理解と走馬灯
むっずいラノベ
「なあ!ジジイ?ここがどこか教えろよ」
「だぁから!何回言えば良いんだよ!ここは人里離れた山奥の小屋だっつってんだろ!」
「んー、なるほどねー?そんな口の聞き方で良いのかなぁー?うへへへ」
なんとか立場が逆転したのは良いものの、ジジイをこのまま縛ったままここから出るわけにも行かないだろうか。
「わっ、わかった!待て待て!落ち着け!な、な?」
と言うのも、これは俺の趣味に過ぎない行為だ。
ここがだいたいもう把握してるし、俺があっちで死んだことも思い出してきた。確か、走馬灯は…。
「じゃあさ、教えてくれよ走馬灯って知ってるか?いひひ」
ジジイが用意しただろう拷問用の器具なのか、実験のための器具なのかわからない電気ショック的な何か…。
それを手に持つ。
「へっ?待ってくれ!走馬灯ってのは死ぬ間際に見れるやつだろ?なあ、へへへ。俺様はまだ死にたくないから、なあ?」
「あー!うざい!なんで走馬灯が母さんとのファーストキスなんだよジジイ!ふざけんじゃー!ねええええ!」
「しーらーねえええよおおおお!!」
何かもわからないスイッチを押して、俺の発狂と共にジジイに押し当てると、やっぱり高圧な電流が流れて、その威力はジジイの反応見る限りだった。
「あひゃひゃひゃひゃ!!!」
「がひゃああああ!!」
んふ