第2-2節転校生はアイドル!?
〜第2-2節転校生はアイドル!?〜
『えっ!?誰!?』
思わず仁は全く見覚えのない制服金髪ツインテールの美少女を見て、変な声で声を上げた。
だがしかし、彼女の金髪は金色の染め粉で染めたような色合いで目の色はもちろん黒色で胸は少々出てるくらいだろうか、俺から見てだいたいAカップと言ったところだろうそして、顔立ちは可愛いと言うよりとても綺麗な顔立ちだ、俺的にはかなり好みな顔立ちだ、目尻は少しツンっとしてるがだが、眉毛は柔らかいって、なんで俺はこんなにこの子に見惚れてるんだ!?
『あっ、あの〜風華さんに言われた通りに二式?さんの家まで来てなんでこんなにジロジロ男の人に見られなきゃいけないんですか?』
少し、困ったような顔をしたパツ金少女は俺の後ろにいた風華に話しかけた。
『あっ〜ごめんごめん。うちの幼馴染結構セクハラしてくるから、昨日も私を襲おうとして来たんだから〜』
顔に両手を左右の頬に当て恥じらいがあるように少し腰を揺らしながらそう言い放った。
『そんなことは…………』
『さいってぇー!この変態私の体をジロジロ見てどうせ、その目で私の脚やら胸やら顔やら毛穴でどうせいやらしいことをするつもりなんでしょ!?ホント男ってさいってぇー!もう2度と私のことを話しかけたり、見たり、私の吸った息を吸わないでください!!このクソゴミムシ』
早口で悪口と謎の想像を織り交ぜた言葉をまるでマシンガンのように言い放つパツ金少女に俺は何も言い返せなかった、確かに彼女のことはジロジロ見たのは確かだし、それで彼女が不快に思ってしまうのは無理もないだが、そんな彼女に対して1番最初に火種を作った主は何故か彼女の頬に1発の平手打ちを入れた。
パチン!
『えっ!?』
『えっ!!?』
パツ金少女と俺は驚いてしまった。
『仁くんにそんな酷いことを言わないでよ!?仁くんだって人権あるんだから!』
「そっちーーー!?」二人は心の中でそう思った、確かに俺にだって人権はあるけどさ、
確かに私も仁?さんに対して酷いことを言ったと思ってしまったけど、人権ですか!?
『姫川さん謝って、仁くんに』
鬼の形相で姫川さんに問い詰める風華は今まで見たことのない顔をしていてとても驚いた。
『あの、先程は私も少し言い過ぎてしまいました、大変申し訳ありません。二式仁さん、あと私の名前は姫川凛子と言います。凛子と気軽にお呼び下さい、あとこちら名刺です。』
少し、風華に怯えたのかかしこまったかのように彼女は高校生なのに名刺を差し出して来た、その名刺を見てみるとなんとそこには、
『ええっーー!?あの超有名な電波アイドルであのニ○ニ○動画出身の仮面系歌い手のあのラ☆キ♪さんなんですか!?、俺超ファンなんです!お会いできて光栄です、と言うか俺と同い年だったなんて嬉しいです、と言うかもう一度俺のことを罵って下さい、もうさいこーいでででぇで、、って風華何すんだよ!?』
思いっきり俺の耳を引っ張った風華に対して俺は少しキレ気味に強く言ってしまった。
『いや、仁くんそれマジでキモいからと言うか何がラ☆キ♪さんですか!?だよ、しかももう一度罵って下さいだよ、きっもぉ〜仁くんマジキモ〜』
最初は冷たい目をしていた風華だったが後半に行くにつれていつも通りに俺のことをとても綺麗な笑顔で俺のことを弄ってきた、少しホッとした俺は風華にいつものように言い返す。
『いや、いつも説明してるだろ?ラ☆キ♪さんの声が良いとか言ってるだろ?』
『あっ、あのぉ〜私蚊帳の外なのですがぁ〜』
確かに玄関でこんな討論してる場合では無かったことに気づきおもむろに凛子を二式家の中に入れる。
『あっ、どうぞどうぞ上がって下さい、凛子さん』
『あっ、はぁ〜それじゃ〜お邪魔しま〜す』
『凛子さんはお飲み物何かいりますか?』
『お構いなく』
彼女はそう言い放つととても気品のある座り方でソファーの上に座る
『これ、お茶です。』
そっと、カフェの店員みたいにいつもは使わないお盆を片手にそっとお茶の入った透明なガラスを机の上に乗せる俺、そして、少し彼女の横顔をふっとみると先程風華にひっ叩かれた頬は赤みを帯びていたが、そこまで痛そうでは無かっただか、横顔もとても綺麗だった。
彼女ほどどの角度から見ても綺麗な人はいないと思うくらい綺麗だった。
そして、俺も席に着く。
『よっこいしょっと、で、ひめか…凛子さんは何故うちの家に来たの?そう言えばさっき風華に呼ばれたみたいなこと言ってたけどもしかして、2人は友達だったとか?それだったら、風華が凄く羨ましいんだけど』
先ほど風華に呼ばれて来たみたいな事を言っていたのが1番の疑問に感じた俺は凛子に問いかける。
『その件はですね〜、風華さんが昨日私が入学の下見をしに来た時に話しかけて下さってそのあと色々と話してたら、明日二式さんって言う珍しい苗字の家に来てって言われて、今日は学校の手続きだけで学校が終わって、先生に風華さんのことを聞いたら、ズル休みをして二式さんの家でも行ってんだろと言ってたので向かった次第です』
ズバリ、簡単に説明すると昨日風華が話しかけて、なぜか今日俺の家に来るように指示したと言う事か、でもなんで得体の知れない奴の家に来ようと思ったのかが1番不可解だな。
まぁ〜いっか
『へぇ〜そう言う事だったんだ〜って!おい風華よそ様に迷惑かけるなよ、あとお前ズル休みしますって学校に連絡入れたのか!?』
『テヘペロ♡』
頭にコツンと拳を乗せらと同時に舌とウィンクをして来た風華に少しイラっとしたが、まぁ〜良いと許す俺。
『なんか、ごめんなさい凛子さんこんな奴が迷惑かけてしまって』
『大丈夫ですよぉ〜』
っと笑顔で答える凛子さんに俺はこの時から少し惚れていたのかもしれない。
〜数時間後〜
『凛子ちゃん今日は本当にごめんな、またいつでもうちに遊びに来てくれよ!』
この数時間で打ち解けた俺たちはあっという間に仲良くなった。
『うん!また遊びに来ますね!』
手を振ってお別れをしてドアを閉めようとした時
こちらに凛子が小走りで走ってきて俺に話しかけてきた。
『あの〜そう言えば、仁さん私とLUNE交換してくれませんか?』
小走りで走ってきたせいか少しだけ息を切らしながら言ってきた。
もちろん俺は
『良いよ!交換しようLUNE!』
そして、LUNEを交換した後今度こそ彼女は俺の家からの帰路についた。
『なんで仁くんニヤニヤしてるのマジキモいよ』
少し、いらだったような声で言ってきた風華に俺はこう言った。
『俺さぁ〜、好きな奴が出来たかもしれない』
物凄い嬉しそうな顔で俺はそう言った。
その瞬間
『えっ?』
バタン
風華の声とは別にもう一つ声が聞こえてその後ドアが閉まった、そして、風華は自分のバッグを持って帰りの身支度をし始めた。
『どうしたんだよ、急にいつも通り飯食ってくんだべ?』
といつも通りに話しかける俺に
『私帰る、今日は妹の料理食べるから良い』
少し冷めた声で俺の問いに答えた風華は素早く玄関へと向かった。
『なんだよ、じゃ〜また明日な風華』
普通に無邪気な笑顔でそう風華に言った。
『そうだね、また明日…………仁』
ガチャンっと大きな音を立てて二式家から風華は出て行った。
〜その晩〜
『ふぅー、今日もいい風呂だった、あっ!そう言えば凛子ちゃんからLUNEきてるかなぁ〜、って何だこれなんで風華からこんなに着信来てんだ?30件も来てんだ?とりあえず、電話してみるか』
この時まだ、俺は風華の本当の気持ちに気付いていたなかった、そして、これから起こる恋愛の拗れを未だに俺は理解出来ていなかった。
今回はなんとお陰様で読んでもらっている回数が200回を突破いたしました!
本当は100回の時に言おうと思ったのですが、気がついたら、200回近く行ってしまっていて驚きです!
今回から仁と凛子と風華の三角関係が見えて来ましたね!
仁は果たしてどちらとくっつくのかはたまた他の誰かとくっつくのかわからなくなって来ましたねぇ〜笑笑
今回はちょっといつもより長いですが見てもらえたら幸いです。
二式冬姫さんのプロフィールです!お姉ちゃんですね笑笑
誕生日1月11日生まれ
年齢23歳
Eカップらしいですよ!?
その他は非公開らしいです。
身長170㎝
女性としてはとても背が高いですね〜
今まで付き合って来た人数はなんと一桁なんか話にならないそうですよ!
趣味は人間観察、雑誌を読むことらしいです。
今回は以上ですありがとうございました!
また次回もお楽しみに!