第2章 登場人物紹介
本章に登場した人物の一覧です。
記載されている情報は本章終了時までのものですので、本章をお読みになってからご覧ください。
なお、○は本章初出の人物、●は前章までで既出の人物(前章登場人物紹介からの追加情報ある場合あり)です。
□少年魔王サイド:初出の主な登場人物
○ダライア二世:(ダライア・リールベルタ) 年齢:31歳
西方の辺境国家リールベルタ王国の国王。魔王一味にあっさり国を乗っ取られた気の毒な国王陛下。若いなりにも優秀な人物だが、三歳の娘エレナを溺愛する子煩悩な一面もある。
○エレナ・リールベルタ 年齢:3歳(?)
可愛らしい金髪の幼女。リールベルタ王国の王女殿下。その歳の子供とは思えないほどの悪女ぶりを発揮することがある。なぜかネザクがお気に入り。
○シュリ・マルクトクァール 年齢:17歳
短めの金髪から金の猫耳を生やし、しなやかな金の尾を持つ少女。魔闘術師兼霊戦術師の『狭間の子』。獣人族の中でも敏捷性に定評のある金虎族。目の前の獲物に向かって『猫まっしぐら』な自称「大怪盗」。月獣を操る力がある。
■少年魔王サイド:前章までに既出の主な登場人物
●ネザク・アストライア 年齢:13歳
金髪碧眼の美少年。少年魔王(にして、着せ替え人形)。月召術師。真っ黒な姉にそそのかされて、成り行きで『世界征服』を志す。自分を知る者から『魂の力』を吸収する『ルナティックドレイン』の能力を有し、それが発動する際は瞳が赤く輝く。最近では、そんな特異能力もすっかり忘れ去られている。
●カグヤ・ネメシス 年齢:24歳
黒衣黒髪の妖艶な美女。黒の魔女。黒魔術師。ネザクと共に『世界征服』を目指すべく、色々と暗躍(?)している。最近では、サディスティックな『お姉ちゃん』と化してきている。
●リゼルアドラ 年齢:不明
闇色の髪と紫紺の瞳を持つ美女。かつて人々を恐怖と絶望の淵に叩き込んだ暗界第二階位、伝説級の『魔』である……はずだが、あらゆる意味で残念な魔人。最近では、ネザクのために『可愛く』なろうと努力している。
●エリック・ヴェスターグ 年齢:33歳
魔王ネザクの第一の騎士。無精ひげを生やしている。かつてはリールベルタ王国の魔導騎士団に所属していたこともある。あらゆる面でネザクとカグヤの姉弟の被害を受け続けている苦労人。最近では、というか、相も変わらずストレスは増すばかり。
●ルカ・フローレンス 年齢:16歳
ブラウンの髪を三つ編みにしたメイド。天性の才能(?)を持つがゆえに、リゼルに弟子入りされてしまった不幸な少女。最近では、本人の意に反し、『お師匠さま』の立ち位置が板についてきてしまっている。
●リラ・レミグランス 年齢:16歳
短めの黒髪に幼い顔立ちをしたメイド。ルカの親友で、同じくリゼルに弟子入りされてしまったはずだが、何だかんだと彼女にすべてを押し付けている。可愛いものが大好き。最近では、ネザクを着せ替えさせるのも大好き。
□英雄少女サイド:初出の主な登場人物
○ミリアナ・ファルハウト 年齢40(?)歳
白い髪に銀の瞳の女性で、巫女服に身を包んでいる。月影の巫女。月召術師。四大系統の術は使用しない。十年前の邪竜戦争における五英雄の一人。当時は強力な災害級の『魔』であるリンドブルムを駆り、戦場で多大な戦果を挙げていた。『おばさん』は禁句。
○銀翼竜王リンドブルム 年齢不詳
幻界第四階位の災害級の『魔』。強靭な銀の鱗を持つ巨大な翼竜。ミリアナとは長い付き合いがあるらしい。
○ルーファス・クラスタ 年齢:18歳
黒髪に深緑の瞳、女性的な白い顔に斜めに走る刀傷が印象的な少年。ダークエルフ族。白霊術師。固有技である白霊剣技を使いこなす。性質が悪くて都合が悪く、察しが悪くて間が悪い──特異体質(?)を有している。
■英雄少女サイド:前章までに既出の主な登場人物
●エリザ・ルナルフレア 年齢:15歳
炎のような赤い髪の少女。英雄少女。星喚術師。英雄養成学院に史上最低の成績でトップ合格を果たした。邪竜を倒した学院長を超える英雄となるべく、『魔王退治』を志す。リンドブルムをライバル認定(一方的に)する強者。
●アルフレッド・ルーヴェル 年齢:26歳
落ち着いた蒼い眼差しに、癖のある薄茶色の髪をした青年。星霊剣士。白霊術師かつ星喚術師。十年前に邪竜を倒した五英雄の一人。英雄養成学院の学院長。災害級の『魔』に向かって、初年度の生徒をけしかける極悪人。
●リリア・ブルーブラッド 年齢:15歳
白金の髪をツインテールにした蒼い瞳の少女。吸血の姫。霊戦術師。北の国家、黎明の国『プラグマ伯爵領』に百年に一度生まれる『蒼い血の娘』。エリザの親友(兼保護者役)。『恋愛小説好き』を知られた相手を口封じに抹殺しようとする暴力主義者。
●エドガー・バーミリオン 年齢:16歳
銀の髪から獣耳を生やし、ふさふさとした銀の尾を持つ少年。魔闘術師。獣人の中でも特に強靭な肉体を持った銀狼族。五英雄の一人、銀牙の獣王イデオン・バーミリオンの息子。好みのタイプならすぐ惚れる浮気者。
●ルヴィナ・ハーティシア 年齢:17歳
長く白い髪に銀の瞳をした少女。月影一族(エルフ族との混血児)。白霊術師かつ月召術師。優れた白霊術の使い手でありながら、同時に強力な『魔』を召喚する。嫌いな相手にのみ、態度が激変する二重人格者。
●エルムンド・ギエナビク 年齢:54歳
外れやすい顎を持つ(?)初老の男性。学院の副院長。学院経営や教育に不慣れなアルフレッドを支えてきた人物。常識人ではあるが、どんなに身分の高い生徒でも特別扱いしないという徹底した方針を持つ優れた教育者。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
ここまでが「第2章 夢へと続く道」になります。
次話からは「第3章 魔王のはじまり」が始まります。




