6段目:迷わず逝こう、逝けばわかるさ、バカヤロー
久しぶりの投稿です。
待ってて下さった稀有な方も、はじめての方も
こんばんわ、そしてごめんなさい
−さて、俺は今日自分が思うところの“いいこと”いわゆる一般的に他者にとって利益がある行為を行ってみたわけだが、非常に俺にとって好ましくない行為であったことは好ましくない行動であり、俺の心身にとって多大な負担をかけた行為であったことはここでつらつらと言及するまでもないことだ。
具体的に記すと
−茜との“あの”おしゃべりに付き合わされる時間(移動時間含め)…約2時間
−今回使用した本来使用しないであろう目的で使用された出費…600円
−おしゃべりや“いいこと”による精神的被害…カウンターストップ
−今回得たもの…ゼロ
………うん、全く持って割に合わんな。
こんな調子で“いいこと”を続けていってもすぐに精神に障害をきたして精神病院に通わなくてはならない事態になるであろう事は明々白々でありこの状況から鑑みるに“いいこと”を即座にやめて今すぐ死後の正解に旅立つのが俺にとってもっとも建設的であることもまた、明らかだ。
しかし、自慢じゃないが今まで全くと言っていいほど“いいこと”をした覚えがない。まぁだからといって“わるいこと”もしてきた覚えはないのだが、この極度の面倒くさがりな俺の性格からして比率としては±0、いや、やや−よりであろう事は十分に自覚しているつもりだ。
また、死後の世界についても俺はほとんど信じていないが、万が一、という可能性を捨てきれずにいるというのが本音だ。一般的に生前に“いいこと”をしてきた者は天国へ、“わるいこと”をしてきた者は地獄へ、というのが通例だろう。また、地獄では責め苦に苛まれるというのも共通認識としても問題はないだろう。まぁここで違ったとしても俺には何ら影響はない。俺はそう思っている、というだけのことだ。
死後の世界について何を真剣に考えている、ごちゃごちゃ考えずに死んでみればわかるといった考えもそれはそれで正解の一つなのだろうが、それで死んだとして、地獄に堕ちる結果、となった場合目も当てられない。チャンスは一度きりしかないのだ。
「まぁそういうわけで今後も地道に“いいこと”を続けていくしかない訳か」
それしか方法がないのなら仕方ない。調べものをする気にはならないし俺が知っている中で最も一般的な方法なのだからな。
「さて、寝るか」
明かりを消しベッドに潜り込む。この時間が俺が最も幸せなときだ。
あぁ…このまま眠るように息を引き取ることが出来たなら…
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