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誓い
西暦が終わり日本は、日本皇国に変わった。旧日本国憲法は改定され、改日本皇国憲法に、平和主義は変わり果て帝国主義に、世界を征服するべく各国の大国が本格的に他国への侵略を始めた時代それが『回生』。
この物語は、日本皇国のある騎兵の物である。
2094年1月2日
開田家の下に第一子誕生。元気な男の子。
体重は2850g。身長は約51㎝。血色もよく
胎内では臍の緒が絡まり危うかった事さえ嘘のようだ。この子を守って行きたい。この子をしっかりとたくましく育てる。妻との最後の約束だから。
ぱたん、日記を閉じる。そこには12年前の父の一つ決意が右下がりたが綺麗な字で書き綴られていた。
「父さん、母さん‥必ず、必ず、俺はあいつらを皆殺しにする。父さんを殺した奴、母さんを弱らした奴も全員殺して地獄に落とすからまってて。」
ある兵舎の一室で復讐の言葉が宣言された。