石碑─アリアの遺言─
地下へ潜り続けて早5分
あるのは階段のみ
少しだけ奥が明るいなとだけしか
わからない
「………」
なにも言えなかった
それにここにはいっても
本部には帰れない
「…っはぁ…」
不思議とため息が出る
なにも思ってはないが
取り敢えず一人でいるとなると
寂しい気はした
レイル…怒ってるだろうな
突き飛ばしたのを後で謝らなくては…
そう考えているうちに
広い場所へ出る
半円で中心に何かの石碑その回りには泉
青白く光っていた
「…?」
光がないのに泉が青白く光るのか?
という疑問を持ったがんなことを
考えるときりがない
取り敢えずその辺りを散策する
不思議と変わった場所はない
ここが一番奥なのかもしれない
スッと視線を石碑へ移す
あそこには何がかかれているのだろう
幸いにも泉は半径1メートルという辺りで
軽々と飛び越えれた
─私、アリア・リュシュクルはここに眠る
これ見し方よ、どうか願いたい
我が兄フォレル・リュシュクルに伝えて
い……ら昔…………種類……生物と……い
が…ま……らフォ……家との………………
我が兄の未来を信じて……
「こ…、これ…」
アリアがフォレルに宛てた遺言!?
「ど…どう言うことだ…?!」




