輪(?)だよね…」
白狐 「そうだね。あの首に巻いているものは、1㎜四方くらいの四角形の断面を持つ鼠色っぽい細長い紐状のものを数本より合わせています」
ヒイロ 「ん? 蕎麦…?」
白狐 「そして、ぶら下げているものは漆塗りの木製の器です」
ヒイロ 「………おい、それって、わんこそ…」
白狐 「おっと、それ以上言っちゃいけない」
………
ヒイロ 「結局、和留津の謎がより一層深まっただけでは…?」
和留津 「わふ?」
ヒイロ 「でも、可愛いから許す」
今まで描いた和留津の絵を遡って修正するかは…。どうしましょうね…?
それはともかく、今までの絵を見直していて思ったんですが、一番最初に描いたワルツの絵って完全に別の犬、っていうか別の生き物ですね…。




