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第二十三章 仲直りの印
あれから一週間が過ぎ、今日は日曜日。
仲直りの印としてデートしようと白崎から誘われた。
俺は白崎とデートすることにした。
まず、断る理由なんてないし前回は行けなかったし。
だが、仲直りの印としてデートはどうなのかなと思う。
普通、カップルの仲直りの印はキス的なものだと思う。
でも、今は白崎とデート出来ることが嬉しくてたまらない。
そんなことを思ってニヤニヤしていると、正面から声を掛けられた。
「なぜあなたはこんな所でニヤニヤしているのかしら」
「いや、白崎。これはだなぁ。白崎が可愛いから」
白崎が可愛いというのは嘘ではない。
いつも可愛いけど、今日は一段と可愛い。
とても、白いワンピースが似合っている。
白崎は顔を赤くしながら、可愛く怒ってきた。
「そんなんで私の機嫌をとろうなんて100年早いのよ。でも、ありがとう。嬉しい」
可愛い。
口には出さなかった。
こうして始まった俺と白崎のデート。
楽しめたらいいな。
はいどうも、漆黒の帝王です。
今回も読んでくださりありがとうございます!