休息
フォレルはのんびりと部屋でしていた
レイルも隣の部屋で何やらしている
たまにガチャン!とかバキン!とか嫌な音が聞こえるがフォレルはあえて気にしなかった
いや、気にしたら負けだ
首の近くに手を出すがその手は空を切る
「あ…」
首飾りは今は隊長逹が持っているんだった、と思った
ため息をついてベットから起き上がる
それと同時にドアがノックされた
「??リュリィさんかな?はーい!今開けます!」
ドアを開けて見えたのは変な物体と液体を持ったレイルだった
「ふふふ。残念ながらリュリィさんでもニイリアさんでもなかったぞ!」
楽しそうに部屋に入ってきてくるりと回って
フォレルに変なもの逹を見せる
「見よ!これが私の精進料理!」
「…………それが?」
「そう!この飲み物はね、解毒剤をベースに作ったんだ!効果は試してないけど多分ばつぐんだよ!」
「瀕死になるのがな」
ボソッと言ったので聞こえはしなかったようだ
気にせずレイルは続ける
「でねでね!こっちは種類変化生物用なんだよ!」
「どう言うこと?」
「これね!食べたら麻痺しちゃうんだよ!数秒間動けなくなっちゃうの!スゴいでしょ!」
「間違ってたべないようにね」
今度は即答してしまった
たべないよ!とレイルが反論する
「でもまたなんで?」
「何が?」
「なんでこれ作ったの?」
あー…、とレイルが言葉に詰まるが言った
「フォレルのサポートをしっかりできるようにだよ!フォレルが種類変化生物に集中できるようにって考えたんだ!」
……そこまで考えてくれたのか
調整照れくさいような
「ありがとう、レイル」
「こちらこそ!」
じゃーねー、とレイルは出ていった
「…………あ」
この変なの置いてった