表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
水面  作者: 白瀬 翠
23/27

二次試験に向けて


 二次対策が、本格的に始まった。


 共通テストとは違い、記述式になる。

 

「また、途中式抜けてる」

 

(分かってるのに)


 焦ると、雑になる。雑になると、点が落ちる。


 悪循環。


 模試の判定は、AとBの間を行き来していた。


(安心できない)



 夜。


 碧人と並んで、オンライン自習。

 画面越しに、無言で問題を解く。


「……疲れた」


 優希が呟くと、 碧人もペンを置いた。


「もう、嫌になる」 「もしさ」


 優希は、少し迷ってから言う。


「落ちたら……どうする?」


『もう一回、挑戦する』


 即答だった。


『後悔するより、そっちのほうがいい』


 優希は、頷く。


「私も」


 私にとっては医学部じゃなきゃ、意味がない。逃げ道は、作らなかった。


(覚悟、決めた)


 その日から、勉強の質が変わった。

 不安を消すためじゃない。合格するための勉強。

 分からない問題は、分かるまで放置しない。


 疲れたら、五分だけ休む。

 そして、また机に戻る。


(私は、医者になる)


 理由は、もう揺れない。

 支えられた時間。怪我で、水の外にいた日々。

 全部が、今につながっている。


 カレンダーを見る。


 二次試験まで、あと三週間。

 優希は、ペンを握り直した。


(ここからだ)




初めまして。お読みいただきありがとうございます♪

白瀬翠と申します。

水泳部を舞台とした健全なストーリーが少ないと感じたので今回このような作品を執筆させていただきました。

皆様に楽しんでいただけると幸いです。


また、誤字・脱字、不適切な表現等がありましたらコメントで教えていただけると嬉しいです。

その他なんでもお待ちしております。


この作品が日々努力するあなたの背中をそっと押せるような一作となりますように。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ