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短編集

私のひいおばあちゃん

作者: 月宮 柊

ひいおばあちゃんが私の名前を呼ぶところはペンネームになっております。


実話です!

 私のひいおばあちゃんはその辺りのお年寄りとは一味違うお年寄りである。


 私が小学5年生の時の話である。


 ひいおばあちゃんがアジの開きを送ってきてくれたのだ。それはもう食べきれないほどに。

 母と祖母にお礼の電話を任されて電話を掛けた。


 『はい、もしもし』

 「もしもし、ひいばあちゃん、アジの開きありがとう!」

 『おお、柊ちゃんか、おいしかったか?』

 「まだ食べてないよ」


 少し雑談した後祖母が電話を代わってくれと言ったので代わり、私はお菓子を食べていると急に祖母が大きな声で「何しよるの!」と言った。

 祖母が電話を切った後、なんで怒っていたかを尋ねた。すると困り果てた顔で話した。


 「ひいおばあちゃんが一人でアジを釣りに行ったらしい」

 「えっ危ないよ!」


 ひいおばあちゃんはこの時既に83歳だった。お年寄りが一人で海に魚釣りに行くのは危ない。

 それを聞いたひいおばあちゃんを祖母は注意したらしい。


 「もう行かないって言ってたけど本当かね?」

 「もう懲りたんじゃない?」

 

 母と祖母がそう話していた。


 翌年、またもや大量のアジの開きが送られてきた。祖母がまた注意したのは言うまでもない。

 ちなみにアジの開きはとてもおいしかった。


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― 新着の感想 ―
[一言] 凄いですね、ひいおばあちゃんスゴイ!若い(笑)
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