表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

02

「初めまして。このパーティーのリーダーを務める玉森(たまもり) 大斗(だいと)です」


 玉森さん(男)は分厚い大剣を背負いながら、そう言った。


「松島です。いつもは魔法使いやってます」


 わざわざ嘘をつく必要もないので、正直に話す。


「えっと、タンク職の方を募集したのですが……」


 まあ、戸惑うのも無理はない。

 一般では「魔法使い=後衛」として考えられているためだ。もちろん、その常識は正しい。

 だが、俺に限っては正しくない。


「今までソロでやっていたので……」

「あ、そうですか……」


 気まずい空気が流れた。

 ソロでクエストを行う場合は、適性レベルよりも5以上加算して考えなければならない。そんな中、25のクエストを受けることが出来るという事は、それなりの実力があるという証明にもなる。この世界の平均レベルは30で一般人は5辺りまでしか上げないのだ。ソロというのはかなりつらい。

 まあ、その中でもソロでLv.38まで上げた奴がここにいるのだが、そこまで言う必要はないだろう。


「とりあえず、倒せるなら問題ありません。よろしくお願いします」


 ギルドを通しての傭兵斡旋はそのパーティーで倒せると判断された場合のみ、紹介が成立する。

 冒険者の情報をギルドはほとんど持っているため、安心して仕事を依頼できる。まあ、その反面仲介料は結構かかるが、自身の安全を考えれば安いものなのだろう。俺は使ったことがないから、知らないが……。


「いつ頃なら討伐に行けますか? 第2区からは1時間程度の場所にいるらしいので、俺たちはいつでも行けますが」

「こちらも問題はありません。いつでも大丈夫です」


 ギルドで教え込まれた、適当な営業スマイルで対応する。


「それでは30分後、西門の前で集合しましょう」

「分かりました。それではまた後程」


 俺は玉森さんと分かれると、ギルドから預けている装備を受け取り、西門へと向かった。

みなさんこんにちは大抵はソロプレイヤーyoshikeiです。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします。


次回の投稿は7月31日(火)17時です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ