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第十二章 俺の一日が終わった
今俺は、授業に集中出来ていない。
夏姫のこともそうなのだが、また別のことで集中出来ない。
それは……紗弥が授業中、チラチラこっちをチラ見してることだ。
今はまだ三時間目。
一、二時間目もこんな感じだった。
あんなことを言ってしまった後だから話掛けずらいのでほっといていたらこの有様だ。
紗綾の席は、俺の右の列の一番前だ。
誰か、紗弥を注意してやってくれ。
あぁもうっ、ぜんぜん先生の話が頭の中に入らねぇ。
こうなったら、次の休み時間に言ってやろう。
と決意した俺であったが、結局言えないまま一日が終了した。
はいどうも、漆黒の帝王です。
今回も読んでいただきありがとうございます!