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第十六章 告白の返事

 あれから数日が経った今日、俺は人生の分岐点にいる。


分岐点とは、夏姫と付き合うか、付き合わないの二択だ。


俺が、悩んで、悩んで出した決断は付き合わないことだ。


付き合ったら、毎日がとても楽しいものになるだろう。

でも、白崎と付き合っているし白崎にあんな酷いことをしたんだ。

今更、白崎と別れて夏姫と付き合っても、誰も納得しないし、これ以上俺はクズになりたくない。

俺は、何となく覚悟を決めて家を飛び出した。

夏姫との待ち合わせ場所は、俺が告られた教室だ。


いつもより、足が物凄く重く感じた。

何でだろう?と考えているうちに学校に着いてしまった。


教室に入って、教室内を見回すと紗弥がいた。

一瞬、紗弥と目が合ったがすぐに逸らされた。

俺嫌われているのかな?


今日は、そんなことを気にしている場合ではない。

夏姫のことしか考えないようにしなくちゃ。


そして、夏姫のことしか考えていないので、当然授業に集中出来ず今日の授業が終わった。


放課後、夏姫が来るのを待った。

俺が、来るのが遅いので宿題をやろうとして筆記用具を机の上に置いた瞬間夏姫が来た。

おいおい、来るタイミング悪すぎるだろ。

筆記用具出したじゃないか。


「遅れてごめんなさい。今日日直だったから。そんなことよりも返事は?」

「夏姫……ごめん。夏姫とは付き合えない」

「何で?もしかして、もう誰かと付き合ってたとか?」

「うん」

「付き合ってたんだったらなぜあの時言わなかったの?」

「そ、それは夏姫のことが好きだから迷った」

「あなた最低ね。もう顔も見たくない」

それだけ言うと夏姫は教室を飛び出して出ていった。


そして、教室に一人取り残された俺はただ立ち尽くしている。


はいどうも、漆黒の帝王です。

今回も読んでいただきありがとうございます!

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