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天国への階段  作者: グー
9/17

8段目:なんか久しぶりだな。2年ぶりくらいか?

はじめて感想を頂いてやる気がアップ!

思わず書いてしまいました。


「今日はまた一段と仲が良かったな。全く羨ましい限りだ」


いつも通りあかねのマシンガン(トーク)に撃たれ|HP≪ヒットポイント≫が減少し、命からがら教室まで辿り着いた俺を迎えたのは光のそんな一言だった。

全く毎朝毎朝どいつもこいつもお決まりのセリフ、お決まりの行動しかできないのか。たまにはいつもと違った行動でも起こしてみろ。全くテンプレな奴らだ


…俺が言えたセリフではないな。

まぁいい、そんなことよりどこをどう見たらあれが仲良く見えるんだ。それだったらあかねに人形でも持たせておいた方がよっぽど仲良く見えるぞ。何せ腕に抱かれてるんだからな。仲がいいだろう。

自分で自分の想像に軽く嗚咽を覚える。あかねに人形?鶏が天高く羽ばたく方がまだ現実味がある。あいつは人形を愛でるような性格はしていないからな。

おっと光を忘れていた。まぁいいか、こいつはその程度のこと気にしないだろう。


「なら変わってくれ」


自分でも心からの願いが口に出せたと思う。リアリティがありすぎて俳優の演技が学芸会に見えるくらいだ。まぁこっちは魂の叫びだから仕方がない。相手が悪かったな。

そんな俺の魂の叫びをこいつは


「遠慮しておくよ、俺じゃ佐野のあんな笑顔は引き出せないだろうからな。それに馬に蹴られる趣味もない」


こいつは何を言っているのだろう?あかねの笑顔?俺の前だろうが他の奴の前だろうが変わらないだろうが。まぁ同じクラスになったこともないしわざわざ見に行ったこともないから、実際に見たことがあるわけではないが。それに馬に蹴られるってどういう事だ?馬に近寄らなきゃいい話だろう。

俺が余程怪訝な顔をしていたのだろう


「鈍感な奴だな、ま、悠輔らしいか」


笑顔でそんな事を言ってきやがった。こいつが笑うと女子が周りでキャーキャーうるさいから笑わないで欲しい。

それに遠くの方で「悠輔×光?光×悠輔?」とか意味不明の声が聞こえてくる。なんなんだ一体。

言っている内容も訳がわからん。こいつにはよく言われるのだがそれに突っ込むと笑みを深くするだけなのでこの話題については流すことにしている。




始業の鐘が鳴り、終業の鐘が鳴る。そこにいつもとの違いはなく、昨日との違いは俺が授業を寝ずに聞いていたことだろう。

大体普段の俺は授業中は割と真面目なんだ。家で予習復習とかだるいからな。授業さえキチンと聞いておけばそれなりの点数がとれ、補修や追試などといったトップレベルにだるいことを回避できるわけだ。まぁ眠いときは睡魔に微塵も抵抗せずに眠ることにしているが


「悠輔、今日一緒に帰らないか?」


帰り支度をしている俺に光がそんなことを話しかけてきた。珍しいな、こいつがこんな事を言ってくるなんて。いつも女に囲まれて帰っているのを視界の端に映していた気がするが

まぁそんなこいつが言うからにはそれなりの理由があるのだろう。ここはこう返しておくか


「だるい」

「ってなんだそれ!一緒に帰るだけだろう?だるいも何もないじゃないか!おまえの帰宅路に合わせるから!いっつも佐野とは一緒に帰ってるんだからいいだろう?」


そんなことを言われてもな。大体が俺は一人でいるのを好むのだから誰かといるだけで普段と違い、だるい、と言うことになるのだ。

ここであかねが出てくる理由はよくわからないが、あかねに関しては認めたくないことだがもう俺の中ではいつも通り、と言うことになるんだ。

あのマシンガントークがなければ最高なのにな。

帰宅路に合わせるって言ってるんだしまぁいいか


「わかったよ」


「ホントか?サンキュー!じゃあ行こうぜ!」


何で俺と帰れるだけでこいつはこんなに喜ぶのだろう。こいつには他に一緒に帰りたいという奴が山ほどいるだろうに。

そんなことはどうでもいいか。この帰宅路が少しでだるくならないように願っておくとするか

あまり感想を活かすことが出来なかったOTL

主人公が動かし辛すぎる

地の文はいけるんですがなんでもだるいで通るからイベントを尽く回避してしまう


この後どうしよう…

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