077 ヘビ ニ ニラマレタ カエル
「ランス兄さん!」
アレク君が悲鳴にも似た叫びを上げる中、巨大兎の両腕が無慈悲にもランス君に振り下ろされた。
刹那、大きな音と共に床が粉々に粉砕される。
辛うじて巨大兎の攻撃を躱したランス君は即座に体を起こして再び駆け出す。巨大兎もそれを追うが、アレク君が半ばパニック状態に陥りながらも乱射する雷撃に煩わされ苛立ちを見せる。
それでも執拗に追ってくる巨大兎の攻撃を躱しながら、ランス君は漸く給湯室へと辿り着いた。そして、その扉を開けた瞬間、ランス君の表情が絶望の色に染まる。
「そんな…。この給湯室には、タワシが置いてない…」
その呟きに、俺の周りの子供達の表情も凍り付く。
……何だろう、この状況。
もちろん、今がそんな状況ではないことくらい俺にだってわかっている。わかってはいるんだが…。
……何だろう、この状況…。
遠い目をしてそんなことを考えている中、最後の望みが断たれたランス君が力なくその場に崩れ落ちた。
「GIGA~!」
巨大兎が迫る中、ランス君は俺の方を見ると絶望の中でも気丈に微笑んでみせる。
「ごめんなさい、ヒイロさん。ヒイロさんの言う通り、やっぱり、僕じゃタワシに値しなかったみたいです…。僕はここまでです…。皆を、お願いします…」
「ランス君!」
そして、無情にも巨大兎の腕がランス君に…。
その時、急に倉庫の壁をぶち抜いて何かが現れた。それが勢いのまま巨大兎に体当たりしてその巨体を弾き飛ばす。
「GIGA!?」
壁をぶち抜いて現れたのは黒い箱。続いて、壊れた壁の穴から一人のメイドが姿を現す。
「遅くなり申し訳ありません。助けに参りました」
「ハル!」
救世主現る。
「ランス、立てますか?」
「あ、うん」
突然のことに半ば呆けていたランス君だったが、ハルに手を差し出されて安堵の表情を浮かべながら立ち上がる。そして、ハルと共に俺達のところまで戻ってきた。
「皆、無事なようで何よりです」
「助かったよ、ハル。でも、よくここがわかったね?」
「実は、子供達を探していた私のところへ、ヒイロ様のスマホを咥えたミーアが慌てた様子でやってきまして。ヒイロ様の身にも何かがあったのではと思い、ヒイロ様に仕掛けられている発信機で位置を特定してここに駆け付けました」
俺のスマホ片手にそう言うハルの足元には誇らし気な様子のミーアの姿。
お手柄だよ、ミーア。お手柄なんだけどね。だけど、今はそれよりも気になることがあるんだ。
「……えっと…、発信機?」
「あ、申し訳ありません。スマホの電波で位置を特定して、の間違いでした」
「俺のスマホ、今はハルが持ってるよね?」
「………」
あれ? どうして目を逸らすの?
ねぇ、何事もなかったかのようにこっそり俺のコートのポケットにスマホを入れないで?
俺が困惑していると、弾き飛ばされた巨大兎がむくりと起き上がった。そして、プルプルと頭を振るわせ、前足で顔の辺りをチョイチョイと毛繕いする。
何だろう…。墨絵風巨大兎のくせに、さっきから仕草がいちいち可愛らしい。
そんなことを考えていると、巨大兎がギロッとこちらを睨み付けてきた。
「GIGA~!」
お怒りモードで迫ってくる巨大兎。
「躾のなっていない兎ですね」
ハルはそう呟くとポケットから眼鏡を取り出す。
「Eiserne Jungfrau. Nr.zwei」
「Yes Master. Code-02 release」
黒い箱の左右が開くと、そこから二振りの剣が出現する。ハルはそれらを引き抜くと巨大兎を正面から迎え撃った。
「GIGA!?」
ハルの鋭い剣戟が巨大兎を捉える。次の瞬間、巨大兎の体が黒い靄となって飛散し、両断された紙がひらりと舞い落ちた。
「そんな…、超獣GIGAがやられただと!? クッ、だが、俺は諦めない。ヘレニウム支部の未来の為にも、諦めるわけにはいかないんだ」
カエルのお面の男がそんなことを言いながら筆と紙を構えると、その背後に人影が現れる。
「動かないでいただけますかな?」
「何!?」
唐突に現れたセバスさんによって、カエルのお面の男はその場に俯せに倒されて後ろ手に拘束される。
「支部長!」
その様子に気付いた笛吹き男が助けに入る為に魔女を振り切ろう試みる。するとその時、魔女の笑い声が響き渡った。
「ヒーッヒッヒッヒッ。こりゃぁ、あたしも負けていられないねぇ」
そう呟くと、振り切ろうとする笛吹き男の手を逆に強く握り締めて押し返し始める。
「ソンナ、コノ私が押サレテイル?」
「機械仕掛けの玩具如きが、八十年以上に渡って鍛え抜いてきたこのあたしの筋肉に勝てると思うんじゃないよ」
その発言と共に魔女が見る見るうちに若返っていく。
すると、笛吹き男が神々しい何かにでも遭遇したかのようにして呟いた。
「ウツクシイ…」
それと同時に、魔女が笑いながら笛吹き男の手を握り潰す。そして、その体を持ち上げると、自らの両腕を左右に開きながら笛吹き男の両腕をもぎ取った。
両腕を失った笛吹き男の体がその場に落下して力なく崩れ落ちる。
「見たかい? これが肉体改造の成果さね」
この人の肉体は、いったい何に改造されてしまっているんだろうか…?
強者の風格を漂わせながら大地を踏みしめる美魔女に、そんな感想を抱く…。
「馬鹿な! 超獣GIGAに続いて笛吹き男Mk2までも…」
驚きを隠せないカエルのお面の男に対して、セバスさんがその体を背中側から地面に押さえつけたまま諭すように声を掛ける。
「さあ、おとなしく観念することです」
しかし次の瞬間、男が不敵に呟く。
「これで勝ったつもりか?」
「今のあなたに何ができるのですかな?」
「フッ。激昂仮面である俺は、顔を見ただけでその相手の怒りのツボを見定めることができる」
「何が仰りたいのでしょうか?」
「つまり、お前の心を抉り激昂させる為の的確な一言がわかるということだ。俺の発言によって冷静さを欠いたお前は、俺の前に敗れ去ることになるだろう」
「訳の分からぬことを。さあ、もう終わりに致しましょう」
そう言いながらセバスさんは右手を懐に忍ばせる。そして、そこから何かを取り出そうとした時、カエルのお面の男がセバスさんに言い放った。
「『お前なんだかトランプとか武器にして戦いそうな顔だよな(笑)』」
その瞬間、セバスさんに衝撃が走る。
「!? そ、そんなまさか…? トランプを武器になど…? そんなこと、あるわけが…?」
何をそんなに狼狽えていらっしゃるんですか、セバスさん?
さっき何かを取り出そうと懐に忍ばせた手を広げながら何も持っていないことをアピールしつつ、しどろもどろに呟き始める。
「わ、私には、第45代アメリカ大統領の権力を笠に着られるようなコネクションはありませんし…?」
そっちじゃない。
カエルのお面の男は、そんな狼狽えるセバスさんを振り払うと距離を取る。
「なんだか思っていた反応とは違うが、結果オーライだ」
そして、天井を見上げると笑みを浮かべる。
「フッ。まさか、この最終手段まで使うことになるとは思わなかったが、この倉庫に来た時点でお前達の負けは確定しているんだ!」
俺もつられて天井を見上げてみると、そこには天井いっぱいに巨大なカエルの墨絵が描かれていた。
「出でよ! 超重GIGA!」
次の瞬間、天井から黒い靄が滲み出し音を立てて崩落し始める。さらに、その黒い靄は周囲の瓦礫を巻き込みながら凝集し何かを形作った。
崩れ落ちる倉庫から辛うじて退避した俺達の前に姿を現したのは、巨大な墨絵風カエル。その傍らには、カエルのお面の男が立っている。
「これで形勢逆転だ」
「GI~GA~!」
なんだかとんでもないものが出てきてしまった。
現れた巨大カエルを警戒しながら、ハルと美魔女が戦闘態勢をとる。セバスさんは懐に手を入れるのを躊躇しながら何か葛藤しているようだ。
そんな中、カエルのお面の男は瓦礫の山の上から俺達を見下ろしながら声を上げる。
「さあ、超重GIGA、こいつらを始末しろ!」
「GI~G……」
男の指示に従って巨大カエルが大きな鳴き声を上げたかと思ったら急に停止した。その事態に男が慌て始める。
「……そんな、まさか…ここに来て速度制限だと…? 今月のGIGAの上限に達したというのか…?」
「どんな原理で動いてんの、そいつ!?」
思わずツッコんだ俺のことなど気にすることもなく、男が項垂れる。
「予算さえあれば、GIGA無制限プランに加入できたものを…」
ちょいちょい悲しい裏事情を挟んでくるのはやめてほしい。
「よくわかりませんが、ただの見掛け倒しのようですね。早急に片付けるとしましょう」
ハルはそう言うと両手に剣を構えて巨大カエルに向かって駆け出す。
その時、カエルのお面の男の足元の瓦礫の中からボロボロになった笛吹き男が這い出してきた。
「支部長…。私ノGIGAヲ使ッテクダサイ」
「笛吹き男Mk2?」
カエルのお面の男は驚きながらも這い出してきた笛吹き男を抱き起こす。
「コンナコトモアロウカト、私ハ支部長トノGIGA共有プランニ加入シテイマシタ」
「笛吹き男Mk2…。お前ってやつは…」
「勝ッテクダサイ。勝ッテ、支部ノ存続ヲ成シ遂ゲテ…クダ…サ…イ…」
「笛吹き男Mk2ー!」
俺は、いったい何を見せられているんだ?
カエルのお面の男は、安らかな顔で瞳を閉じた笛吹き男をゆっくりとその場に寝かせると立ち上がる。
「笛吹き男Mk2…。お前のGIGA、確かに受け取った…」
そんな茶番劇など気にすることもなく、両手に剣を携えたハルは瓦礫の山を駆け上り、停止している巨大カエルへと斬りかかる。
その時、カエルのお面の男が叫び声を上げた。
「目覚めろ、超重GIGA!」
「GI~GA~!」
直後、停止していた巨大カエルが再び動き出す。
次の瞬間、動き出した巨大カエルの手から先ほど取り込んだ瓦礫が出現した。そして、それを使ってハルの剣を受け止めると、そのまま瓦礫もろとも振り払う。
勢いよく弾き飛ばされたハルだったが、姿勢を整えながら着地と同時に地面に剣を突き立てて勢いを殺す。そんなハルを追いかけるようにして黒い箱が飛んでいく。
「Eiserne Jungfrau. Nr.elf」
「Yes Master. Code-11 release」
ハルの指示と共に両手の剣が形を失い銀の霧となって黒い箱へと戻っていく。そして、縦二つに割れた黒い箱の間に円状に束ねられた複数の銃身が形成された。
ハルはそれを抱えると、巨大カエルへ向けてぶっ放す。それに呼応するように美魔女も瓦礫を駆け上がり巨大カエルへと殴り掛かった。
しかし、巨大カエルも負けてはいない。体内に取り込んだ瓦礫を両手から撃ち出しながら応戦する。
両者ともに有効打を与えられない中、カエルのお面の男が苛立ちを見せる。
「何をしている、超重GIGA。ギガトンパンチで片を付けろ!」
「GI~GA~!」
その命令に従って巨大カエルが空高く跳び上がる。そして、その右手に力が集中すると、それを地面に向かって打ち放った。
それを見上げながら、美魔女が右手に力を込める。
「舐めんじゃないよ!」
叫びと共に美魔女が跳び上がりながら拳を突き上げた。
力と力のぶつかり合い。とてつもない衝撃波が周囲を襲う。
ん? 美魔女が少しだけ老化したような気が…?
「効いているぞ、超重GIGA。メガトンキックで畳みかけろ!」
………あれ? 弱くなってね?
「GI~GA~!」
再び空高く跳び上がった巨大カエルの脚に力が集中し始める。
「クッ…。舐めんじゃ…ないよ!」
若干疲れたような様子を見せながらも力を込めた脚で蹴り上げる美…魔女。
そして、再びの衝撃波。
またしても相殺されたものの、魔女を見てカエルのお面の男が笑みを浮かべる。
「フッ、どうやら、そろそろ限界のようだな」
魔女は細マッチョな老婆の姿へと戻っていた。
いや、十分強そうだが?
「とどめだ、超重GIGA。キロトンブレスをお見舞いしてやれ!」
おい。だから、弱くなって…………って、”ブレス”!?
「GI~GA~!」
次の瞬間、空高く跳び上がった巨大カエルの口から熱線が放たれた。
すると、ハルが咄嗟にそれに対応する。
「Eiserne Jungfrau. Nr.sechs」
「Yes Master. Code-06 release」
ハルが抱えている『鋼鉄の乙女』の銃身が輪郭を失い銀の霧となり、それがいくつかの黒い球体へと姿を変えていく。そして、熱線は黒い球体が形成した光の壁によって阻まれた。
「チッ、こうなったら最終手段だ。超重GIGA。2tトラックアタックだ!」
「GI~GA~!」
カエルのお面の男の指示に従って巨大カエルが舌を伸ばすと、倉庫の瓦礫の山の傍に停まっていた2tトラックを絡め取る。そして、その舌先が光の壁を回り込んで魔女を襲う。
「ハハハハハ。トラックに撥ねられて異世界まで飛ばされてしまうがいい!」
いや、トラックにそんな能力は無いだろ。
魔女はそんな迫り来るトラックを真正面から迎え撃って殴り飛ばすと、伸びきった巨大カエルの舌を掴む。そして、力いっぱい引っ張ると巨大カエルを引き摺り倒した。
「GI~GA~!?」
そこへ、黒い球体からガトリング砲へと切り替えたハルからの追撃。しかし、巨大カエルも負けてはいない。体内に取り込んだ瓦礫を、まるで鎧のように体表へと移動させて攻撃を防ぐ。
さらに、両腕を一際大きな瓦礫で覆うと勢いよく振り上げた。
「そうだ、超重GIGA。テラインパクトでそいつらを叩き潰せ!」
急に強くなった!?
すると、巨大カエルは両腕を振り下ろした。そう、大地に向かって…。
ん? ×tera 〇terra…?
いいかげんツッコミ疲れしてきた俺がミーアと共に冷たい視線を向ける中、巨大カエルは執拗に地面を叩き続ける。すると、微かに大地が震えはじめた。
「この揺れは…?」
「なんてことだい…」
少しだけ焦りを見せながらも、ハルと魔女は攻撃を続ける。しかし、巨大カエルの動きは止まらず、大地の揺れは次第に大きくなっていく。
そして次の瞬間、一際大きな揺れが襲ったかと思えば、巨大カエルの周囲の地面が急に盛り上がり、そして弾けとんだ。
「GI~GA~!」
「クッ、なんて化け物じみた力なんだい」
押し寄せる衝撃波と岩石に対してガードの姿勢を取りながら魔女がそんなことを呟くが、なにやら様子がおかしい。
どう見ても巨大カエルも一緒に吹き飛んでいる。
土煙の中の様子を探ってみると、そこには巨大カエルすらも小さく見えてしまうほど巨大な影。
そして、漸く土煙が晴れると、そこに居たのは地面から顔を出す巨大な蛇。
………。
「GIGA…?」
吹き飛ばされつつも何とか着地した巨大カエルがそーっと振り返る。同時に、巨大な蛇がスーッと顔を下へ向ける。
そして、巨大な蛇の瞳がギョロッと巨大カエルへと向けられた。
「GIGA!?」
「何をしている、超重GIGA」
カエルのお面の男が声を上げるが、巨大カエルは完全に硬直して動かない。
次の瞬間、巨大な蛇が大きな口を開き巨大カエルを地面ごと飲み込んだ。その勢いのまま地面へ潜っていった巨大蛇だったが他の場所から再び顔を覗かせる。
そして、その瞳がギョロっと動き、カエルのお面の男を捉えた。
しかし、そんな巨大蛇の睨みにも全く怯むことなくカエルのお面の男はその場で微動だにせずに立ち続ける。
……微動だに…せず……。
あっ、違う。こいつ、立ったまま気絶してるだけだ。
そうして、カエルのお面の男は駆け付けた色物警官三人衆に連行されていった。
だからさあ、どっちがどっちだか…。いや、今回の場合はどっちもどっちだな…。
………。
さて、カエルの方は色物警官三人衆に任せるとして、蛇の方はどうすれば良いのだろうか…?
そんなことを考えながら、連行されていくカエルのお面の男の後姿を睨み付けている巨大蛇へと視線を向ける。
「……えっと……、アルジーヌさん…?」
俺が戸惑いがちに呟くと、巨大蛇がこちらを向いた。そして、子供達の無事を確認して安心したかのように優し気な表情を浮かべると、大きな揺れを伴いながら地面へと潜っていった。
正直、この世界が壊れないかどうか心配だ。
異世界孤児院の誘拐騒動は、こうして幕を閉じた。
相変わらず、俺は何もしていない…。
孤児院へと戻った子供達を、アルジーヌさんは何事もなかったかのようにいつもの優しい笑みで迎える。
それに安心して張り詰めていた緊張の糸が切れたのか、子供達はアルジーヌさんにしがみつくようにして泣き始め、アルジーヌさんはそんな子供達に優しく声を掛けていた。
その後、子供達が落ち着いたところで俺とミーアはハルやセバスさんと共に孤児院を後にする。
そんな王宮への帰り道、俺は不謹慎ながらもある事を考えながら胸を撫でおろしていた。
とりあえず、タワシマスターゴッコが有耶無耶になってよかった。
ヒイロ 「……………………いや、だからさ、タワシに値しないってどういう意味?」
白狐 「それは、ランス君にしかわからない」
===
この日、巨大な蛙や蛇の目撃情報とは別に、王都郊外にて空飛ぶ帆船と対峙する巨大な狼の目撃情報が相次いだという。
フレイ 「お前がヘレニウム支部から報告があった、孤児院の主の犬だな?」
フェン〇ル 「え? 孤児院の主は俺じゃなくて妹だが?」
フレイ 「そうなのか? 主犬だって報告があったんだが?」
フェン〇ル 「アルジーヌは妹の名前だが? そもそも、俺は犬じゃなくて狼だが?」
そういえば、フレイ本編でまだ出てないな…。
===
白狐 「コスプレミーア、薬師丸中佐。…強者の風格…?」
ヒイロ 「自信無さ気だな」
白狐 「何だか強者感が足りない…」
ヒイロ 「足りないのは画力だろ? いい加減認めちまえよ」
白狐 「……」 (´・ω・`)
===
白狐 「蛇に睨まれた蛙。左下の方のゴミのようなのは、対比用のヒイロと超獣GIGAです」
ヒイロ 「『ゴミのようなの』!?」




