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魔物には濃いキャラの人が沢山

更新します。

「ん?コスモ様・・・と、お前は・・・」


「ああ、アグニ、丁度よかった」


部屋を出てすぐ、騎士のような出で立ちをした女性に会った。・・・鱗がちらほら見えてるから種族はリザードマン、といったところか。


「アグニ、というと、僕を助けてくれた・・・」


「やはりそうだったか。意識が戻ったんだな。急に空から落ちてきたから流石に驚いたぞ・・・」


驚かないほうがすごいよね。普通。


「おっと、名乗るのが遅れたな。我が名はアグニ、昔はとある騎士団に所属していたのだが、今は訳あってコスモ様に仕えている」


「僕はアビス、若干記憶を失っているけど・・・まぁ、そのうち戻ると思う」


「そうなのか。それは大変だな・・・」


「まぁ、強く頭打ったらしいからありそうな話だけどね」


にしても騎士団に所属してたのか。道理で立派な鎧とか装備してるわけだ。


「ん?ご主人じゃないか」


ふと、後ろから男性の声がした。


「ああ、キリトか」


「キリト?」


後ろに振り返ると、緑色の肌をした魔物がいた。


「ん?その人間は姉御が連れてきたやつか?」


姉御、てアグニのことか・・・


「そうだ。アビス、紹介しよう。彼はキリト、種族はゴブリンだ。・・・といっても、底らのゴブリンとは比べものにならないくらい強いがな」


確かに雰囲気が歴戦の勇士みたいだ。ゴブリンというと弱いイメージが強いが、彼に関しては別みたいだ。


「よう人間、俺はさっきご主人が紹介したとおり名前はキリト、て言う。あ、因みにお前の着替えやったの俺な」


「そうだったんだ。有難う。僕はアビス、ていうんだ」


「アビスか、いい名前じゃないか。元々着てた服は今干してあるし、付けてた剣とかはとりあえず広間に置いてあるから。なに大丈夫、「触るな危険」、ていう注意書き置いてあるから」


その注意書きはどうかと思うけど・・・まぁ剣確かに危険だけどね。


・・・ん?剣?そんなの装備してたんだ。


「なかなか立派な剣だったぜ。長いのと短いのがあってな」


・・・あれ?長いのと短いの?どこかで身に覚えがあるような・・・


「じゃあ、今から取りにいくか?」


コスモがそう提案してきた。・・・確かにどんな剣か確認したいな。


「そうしよう。広間、て何処にあるの?」


「こっちだ。ついてこい」


「あ、なら私もついていこう。キリトは来るか?」


「俺はパスするわ。ちょっと別の用事頼まれててな」


「・・・ひょっとして、またあいつか?」


「ご主人、お察しの通りだ・・・」


何があったんだ一体。


「あ、アビスは気にしなくていい。寧ろ気にしないでくれ・・・」


とりあえずなんかやばそうだから正直に従った。




「それにしても部屋が多いんだねこの屋敷・・・扉多すぎでしょ・・・」


「まぁ、空き部屋もいくらかあるがな。ここには友好派の魔物がたまに流れ着くからその者達の住処を提供しているんだ」


「成る程ね・・・」


「私はとある任務で怪我をしたとき、偶々この辺りで倒れたんだ。そのときコスモ様に助けられてな。騎士団を離れてからも、その時の恩義に報いるべく、今ここにいる」


「そこまで思われることをしたつもりはないんだがな・・・」


そういってコスモは苦笑いした。



「あれ?コスモさん?」


「ん?おお、ルルか」


しばらく歩いているとまた屋敷の住人に会った。

今度は見た感じ僕より年下の女の子で、犬耳と尻尾が生えており、手に肉球があり・・・


・・・あれ?こんな魔物いたっけ?


「彼女はルル。種族はクーシーだ」


あ、成る程ね。クーシーは確か犬妖精だっけ。


「ん?この人は?」


「彼はアビス、さっきアグニが連れてきた人間だ」


「ふーん・・・」


そういうとルルは僕に近寄り、まじまじと僕を見つめた。


「え、えーと・・・?」


「・・・」


いや、まぁ、興味を持たれた、てことはなんとなく分かるけど・・・


そんなことを考えていたら、彼女は急ににっこりと笑って・・・


「わん♪」


「え、ちょ!?」


・・・なんと、抱きつかれた。


「お、アビス、初対面で懐かれたな」


懐かれた、て・・・こういうとこは犬と変わらないのね・・・さっきも「わん」て鳴いたし・・・


「あ、あはは・・・」


でも何故だろう。物凄く恥ずかしい。犬は転成前に飼ってたからよく乗っかられてたけどその時には恥ずかしさなんてなかった。


なんでだろうな?考えられるとしたら見た目が可愛い女の子だからかな?


「ルル、アビスはこれから用事があるんだ。甘えたいならまた後にしてくれ」


「う〜・・・じゃあついていっていい?」


「ん?まぁ、構わないが・・・」


「わーい♪」


こうして見ると無邪気な女の子だな。


「じゃあ行くか。広間はすぐそこだから」


「分かった」


僕達はまた歩きだす。





・・・ところで・・・


「あの〜いつまで抱きついてるの?」(ー ー;)


「わう〜♪」(^^)


「聞いてないなこりゃ・・・」(ー ー;)



たまに思うが、コスモとアグニ、カッコ内で見分けつかなくなる時があるような・・・他の作品みたくカッコ前に誰の台詞か書いた方がいいだろうか?

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