0話 あおはる
ふと頭で描いた妄想を文字に起こしたいと感じ、投稿することを決意しました。以後「青春初心者!~あおはる~」をよろしくお願い致します!
第0話 あおはる
ガタンゴトン....、ガタンゴトン....。
今日は6人で行く初めての海だった。今はそこへ向かうための電車に揺られている。
女1「侑都、ちゃんと水着持ってきた?」
そう聞いてきたのは小学校からの幼馴染である、*****だ。
俺「ばっちり駅前の服屋で買ってきたぞ。」
女1「はぁ、忘れたのね。。。」
全員「ふふっ、あはははっ!」
こんな他愛もない会話でみんなが笑う。なんて美しく、輝かしい空間なのだろう。
男1「おいおい、気をつけろよー(笑)」
俺が高校に行ってからできた親友*****は笑いながら注意する。
女2「先輩って学習能力ないんですか?(笑)」
そして高校の後輩である*****は、笑顔で割と棘のある言葉を言う。
と、ここまでを客観的に見て、今の俺はとても充実した高校生活を送っていることが分かる。いわゆる青春というやつだ――。
せっかくだから残りの2人もついでに紹介しておこう。二人の内、片方は俺の実の妹で、名前は**.....、もう一人は........で......なのだ......。
....チュンチュンチュン。ーー光が眩しい。
俺は薄く開いた目を擦りながら体を起こし、おもむろに呟いた。
「分かってたさ――これが夢だってことくらい。」