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03

なんとか1時間ごとに投稿できてる……

 西門について数分、玉森さんと一緒に二人ほど女性が来た。

 どうやら同じパーティーのようで、笑顔で話し合っている。

 俺が門の前にいることに気づくと、彼だけ小走りで向かってきた。

 まあ、解散してから20分もたっていないので特に問題はないが、仕事は早く終わらせるに越したことはない。


「すみません、お待たせいたしました」

「いえ、大丈夫です。私が早く来すぎただけですので」


 社交辞令として多少の会話はするが、これらも傭兵として登録するときにギルドから教え込まれたものだ。


「それよりも、持ち物はそろってますか? それほど時間もたっていませんし、用意がまだならお待ちしますよ?」

「それには及びません。すぐにでも出られる用意はしていましたので」


 どうやら彼らは、それなりに基本をわきまえているようだ。


「それでは行きましょうか」

「分かりました」


 こうして俺は彼らのパーティーと一緒に、街の外へと出た。


◇◆◇◆◇◆◇


 目的のモンスターの巣穴まで数分といった場所にある、開けた場所で俺たちは一度休憩している。

 そのモンスターは夜行性なので、無理やり起こさなければ大抵はここにいる。

 ここまで移動する間、彼らのメンバー構成を聞いた。

 リーダーは玉森 大斗、見ての通りの大剣使いで前衛のレベルは26

 遊撃手の(きし) 明日香(あすか)、手甲使いでたまに短剣も使うらしい。レベルは23

 後衛の雪丸(ゆきまる) 知子(ちこ)、弓兵や罠の設置、後方からの回復など色々やっていた。レベルは25

 タンク職となるメンバーがいないが、急用で現在は抜けているだけとのことだ。

 まあ、適正レベルであれば、ほとんどの敵は問題なく倒せるパーティーだろう。


「では、バフを掛けますね」

「え、付与魔法も使えるんですか?」

「まあ、一通りは」


 この世界では回復魔法や付与魔法といったサポート系の魔法は、不要と考えられている。

 一昔前までは魔法回復薬(ポーション)類が高く、それを節約できる回復魔法は重宝された。だが、ポーションが安くなってしまったため、習得の難しい回復魔法はわざわざ苦労してまで覚える必要がなくなったのだ。

 付与魔法も同様にポーションや武器、防具の性能向上により、必要が重要性が薄れてしまった。

 なのでこのご時世、それらの魔法を使えるというだけでかなり驚かれるのだ。


 正直、ソロで行っていると、ポーションなどのアイテムを取り出すのが大変なので、回復魔法の方が重宝する。また、付与魔法は武器、防具を新調する金もない俺としては、とてもありがたい魔法だ。

 自然回復魔法(リジェネ)なんかも、かけておけば生存確率がグッと上がる。

 パーティーなら他のやつが負傷したメンバーにポーションをかけるため、今では完全にソロ用の魔法となっている。


「感覚が違うかもしれませんが、大丈夫ですか?」

「はい、レベルアップの時に似てますね。ありがとうございます」

「いえ、戦闘中は切らさないので、安心してください」


 バフは1時間くらい持つはずなので、かけ直すことはないだろうが、ひとまずそう言っておく。


「では、準備も完了したようですし、討伐に行きましょう」


 こうして、討伐クエストが始まった。

みなさんこんにちはyoshikeiです。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします。


次回の投稿は7月31日(火)18時です

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