尋問
夜中にリュリィはティアルの部屋を訪れた
「ティアル、リュリィです。入ります」
「ああ」
ガチャとドアをあける
「ティアル、頼まれていた調べ事終わりましたよ」
「そうか、相変わらず仕事が早いな」
「終わったことは終わったのですが
1つ分からなかったことがあります」
「?」
ティアルは資料をリュリィから貰う
そしてペラペラと見ていった
「………、あるな、1つ」
「ええ、あります」
フォレル一家は………を……する家系である
という文章があった
「……フォレルはそんなこと1つも
言わなかったよな」
「知らなかった…とは考えられます」
「……もしかしたらアリアと関係が…?」
「どういうことです?」
「アリアが仮定だが操るとかんがえてるだろ?それが関係してるんでは…とな」
うーん…とリュリィがうなる
「それも考えられますね」
「それも?」
あ、いえいえといった
「?そうか…?」
「はい」
では…といってリュリィはでていった
「…フォレルはもしかしたら、アリアと同じ
血をついでなくて…とも考えられます」
ボソリと呟いた
「ん…?あ…?」
目を覚めると話をしたベットの上にいた
「あ…、ふう…」
昨日のことは殆ど何故か覚えていない
特に脱走したときのことは
「目が覚めたのか?」
とティアルが入ってくる
「あ…、はい」
少しだけ体を起こそうとする
それをティアルが手で制した
「起きるな、体に触る」
ふと横を見た
「スースー」
と寝息をたてながら寝ているレイルがいた
「フッ…」
少しだけ微笑んだ
生きていて…くれた
「隊長…」
「どうした?」
「俺…、アリアのあの力みたいなことは
何一つ知りません、でも…」
強くなって、アリアの操るあの未確認生物を
倒していきます
と言った
「……、頼んだぞ」