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繁栄の光  作者: ライル
8/25

未確認生物2

「おっはよう!フォレル!今日も晴れだよ!」

ハイテンションなレイル

多分昨日の特別実地訓練が嬉しかったのだろう

「ん?ああ、おはよう、レイル」

「今日は確か準備班にくっついてくんだよね

うーん!ドキドキする!」

「うん、何か…嬉しいな」

自分達がいきなり認めてもらえたようで

「さ!早速いこう!遅れるよ」

「そうだね、行こうか」

キラッと翡翠のネックレスが輝く

「あ!綺麗なネックレス。誰かのプレゼント?」

レイルが少し屈むように見る

「んー、プレゼントじゃなくて形見。

妹のアリアのなんだ」

そう答えるとレイルは少し申し訳無さそうにした。

「あ…、ごめんね。私デリカシーなくて…」

「大丈夫だよ、さ、いこ」

「うん!」


「ん?あ、お前たちか!ティアルに

認められたって奴!」

準備班の所にいくと茶髪の少しチャラチャラ

したひとがいた

「認められたって訳ではないですが…」

「まぁ、いいのよ、俺はイツラだ。

よろしくな」

「お願いします。イツラさん」

「さんなんていいんだよ!堅苦しいな」

そう言って笑う

明るい人だ

「さて!内容だが少しだけ護衛をしてほしい

種類変化生物少し進化種ワイバーがでた

弱いが少し数が多くてな、ちょっと

削ってくれ」

「ワイバー?」

レイルが少し首をかしげた

フォレルがああ、といった

「ミィティラーの炎型進化種で、少し凶暴なので知られています」

「お、よく知ってんな!そうだ、そいつだよ」

「勉強家だねぇー、フォレル」

「インフォメーションの情報科にあったんだよ」

その時ビービーと音がなる

「お、出発だな。今日はお前たち新人では

危ないかもしれないからと先輩が1人つく

仲良くしろよ?」

いくかとさ先に歩き出す

レイルもつんだっていく

「…先輩?」


「私にニイリア、リアとでも呼んでください」

先輩というのは見た目20代前後の女性だった。

「うわぁ…、きれー」

とレイルが惚れた

「今日はよろしく。私はもとよりサポーター

なので接近戦はお願いします」

「サポーター?」

レイルが首をかしげる

これにはフォレルも分からなかった

「私は騙す役です。種類変化生物は

基本的に強い者を先に襲います。

私は薬などで幻想を作りどこにもいない人物を作り出すものです」

「つまり科学者ですか?」

すると少しニイリアは照れた

「え!?そうなの!?すごーい!」

この世界では科学者は20人しかいない

その中の1人ということだ

「え?でも大事な科学者が戦場に…」

「私はね、キルディアーの試験を合格してるのよ?ほら」

と言って漆黒に輝く剣を見せる

「あ…、黒だ」

「すごいな…」

黒ということは100人目の試験者と言うことだ

「…!時間だわ。そろそろ準備して

ワイバーの巣へいくわよ」

ガチャンと剣を手に取る

「いきます!」


「…数がぁぁあ!」

気色悪いほど多い

レイルが発狂しても可笑しくない

「第2段の幻想弾を打ちます!」

ニイリアが言った

「でりぁぁあ!」

数が多いがミィティラーよりも脆いし

体力がない

しかし攻撃力が高いから無駄に近づけない

「…!フォレル、後ろから…」

「え!?」

後ろを見ようとしたらニイリアが止めた

「私が何とかします!前をお願いします」

「ありがとうございます、リア」

「いいえ、私もティアルから止められてるから。あの未確認生物をフォレルに見せるな…と」

そしてキッと目の前の未確認生物をみる

見れば見るほど恐ろしく思える

そして、なにやら寂しげだ…

「うわぁあ!な…何あれ!?」

なにも知らないレイルが悲鳴をあげる

フォレルが後ろを振り向こうとした瞬間に

フッと消えた

「え…?」

「未確認生物存在無し!何をしたんです!?」

「な…、何もしてないわ…、急に…」

「リアさん、どうしたんです?何が…」

フォレルがレイルの近くにいながら聞く

「え?あ、何もないわ…!数が大分減ったわ

戻って突っ切るわよ!」

と言って戻り始めた


「…皆何か私たちに隠してない?」

とレイルが夕食の時聞いてきた

「さぁ?わからないな」

モグモグとブロッコリーをかじりながら

答える

「何か怪しいなぁー」

そうだっ!とレイルが手を叩いた

「こっそりと見に行こう!何を隠してるのかさ!」

「え…?」


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