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掌編小説集2 (51話~100話)

ねぇお母さん

作者: 蹴沢缶九郎

「あ、お母さんだ!! ねぇお母さん、あのね、どうして鳥さんは空を飛べるの?」


「鳥さんはたくさん空を飛ぶ練習をしてるからよ。」


「そうなんだ。ねぇお母さん、どうして魚さんは海を泳げるの?」


「魚さんはたくさん海を泳ぐ練習をしてるからよ。」


「じゃあさ、じゃあね、ライオンさんとトラさんはどっちが強い?」


「どっちかなぁ…。どっちも強いんじゃないかな? でもケンカは悪い事だから、ライオンさんとトラさんがケンカしていたら止めてあげようね。」


「うん、わかった!! ねぇお母さん…」


「なぁに…」


「どうしてお母さんは泣いているの?」


「あなたに逢えたからよ…。」


天国で息子に再会した母は、もう二度と離れないようにと息子を力強く抱き締めたのだった。

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― 新着の感想 ―
[一言] 三番目の質問は松島ともこに聞いたら分かりそうだね。
2016/02/19 13:56 退会済み
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